嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第5巻(完結)

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投稿152 バックニーは片麻痺で生じないというお話、、、?

おはようございます。

昨日は足関節のことを書いておりますけどね。

関連して、バックニーのことに触れておきましょう。

、、、、

あくまでも経験側ですけどね。

管理者はバックニーのお客様にも、それは経験がありますけど

生じてしまったバックニーのお客様です。

で、ほかに受け持ったお客様のことを考えてみますとね。

バックニーというものが進行してしまうようなお客様には

当たったことがないんですね。

????

いえいえ、バックニーが進行してしまった人は最近でもみかけているんです。

でも、それは、私の担当とかじゃなくてね

今も施設にはおられますけど。

もはや歩いておられませんので、それ以上の進行はない様子ですけどね。

、、、、

で、実際に片麻痺でバックニーが生じるのかということですけど。

やはり、バックニーを助長する対応、つまりは歩行全般になりますけど

そのことによって

膝が過伸展するということがあると思うんですね。

ただ、それだけのことではないのでしょうか?

、、、、

つまり、片麻痺であると、見かけ上の伸展パターンを呈することが多いために

膝を伸ばしてロックさせる歩き方が自然と起こりやすくなるということです。

、、、、

で、前回の記事の補足をしなければ誤解されますので

こういう記事を書いたんですけどね。

足関節の背屈だけを重点的にすれば

当然、伸展パターンにおいては

今度は膝をロッキングさせるということが想像できると思うんですね。

ですから、足関節を背屈していくのは、もちろん必要ですけど

その際には、膝は緩めるということを同時に

対応していくようにしなければいけないんですね。

????

そうすると、今度は、下肢で体重を棒のように

その長軸方向での耐性によって、支えるということでは

非常に不安定な感覚になるかと思うんですけどね。

膝をロックさせなければ体重が支えられないと思うこと自体が

そもそも間違っているわけですけど。

????

筋緊張が弛緩しているという方においては

当然、膝折れということを考えますよね。

本当にいつまでも膝折れするのでしょうか?

このあたりの考え方に、リハビリ専門職はどのように知見をもっているのか?

と疑問が生じます。

膝をロックするのではなく

膝折れしないようにすればいいだけのことですよね。

ですから、膝折れするのであれば

それはそういう状況が改善しなければ

長下肢装具の使用ということもあるわけですけど。

本当にそういう装具を使用しなければいけないのか?

つまりは、膝ががくっと落ちなければいいだけのことですから

そこに本当にメタルでの装具が必要か?

という感覚です。

、、、、

ま、こういうことも意識していただき

実はバックニーというものは、片麻痺が原因で生じているものでは

ないとしていただきたいわけです。

少なくとも、26年お客様をみていますけどね。

バックニーの傾向を助長してしまったことは

極端なバックニーにはなりませんでしたけどね

一例しか経験しておりません。

で、その予防には当然ですけどね

プラスチック装具の有効性があると思っていますけど。

ただ、装具も過信するとまた、その先に進めなくなりますので

この程度の説明にしておきたいと思います。

ですから、足関節と膝は連動して対応するということ

しかし、足関節背屈を優先して対応を進めるということで

最近の管理者は、そのように統一的にアプローチを行っております。

ま、出かけますから、このくらいにしておきますね。では。

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投稿153 管理者リラクゼーション総論ですけど、、、

こんばんは。

ま、気分を代えて管理者のリラクゼーションについての

記事を書きますけどね。

細かな手技手法については特集リラクゼーションにも

あはは

最近書いてませんけどね。

お読みください。

で、今日は日曜日ですよね。

、、、、

管理者は田舎の近所の方に、ときどきリラクゼーションを頼まれます。

もちろん、無償ですけどね。お茶とかコーヒーとかは

いただいてきますけど。

、、、、

で、やはり、そういうことは、

お客様が一番わかるわけですよね。

つまり体調にも影響するということをですね。

、、、、

ま、世の中には、決して医学的な対応がすべてではないという認識で

しっかりと記事を読んでくださいね。

大事なことをいくつか書きますけどね。

もちろん、過去記事にはかなり投稿済みですので

再投稿という感覚でもいいんですけど。

、、、、

さて、管理者のリラクゼーションというのは

通常のマッサージとは趣旨が違います。

????

もちろん、精神的なリラクゼーションということではないんですね。

結果としては、そういうことも非常に大きいですけど。

手技が違うということです。

通常のマッサージということでは

お客様は大抵、姿勢は決まっていますし

関節を逐一動かすようなことはあまりないわけですね。

しかし

管理者のリラクゼーションというのは

ターゲットである筋肉があるとしますと

その筋肉がもっとも柔軟性を認める状態に

関節の位置をかえるわけです。

すると、筋肉は緩みが生じるということですよね。

ですから、一番ほぐすに最適な状態ということを常に意識するわけです。

これが大前提ですね。

、、、、

つまり、一定の姿勢で満遍なく筋肉を十分にほぐすことができるか?

といえば、もちろん、身体が非常にやわらかい人であれば

いくらでも結果はついてくるんでしょうけど

問題は、片麻痺のように身体の緊張の亢進までともなうように

筋肉が硬く、また縮んでしまっている状態を

通常のマッサージ的な手技で対応できるはずがないという

そういうことが背景にあるからです。

、、、、

ま、このくらいにしておきますね。

、、、、

そして、リラクゼーションは身体のどこに実施するのか?

特定の部位の説明はここでは省略してしまいますけど

そういうことではなく

片麻痺のお客様にはどこに対応するのか?

という考えですね。

どこでしょうか?

あはは、申し訳ないですけどね。

全身という考えが正解であると思っております。

つまり、麻痺側だけとかいうのは、決定的な判断ミスになるんです。

ま、どうしてかは、過去記事にいくらでも書いてありますのでね。

これも省略しますけど。

とにかく、麻痺側とか非麻痺側というように考えるのは間違いである

と申しておきましょうね。

しかし

麻痺側を先に対応しなければいけない!

というのは、管理者の対応では原則としています。

????

理由ですか?

いえいえ、お客様の治療の対象はあくまでも

麻痺側であるからです。したがって

本当はどちらでもいいとは思っているんですけどね。

仮に対応中にお客様に何か急用ができたとかしますと

麻痺側を対応しないまま終了するということも予測できます。

それを未然に防ぐというだけの考えです(笑)。

、、、、

ま、心情的にもやはりお客様の麻痺側を大事にするということで

ご理解いただきたく思いますけどね。

、、、、

で、いったいリラクゼーションは近位から対応するというのが

管理者見解になります。

????

おかしいですかね?

たとえば、浮腫の軽減とかについても

どうしても遠位からの対応、すなわち直接的な対応に

考えがちですけどね。

すると効率がよくないんですね。

????

つまり、リンパや静脈の流れを良くしたいと思っても

その出口に相当する部分で

循環は悪くなっているということを

いくら遠位から押し上げても、それは流れが途中で滞るということですよね。

、、、、

要するに、土日の高速道路みたいなものです。

当然、いくら交通の流れがよさそうでも

その出口付近とかジャンクションにおいては

渋滞しますよね。

おなじ理屈です。

簡単ですよね。

つまりは、高速道路の出口をしっかりと開放しなければ

渋滞緩和にはならないために

ETCがあるとかないとかにかかわらず

やはり料金所については、できるだけゲートがあったほうがいいということになります。

、、、、

、、、、

と考えますとね。リラクゼーションは

できるだけ体幹に近いところ、もちろん体幹に直接も実施しますけど

上肢や下肢については、体幹に近いところからの

対応を行うようにしております。

しかし、下肢については、いくらなんでもね

やはり大腿部というのは、慣れない人には結構刺激が入ってしまうということで

お客様の状況で、ふくらはぎからの対応をすることも多いんですけど

いずれにしても一旦、近位の循環を良くするという考えで

できるだけ、近位から遠位にかけての順番で対応します。

その次に、遠位から近位に押し上げていくようにするんですね。

、、、、

これが管理者流です。

、、、、

で、とりあえず今回の最後にしておきますけどね。

どの程度のリラクゼーションを行っているのか?

といいますと、皆さんはいかが思われますか?

過去記事を入念にチェックしている方にはおわかりの方も

おられるかも知れませんけどね。

対応する前と対応した後の筋肉の状態が

いったい、どの程度の柔軟性を保つようにするのかということです。

すなわち、リラクゼーションの目標をどこに設定するか?

ということですけど。

、、、、

これだけは、続きを読む

に書いておきましょうね。では。

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投稿154 麻痺側だけに荷重させようとするとほぼ失敗する!

おはようございます。

ま、前にも書いているんですけどね。

管理者がリラクゼーション手技をお客様の左右下肢に均等に対応する

その理由とも関連するんですけど。

、、、、

麻痺側によく荷重するという練習をみます。

ま、一時的な対応であり

やはり治療側の自己満足のような対応に思えるんですね。

、、、、

つまり、いくらそういうことをしてみても

それはあきらかに練習だけのときの状況に過ぎないということであり

お客様が普通の場面で歩いているのをみれば

何も変わらないということになると思うんですね。

意図的に一時的に歩行しやすくするということを

全否定はしないんですけどね。

やはり日常においていかに自然な左右均等に荷重されている

そういう歩行をするかということが重要なポイントになろうかと

考えます。

????

????

そういうことをするためには

実施できるようにするには

荷重ということよりも

スムースに歩行周期ということから

麻痺側の下肢を円滑に、無駄な力を生じさせること無く

足の運びを良くしていくということ

そして、自然に荷重するというよりも

体重が載せやすくなるということに意識を変えられるように

したいものであると思うんですね。

、、、、

で、結局は荷重させることになりますけど(笑)。

無理なく荷重するという感覚ですね。

それがいかにできるようになるかといえば

両側に均等にリラクゼーションするということでのみ

最も効率よく行われるようになるというのが

管理者の確信ですけど。

、、、、

つまり、全身的に重心が非麻痺側にシフトしているのを

そこに及ばないで、麻痺側に荷重させるとしても

重心そのものが非麻痺側に残ったままでは

さらに身体にはストレスがかかると思うべきであり

当然、一時的な対応でなんとかなるものではなく

元に戻そうとする力が、より強化されてしまうという

現象が起こるとすべきです。

、、、、

そういうふうに人の身体というのはできているだけなんですね。

したがって、本当にすべきことは

非麻痺側に重心がシフトしている状態を

いかに正中位に戻せるかということになり

そのためには、非麻痺側に過剰な努力性収縮の持続によって生じている

過緊張状態をほぐす必要があるということです。

疲れをとるといってもいいんですけどね。

そうすると

自然と、ほんのわずかでしょうけど

重心は麻痺側に移行できやすくなります。

もちろん、ほんのわずかのことです。

しかし、そのほんのわずかが取り戻せるかどうかの

その積み上げによって

お客様の姿勢は左右対称に近づく、ということを

きちんと対応すべきなんですね。

、、、、

ですから麻痺側の荷重ということだけでは

当然ですけどね

そこに最高の筋肉の状態が構築されているのであれば

管理者は特に申し上げるまでもありませんけど。

通常のリハビリ対応では

とても、そのようなレベルであるはずがなく

いたずらに作用と反作用の理論でいけば

無理に荷重させても、それはストレスが強度になるだけで

結局はアキレス腱の逃避反射を強めるということを

助長するだけのことなんですね。

それでは、本当に歩行時に何ができるのか

きちんと体重を乗せるということは

いつまでもできないというわけです。

入念に十分にそれも健常者以上に

やわらかい筋肉を作れば

おのずと自然に両下肢に、体重がかかっても

自重でストレッチできてくるんですね。

こういうことを応用させればいいだけのことですけど。

、、、、

ま、感覚的にとらえていただければいいんですがね。

今朝はこのくらいにしておきますけどね。では。

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投稿155 除重力という概念は非常に重要である!

こんばんは。

除重力ということを取り上げてみようと思うんですけどね。

????

これは非常に大事な概念と思います。

、、、、

いきなりですけどね。

特に体幹から上肢ということでは、この概念はできれば

急性期から持ち込みたいくらいなんです。

しかし、先に申し上げますけど。

人の身体で除重力という考え方を導入したいと思うときには

特に横になっている姿勢

すなわち片麻痺のお客様ではすでに

非麻痺側を下にした側臥位くらいが関の山であり

とてもうつ伏せなどの姿勢ができない、とりにくいということが

すでに除重力という概念を

日常的にはあまり考えさせなくしてしまう原因であると思うんですね。

????

片麻痺のお客様の上肢について考えてみますとね。

振り子運動ってわかりますか?

特に五十肩あたりで

錘をもって、ぶらぶらさせる運動ですけどね。

要するに、立位で前かがみになる

そこに錘を持たせて振らせるわけです。

、、、、

つまり、重力をうまく利用した運動ですよね。

????

ま、よくわからなくてもいいんですけどね。

通常、重力に抗するということで考えると

腕の重さまで持ちあげるということを

筋収縮において力を発揮しなければ

上肢は重力に抗して、上に上がってくることはありません。

当然の現象ですよね。

しかし、片麻痺の急性期、特に筋緊張が弛緩しているという

所見においては

そもそも、関節運動は、それを起す要素があったとしても

実際には上肢の重さを重力に抗することはできないがために

目に見える運動にはならないんですね。

しかし、それはあくまでも重力の影響があるから動かない

、、、、

つまり筋力テストの2とか3とかの判断基準で考えれば

非常にわかりやすいわけです。

2というのは、あきらかに重力の影響を受けない状態で

関節運動を生じるという概念です。

つまり、テーブル上にローラーの板などを置き

その上で、腕を動かすようにするなどの考え方です。

重力の影響がないということでは、それでも運動を生じさせることができる

わけですけどね。

筋力の3という概念は

つまり何も抵抗のないということが条件ですけど

上肢の重さを何とか負けないで

持ち上げることができる

というレベルを示していますけどね。

????

片麻痺の急性期において

こういうことが、麻痺がどうたらこうたらいいますけど

実際には動かせるとか動かせないとかになります。

ですから

実は片麻痺の急性期においても除重力という考え方で対応すれば

いったい麻痺上肢の動きはどうなるのか?

全く共同運動と同じ動きしか出すことができないのでしょうか?

、、、、

、、、、

つまり、上肢の話ばかりですけどね。

本当は全身について説明するところですけど

上肢の重さを重力に抗して動かすようにするためには

連合反応、同時収縮を利用しているということを

理解してほしいんです。

それが重力の影響を取り除けば

連合反応や同時収縮は、少なくても済むということになります。

????

つまり、重力の影響とはそのくらい大きなものですので

実は、片麻痺の対応、特に上肢については

動きが自然に回復すればいいだけのことですけど

そこには、実は見かけ上において

上肢の重さを重力に抗しなければいけないがための

不自然な動きが出現するとするのが、

わかりやすい解釈であろうと思っております。

????

しかし、先ほども書きましたけどね

実は片麻痺の急性期に限らず、片麻痺になったことで

日常的に上肢を除重力で動かせるような意図的な姿勢を

持ち込むことが、非常に困難であるがために

除重力で動かす、大抵は、側臥位ということになろうかと思いますけどね。

そこでの運動というものを

実は従来法はあまり細かくは見ていないことで

今に至るまで、ブルンストロームの評価などによって

対応の仕方も仰向け、座位中心の紋切り型の対応

そこには、実は上肢の個々の筋肉の収縮を

判断できるような、関節運動を考慮していませんので

最初から、共同運動という形において判断しています。

すでにその時点で判断ミスなんです。

、、、、

除重力で動作を分析してみると

実に個々の筋肉の活動というものが急性期でも見られるということは

明らかな事象といえるものです。少なくとも

共同運動の要素は相当減じるということが事実のはずです。

しかし、いつまで経過しても

そういうことは体系として世に出ないわけですね。

つまり、一般には知られていない、知らされることのない事実が

隠されているということです。

????

で、抽象的、漠然と説明していますけど

皆さんはこのことをすんなりと受け入れられますか?

いかがでしょうか?

片麻痺のお客様、すべてに当てはまる事象ではないとしておきますけど

大抵、良くなる要素の見られる方は

最初から分離した動きというものはみられるんですね。

それなのに

大抵のリハビリをみていますとね

共同運動の強化を行ってしまうんです。

で、それが原因で、ほとんどのお客様は

共同運動から抜け出せなくなるんです。これが真相です。

、、、、

そこを通過しなければいけないとは

誰も決めたことではありません。

見かけ上、そういう感じになるというだけのことなんですね。

、、、、

ですから、安易に上肢がどうのこうの説明すると

そこには従来法が大きく、皆さんを支配していますので

結局は、そこに屈してしまうんですね。

そうではなく、最初から、除重力ということでは

多くの筋肉は単独に近い形で収縮を起しているはずなんですね。

それをしっかりと感触として診断していく上において

除重力での触診、そして介助誘導してでも

実際の個々の関節運動が生じている、起すことができるということを

治療側が自分たちの手の感覚として

理解しなければ

いつまでも、この管理者の域には達することができないと

思っていますけどね。

、、、、

除重力で、しっかりといろいろな筋肉が動かせるかどうか

それは無理に最大筋収縮を引き出さなくてもできることであり

そのくらいに知見は専門職であれば

誰もが持っているものと思うんですけどね。

????

ま、愚痴みたいになりましたので、このあたりにしておきましょうね。では。

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第5巻(完結)
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