七転八倒

15時の夕食

私の両親と妹は、まあ有体に言って知能面で私とずいぶんと開きがある。もっと簡単に言えば頭が悪い。頭が悪い人は人の話を聴いていないばかりか自分が何を言っているのかすら聴いていない。少なくとも私にはそう思える。彼らとは日本語が通じない。もちろんその他の言語も通じない。それに加えて特に父親の短気さと言ったら何と形容したらいいのか分からない。彼らは文字というものがまったく書けないので、コミュニケーションが成立しない。歳をとって半分認知症気味なこともある。人の話は聴いたつもりになっているようだが実のところ聴いていない。私は両親に何かを言いたいときには紙に書いて見せるのだが、父親などはそれをろくに読みもせず分かった気になっている。私は別に威張りたいわけでもないが、20年くらい前に「老いては子に従え」という言葉もあるね。と言ったこともあったが、両親はそれに耳を貸そうとはせずに80にならんとする今も威張り散らしている。人の話を聴かず威張り散らす老人の扱い方を正直私にも分からない。先日も風呂の給湯器の新規工事に、はじめ業者が持ってきた見積もりが高過ぎたのでやり直させて、次の能力のかなり低い安い機械の見積もりの金額だけを見て契約してしまった。騙されるのは結構だが、ろくに風呂が沸かないのでは困ってしまう。今も短気な父親は時間より1時間も早くに私の夕食の弁当を買ってきてしまったところ。買ってきてくれるのは有難いが冷めた夕食を食べさせられるのではかなわない。何しろ言葉が通じないのでどうしよもない。15時。こんな時間に私は吉野家の牛丼の夕食を食べざるを得ない。

日本人のガン発症率は本当に増えたのか?

3.11以降、よく日本人の戦後というか近年のガン発症率が増えてきたとの指摘が多いが、
本当にそうなのか?ど素人考えだが非常に疑問を持っている。
確かにガンが原因で亡くなる人も増えたし、
ガンになる人の数も増えているように見えるが、
これはあくまで、ガンが発見される機会が多くなっただけのことかもしれない。
大昔は、人が亡くなっても死因は厳密には分らず、
言い方は悪いがおおざっぱにつけられていたように思う。
最近はガンの検診を受ける機会も増えたし、
ガンを発見する技術も飛躍的に進歩した。
それでガンが増えたと言うよりも、発見される機会が増えただけのことかもしれないと思うのだ。

昔のラジオの出番~AMラジオのFM化でV-Low帯利用か

http://www.asahi.com/business/update/0228/TKY201302270601.html

上記記事によると今後既存のAMラジオ局のFM化が進む可能性があるという。
その際使用されるFM電波は90MHz~108MHzのいわゆるV-Low帯となる可能性が高い。
となると昔のワイドバンド仕様のFMラジオが使えることになる。
ちなみに現在のFMラジオは76MHz~90MHz、
FMワイドバンドとは、76MHz~108MHzの周波数帯である。
radikoの普及でラジオをラジオで聴く人が減ったとはいえ、
緊急非常時などにはサーバーなどのダウンも予想される。
昔のラジオの出番かもしれない。

疎外感

何年か前に我が家のおもな家電、エアコン、冷蔵庫などを買い替えた時も、そして妹が勝手に借りたアパートに両親が援助しているのも私には内緒だった。妹のアパートに至ってはその場所さえ私にだけは秘密だった。彼らは考えたのだ。あいつに教えると何をするか分らない。そういった具合に我が家では重要なことは私抜きで決められ、私には知らされない。秘密だ。
人は私のこうした疎外感を被害妄想あるいは嫉妬と言うのだろうか。

我が家では、いや我が家でも、私はいちいちうるさい男として疎まれているのである。
篠田 将巳(しのだまさみ)
作家:shinoda masami
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