【ISIS Selection 12】悪魔に無関心な歌〜ジャック・レヴィー・インタビュー

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ジャック・レヴィー・インタビュー( 1 / 6 )

ジャック・レヴィーについて

悪魔に無関心な歌
ジャック・レヴィ・インタビュー

聞き手:デレク・バーカー


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 1937年にニューヨーク・シティで誕生したジャック・レヴィは、ディランと《欲望》収録曲を共作し、彼が行なった最高のコンサート・ツアーと目されているローリング・サンダー・レヴューのディレクターを務めた人物だ。
 レヴィはミシガン州立大学で臨床心理学を学び、博士号を取得。その後、カンザス州トピカのメニンガー・ファンデーションで働くかたわら、趣味として地元のシアターで演劇監督としての腕を試す。1965年にレヴィは精神科医の仕事を辞めてニューヨークに戻り、演劇監督という新たなキャリアを追求することになる。
 レヴィの大志は間もなく実を結び、長らくニューヨークでプロの演劇監督として活躍し、2004年9月に死去するまでコルゲート大学で後進の指導も行なった。彼が監督を務めたブロードウェイ作品の中には『オー!カルカッタ!』『ドゥーンズベリー』などがあり、前者はジョン・レノン、サミュエル・ベケット、サム・シェパードらと共に脚本スケッチも担当した。
 オフ・ブロードウェイ作品の代表作には『Scuba Duba』『Red Cross』『Geography Of A Horse Dreamer』等があり、後者2作品は劇作家サム・シェパードが脚本を担当している。レヴィが劇中歌の作詞を担当したミュージカル版『フェーム』は、ロンドンを含むヨーロッパの主要都市で上演された大成功作である。
 レヴィはまた、作詞家としてロジャー・マッギン、ザ・バーズと共作。彼が作詞を担当した曲をレコーディングしたアーティストには、ジョー・コッカー、カーリー・サイモン、ジェリー・リー・ルイスらがいる。ボブ・ディランとの出会いはロジャー・マッギンとのコラボレーションがきっかけだった。
(デレク・バーカー)


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左から:ハワード・アーク、ボブ・ディラン、ジャック・レヴィー




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