先生との禁断の思い出

第1章( 1 / 8 )

先生との出会い

 僕の名前は木村 博です。

小学校3年生で成績は中の下といった感じです。

運動音痴でスポーツは出来るのが何もなく身長はクラスで2番目に低いし体重は軽くてガリガリです。

人と話す事も苦手で特に女子とは全然話しません。それでも友達は4・5人程います。

そんなクラスで一番目立たない僕ですけどとても大好きな女子がいます。

それは、隣のクラスの吉野玲子です、僕の家の隣に住んでいる可愛い女の子ですけど

幼稚園に入る前は一緒に遊んでいたけど幼稚園からそれぞれの友達と遊ぶようになり

いつの間にか異性として意識してきて2年生の頃からは話すらしなくなりました。

幼稚園に入る前までは、玲子と玲子のお母さんも一緒に銭湯にも行きました。

でも、幼稚園に入るころから父親が「これからは、銭湯では男湯に入るんだぞ」と言われて

母さんと一緒に行っていたお風呂も兄貴と行くようになりました。

僕の家族は男兄弟が5人でその4番目が僕です。弟も僕が幼稚園に入るころからは女湯には

行かずに男湯だけです。

それで、女性の裸を見なくなって約4年くらいになりました。子供の4年はとても長いです。

時がたつにつれて余計に女性の体に興味が湧いてきます。

5歳まで入っていた女湯も玲子の裸も玲子のお母さんの裸も母親の裸も自分の記憶から消えつつあります。

我が家は女性と呼べるのは母親一人だけでその母親も共働きで家にあまりいなくて自宅ではいつも

ちゃんとした服装でいますので母親の裸どころかオッパイも見た事はないです。

そんな家庭で育ったらいつしか女性に対して恐怖心ではないけど普通に話す事が出来なくなり少しでも

体が触れたりすると思わずドキッとしたりで家でも母親に触れる機会もないし母が抱いてくれる事もないから

学校でも男子が女子に対してなにげに肩に触れたり背中を押したりしているのを見ると羨ましくてどうして

自分は自然に女子と話したり出来ないのか毎日苛立っていました。

夏休みも終わったある日クラスの担任の先生が急遽引っ越す事になり別な学校から新しい先生が

担任として入ってきました。名前は、桜井真由美先生で年齢は27歳とても綺麗な先生で

スタイルも良くて髪が長い先生でいつも笑顔で話しかけてきます。いつしか憧れの女性になっていました。

 

 

 

 

 

第1章( 2 / 8 )

憧れの先生

真由美先生は、いつも明るくて笑顔がとても素敵な先生でした。

学校では、薄く化粧した感じで長い髪で普段はいつでもジャージを着ているような

あまり飾り気のない先生です。

さすがに授業参観の日にはワンピースを着てきます。

その時は、特に綺麗です。

そんな、授業参観の日は特に先生も気合が入っているので先生が教室内を歩きながら

一人ずつに声をかけていろいろ教えてくれます。

僕の席は、前の方ですので一番最初に先生がきて「博君、解らないところあるかな?」とか

言いながら軽く肩に手を置いて先生の顔がすぐそばまで近づき息遣いまでわかるほどです。

その時の先生の髪が顔に少しふれたり良い香りがしてきて母親の参観よりドキドキしたのを

覚えています。

そんな真由美先生は、普段は活発で男子からも女子からもとっても人気がありました。

休み時間は校庭で女子と一緒に縄跳びしていたかと思ったら次の休み時間は男子と

相撲をとったりドッジボールしたりでとにかく他の女先生と違い何時でも体を動かして

大声で笑っているといった感じです。

それでも僕は、真由美先生を意識してしてしまい皆と一緒に遊ぶ事がなかなか出来ませんでした。

いつも、運動音痴で体を動かすのが苦手だから先生と相撲をしたりしている男子が羨ましく

グランドの横でいつも見ていました。

でも、体育の時間に運動嫌いの僕に真由美先生は、跳び箱の飛び方を手取り足とり教えてくれて

何とか飛べるようになって涙が出るほど嬉しかったです。

 

 

 

 

 

第1章( 3 / 8 )

先生の知らない博の心

 人気者の真由美先生は、日が経つにつれて余計に近寄り難くなりました。

何故なら休憩時間や放課後はいつでも真由美先生の周りは

男子生徒や女子生徒が何名か取り巻いています。

そんな、中には博の性格ではなかなか入って行けません。

先生から時々声を掛けられても話が続くわけでもなくいつも後悔しています。

ほんとは真由美先生の胸に飛び込んで行きたい博だが素直に先生に打ち解ける事が出来ない。

僕は、他の男子生徒がどんな風に先生と接しているかいろいろ観察していました。

どうして他の男子は先生に抱きついたり後ろから先生の背中に飛び乗ったり出来るのか

博には照れくさくてとても出来ませんでした。

ところが男子生徒でも少し悪そうな奴がいるけどそいつはそんな事はしないけど

逆に先生の方から「〇〇君どーしたのー元気ないなぁ~。」とか言って後ろから抱きついたりしています。

そうすると「抱きつくのはやめろよ~暑いから」とか言って払いのけます。

博の心の声:(真由美先生お願いだから僕に抱きついてくれ。)といつも思っていました。

博は、その頃真由美先生に抱きついたり真由美先生におんぶされたりする夢をいつも

みるようになりました。

真由美先生は博を避けているわけではないのですが、博に対して優しく接してくれるのが

いつしか、博の重荷になっていました。

わんぱくな男子に対してはかなり強い口調で「お前たちいい加減にしろよ」と言ってお尻をたたいたり

耳を引っ張ったりかなり強引に叱りますが

おとなしい博に対して真由美先生は、あまり強い口調で怒ったりしません。

それが博にとっては真由美先生に溶け込めない理由なのかもしれません。

 

第1章( 4 / 8 )

博の想い

季節も冬になって木枯らしが吹きすさぶ頃

博の心の中も何故か寒くて真由美先生と普通に接したかったなとか

真由美先生は、僕がこんなに先生に憧れている事を知らないだろうなと思いながら

学校にも行く気をなくしてしまい落ち込んでいました。

博は、その日生まれて初めてずる休みをしようと思っていましたけど

大体、博にそんな勇気はなく1時限目が始まるころ仕方なく学校に行きました。

足取りは重く学校に行ってもいるかいないか判らない存在だし先生からも相手されないし

「行きたくないな~。」と思いながらシーンとした廊下を歩き教室の前までくると

明るく元気な声で授業をしている真由美先生の声が聞こえます。

僕は、教室のドアを開けて「遅くなりました」と教室に入りました。

ところが真由美先生は、優しい声で「遅かったねどうしたの」と声をかけます。

僕が「朝寝坊です」と言うと「そう、じゃー席について」と言うだけでした。

他の男子が「あれっ、ゲンコツはしないの?」とか「おしり叩かないの」とか

口々に言っています。

ある男子が「先生不公平だよー」と言ってますけど先生は無視して授業を進めています。

でも、博の心の声は:(真由美先生お願いだから他の男子と同じように叩いてくれ)と言ってます。

真由美先生もそうしたいけど博をみるとおとなしい子だから叩くとまずいなとか思っているようです。

 

 

パヤオ
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