ヒロＮ式「メイド喫茶元オーナーが教える　女の子の取扱い講座」（書き下ろし新作）

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はじめに( 1 / 1 )

もっともっと女の子と仲良くなろうよ！

　いきなり、夢をぶち壊すようで申し訳ないけど、僕は、お手軽ナンパノウハウ本なんて、信じてません。

　本１冊読んで、その通りにすれば、女の子が、皆、トロンとなって、パンツを脱いで、股を開いちゃって、「ねえ、○○君、来て！」なんて、言うわけないだろが！

　実際、そんな本があったら、世の中やばいよ。

　女の子は、そんなわかりやすい生き物ではありません。

　実は、このおっさんのヒロＮも、長いこと、女の子は苦手でした。

　女の子は、チャラチャラしているし、なんか、年上のおっさんをつかまえて「かあわいい」とか「きも～い」とか、無礼千万な言葉を発して、キャッキャ言ってるし、急に笑ったり、拗ねたり、泣き出したり。なんだ、こやつら！訳わからんと思っていました。

　でも４０過ぎて、たまたま、メイド喫茶なるものをはじめてみて、４０人以上の年頃の女の子たちと、ひとつのお店を一生懸命やっているうちに、「ああ、女の子ってこんなものの感じ方をするのか」「こんなことで、傷つくのか」「こんなことで、喜ぶのか」と、女の子の隠された真の姿に気づくようになったのです。

　するとね、今度は、女の子が好きになってきた。女の子を応援してやりたくなってきた。

　幸せになってほしい、と思うようになってきた。

　おっさんとは言え、僕も男だからそう思うのかもしれないけれど、実際、女の子っていうのは、ルックスのいい子も、そうでもない子も皆皆、み～んなすごく可愛いよ。

「ヒロＮさん、大好き！」とか、なついてくれる子は、もちろん、可愛いけれど、ひがんだり、ひねくれたり、「ヒロＮさんなんか、だいっきらいです」という子だって、可愛い。

　いいひとぶるわけじゃないけれど、僕は、世の中の女の子皆に、幸せになってほしいです。

　でもね、後で説明するけれど、女の子を本当に幸せにできるのは、男だけなんだ。

　いい、悪いじゃない。世の中は、ずうっと昔から、そういうふうにできている。

　本当、ですよ。ここ、大事なところだから、もう一度言うけれど、

「女の子を幸せにしてあげられるのは、男子だけ」

　世の中、男女同権とか、女性の自立とか、いろいろ言われている。それは、すばらしい考えだとは思うんだけど、なんだかんだ言っても、「女の子を、本当に幸せにできるのは男だけ」そして、極論すれば、男は「女の子を幸せにするために、この世に生まれてきたのだ」と言ってもいいかもしれない。

　そういう目で、世の中を見ると、ちょっとダメだな、男は。もちろん皆が皆、ダメってわけじゃないけれど、ダメな男が目についちゃう。

　これは、いかん、全国の女子のためにも、これは、男子を再生しなければならない。

　そう考えたわけです。

　だから、このテキストは、男子が女の子と、どう接して、どう付き合っていけばいいかを指南する本なのですが、本当は、全国の女の子の幸せのために書きました。

　この本は、女の子を幸せにできる男子を養成するための本です。

　男子よ！頑張れ！全国の女の子のために！

　おじさんは、そのために、日夜働いているのだぞ！っと。

まあ、この際、そんなに気張らなくても、女子について、そして、男子と女子の付き合い方について、皆で一緒に考えてみるのは、悪いことじゃない。と思うのです。

　だって、世の中には、男子と女子がいるのですから、片っぽとしか付き合わないっていうのは、なんか、不自然だし、つまらない。

　実際、女子が苦手っていう人も多いかもしれないけれど、女の子は、付き合うコツさえ知って付き合うと、エッチをできるとか、できないとかを抜きにしても、すごく人生を楽しくしてくれる存在です。

「そんなことないよ！」と思ってる人もいるかもしれないけど、まあ、このテキストを読んでみてください。

　きっと、このヒロＮの言うことが、本当だな、と思えるから。

　女の子は、ものの感じ方も、表現の仕方も、男子とは、全く違います。

　まるで、鏡に映したように、全く逆のように思えるときもある。

多分、女の子のほうも、男子のことは、わかってないんじゃないかな？

　で、どっちが歩み寄らなければならないか、っていうと、それは、断然男子のほうであると、ヒロＮは思います。なぜかって言うと、それも、このテキストを読んでいただければわかります。

　女の子と男子では、生まれながらに、背負っているものが違うんです。

　第三者的に見れば、女の子の方が生きていくのは大変なんです。

　そんなことないだろう、と思う人もいるかもしれないけれど、その辺のところもこの本で説明します。まあ、読んでみてください。

　だから、この本を読んでも、女の子が、トロンとした目つきになって、パンツを脱いで、股を開いて、「ねえ、来て！」とは言わないかもしれないけれど、きっと、君の中で、「女の子って可愛いな、女の子と仲良くしたいなあ」という気持ちが生まれてきて、それが、女の子の心にも通じるようになる筈ですよ。また、その気持ちをどう表現したらいいのかも、この本には書いてあります。

　つまり、それが本当の「モテ講座」ってわけです。