中学生の頃、国語の授業中での出来事。先生が一番前の席の女子生徒をさして「林」さんと言いました。
「先生、わたし森です!」
と、彼女が言うと先生は黒板に「林」と書きました。
そしてすぐに「林」という漢字の上に「木」という漢字を乗せました。
見事に「森」が完成!
飄々とした表情で先生は言いました。
†††
「林が森になるには、あと3425ポイントの経験値が必要です!」
「えっ!?」
呆気にとられている森の隣の女子生徒が小声で話しかけてきました。
「林さんファイトぉ。私、桂木まで1233ポイントなの。それまでは杜木なのよねー。お互いがんばろ!」
「・・・。」