なきまくら
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由井青朗
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R-18
なきまくら
そして しごとからかえってくると お父さんは つかれてねむってしまいました
ふせんをはる
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なきまくらが ゆめちゃん家の おしいれにすみついて 半年がすぎました
あのちいさな黒いまくら お人形あそび用のまくらにやどった ちいちゃんは
もちはこびにべんりで とてもやくだちます
さむい日には かいろにします
あたまやおなかがいたい時は そこに あてたり のせたりします
お父さんは かたこりにつかいます
そんな ちいちゃんのことを
「 ちいちゃんは わがやの「 きゅうきゅうかいろ 」ね とお母さんはわらいました
ふせんをはる
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ある まんげつの夜
ゆめちゃんが なかなかねつけずに おきていると
まくらが きれいな 歌をうたいはじめました
それは いつもとちがって 高い声でした
ことばは わかりませんが それは赤ちゃんのような かわいい声でした
ゆめちゃんがねむるまで 歌いつづけてくれました
なきまくらには
赤ちゃんやこどもの ねごとはごちそうです
なんだか おもしろいですね
ふせんをはる
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ある日 ゆめちゃんにお母さんがいいました
「 ゆめちゃん 今日これからね お母さん お出かけしなくちゃいけないの
おかあさんが 帰ってくるまで おるすばん おねがいね 」
「 うん だいじょうぶ まかせて 」
ゆめちゃんは元気よくこたえました
ふせんをはる
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由井青朗
なきまくら
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