「うちでは、俺が決めた約束事があるんですよ。 それは、何かというと、月に一回は、必ず家族全員で外食をする事なんです。 各々が好きな物を食べ、家族の中で順番に回すんですよ。 みんな一人一人がスポンサーに成り、残った人達がおごって貰うんです。 いかがですか、この案!?」
会話が成立しない家族って《家族では、無い》と答えを出し、その答えを無くすには、どうしたら良いかの答えが《美味い物を食べ、腹ごしらえをして会話をし合う、バカ話をする》◎という事だった。
ところが、先日 口に出して会話をしないでも、会話が成立し、笑い合える事が解った!?
それは、出先から帰った夕方 食事前に起こった。
「うがい、手洗いをしろっ」
と俺が言うと台所で、各々の消毒の仕方で手洗いとうがいが始まった。
が~、ガラガラ~、とノドの消毒をしている音が、し始めた。
ガッ、
「あっ、飲んじゃった」
ガッ、
「やだ~っ、笑わせなんな~」
「オーイッ、ウガイが出来ないじゃないかっ」
「ハハハハ~ッ」(笑)
また改めてそれぞれの音の違うガラガラ~×3、という、うがいの輪唱が始まった。
笑い声がする家庭は、良いな~、とその時 俺は、思ったのだった。
季節の最後の年の末の末にも成ると真白い雪が降り続き、積もり、前が見えない程の猛風吹に成り、交通機関を麻痺させ、生活に支障がきたす位に冬将軍が幅をきかせ始め、青森県では、積雪が5メートルという前代未聞の記録を作っていた。
「●●さ~ん、今日 聞いた~、本日 午後2時から融雪口を開けて町内一斉に雪かきね~、よろしくね~」
「いつまで降り続くのかね~、もう程々にしてくれよ~」
「雪なんか、もう要らないよ~、疲れるし、腰にくるし」
「いっそのこと、もう降るだけ降れば、いいんだ、そうすれば、打ち止めでもう降らなくなる」
「いや~、2月だともう1回位は、降るでしょう!?・・・」
「フフ~ッ、エ~、やっぱり来ますかね~!?」
「フフッ、来るでしょう!?・・・」
「ハ~イッ、こんなもんにしときましょう。 ヤ~ッ、やっと終わりました、みなさん、お疲れさんでした~、止めにしましょう、お疲れさんでした~」
※
「こういう事は、誰かが、率先してまとめてやらないと・・・・・・」
まさに言う通りだった。
素晴らしい言葉だと俺は、思った。
みんなで協力して汗をかいて雪かきをして、連帯感や仲間意識が生まれたような気がしていた。
「おはようございます」
「お疲れさんでした」
「ありがとう」
etc
私達大人は、声に出して普通に喋っていますか!?これらの《言葉》を。
何ら変てつもない言葉ですよ。
相手の顔を見て目と目を合わせて。
何気ない言葉でも、会話を交わす事は、大事な事(あいさつ)への第一歩だと私は、思っています。
仕事をしていると、たま~に他の会社の人から言われます。
「あんたら、きちんと挨拶をするね~」と。
こちらにしてみれば、普通の事。
人にしてみると、気持ちが良い事みたいです。
毎日の事だから、関係が無い、面倒くさい、では、なく、やはり口がある事だし、喋れる事だし、相手と気楽に少しずつ×2、会話をし始めるチャンスでは、ないのでしょうか。
例え、相手に無視されても行動に出さなければ、先が続かない話では、ないでしょうか。
※ 千里の道も一歩から。
※
「愛してる」
という言葉も一緒ですよ。
がんばってみて下さい。
相手に好印象を与えられますよ。
(微笑)
※ 継続は、力なり。
夕食を食べてプロ野球を見ていた。
こたつに入ってゆっくりと過ごしていると、午後8時頃 お腹の中が動き始めた。
ググッ×2、そして、ついにおならがプッププッと小さめながら、はっきりとした音を立てて出てきた。 それも7回も、8回も。
「ハハ~ッ、おならが出た~、空気と一緒にご飯を食べているのかな~!?」
母親と顔を合わせて笑っていた。
すると母親は、
「いいねかね、お腹がスッキリして。 身(うんこ)を出すより、いいわね」
だって、まあ、確かにね~と納得していたのだった。
「何を食べて出るのかな~!?」
「お前、何を食べた」
「カレー」
「それじゃ~、カレー屁だ、中には、じゃがいも入っていたし、ニンニクやショウガやニンジンも入っていたし、それじゃ~、ニンニク屁か!?」
「まあ、何でもいいや、プッププッとだけ何回もして、臭くもしないし」
プロ野球を見ながら、こんな会話のやり取りをしていた。
(まあ、お腹が痛い訳じゃないし、調子が良いだけだし、まあ、いいか~)
そう自分の中では、判断をしていた。
ネ~ッ、面白い会話でしょう、ある意味、変な会話だよね~、こんなヘンテコな会話ばかりして笑っている家族です。
(笑)
※ 笑う門には、福来たる。