一人戦争

~終戦~



根絶のみが勝利

先に述べた通り和解の選択肢はけして選んではいけない。
深い恐怖感と罪悪感を植え付け初めて勝利となる。

過程でいじめがなくなろうと、手のひらを返されようと、
矛先が変わろうと敵である人物がいじめと言う行為自体に
感情が揺らぐまでの攻撃を続ける事が重要である。

屈服させて始めて勝利と言えるのだ。


落とし穴

勝利を過信し愚者に落ちる事に注意を払わなければならない。
この戦争で勝利をつかんでも自分は弱者である事を忘れては
いけない。
いじめとは弱者をつるし上げる行為である。
そして吊るし上げられた自分は弱者なのである。
それは揺るがない真実であり、じめめられる側からその逆になる事で
力を保持しようとすれば、新たな一人戦争を起こす物が必ず現れる。
そして必ず負け、必ず敗者となる。

そうならない為に必ず最初に掲げたゴールの構想を念頭に置き
それ以上もそれ以下も望む事をしてはいけない。

それが勝利となるのである。


~END~


あとがき

この一人戦争は、作者が第三者の武器となり見つめてきた何人かの
弱者であり勝者である人物達の動向などを元にまとめたものです。
全てに当てはまる事は無く、必ず成功するものでもありません。

限られた世界で起きるいじめと言う行動にどう向き合っていけばいいか?
それが分からない人がとても多く、悲しいニュースをただ眺める事を、
そしてそれを選択肢に入れてしまう現状に、わずかでも選択肢をと思い
作成いたしました。
この他にも勿論選択肢はあります。
選択を間違わず今いる世界の他にも沢山の世界があると言う事を
忘れないで頂ければと思います。

長らく読んで頂き有難う御座いました。












鏑木 宗治
一人戦争
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