七転八倒

テレビきちがい

わたしはテレビというものをほとんど観ませんので、
さまざまな一般の人が、テレビに出ている芸能人などを、
少なくとも顔と名前をほとんど知っているのを気味悪く思っています。...
まるでテレビを見ないほうが異常なような気にさせられます。
わたしはラジオをよく聞くのでそういう気がするのです。
つまりラジオの出演者もテレビでよく知られている芸能人が多いらしく、
その名前すら知らないわたしは、まるで門外漢のように思えます。
みんな「テレビきちがいだなあ」と思います。

瞑想

大学時代に出会った、Oshoの老子やら仏陀やらイエスなどについての講話集と
J.クリシュナムルティの本にぼくは強くひきつけられました。
彼らは悟っていましたし(それは直観で分りました)、
いわゆる宗教と違って、「信じる」のではなく「理解する」ことの重要性をぼくは学びました。
そして瞑想の日々が始まりました。
瞑想はするものではなく、やってくるものなのですね。
愛が、そして真実が降ってきてぼくを突き抜けるようにそのエネルギーが流れてゆく。そんな体験です。

いまここの幸福

"God is now-here."

人間の欲望には際限がない。ひとつのことが達成されればまた更に次の目標が出来る。その先もずっと続く。つまり欲望がある限り幸福は無い。
人はいつになったらリラックスするのか?ゆっくりして満足してお茶を一杯飲むのか?なぜならそれこそが幸福であるからだ。いまここにリラックスして、もう二度と目標を作らないこと。それこそがまさに悟りだ。
「できること」ではなく「やりたいこと」を追求する。それこそが狂ったマインドだ。

 

ネガティブであるということ

今まで生きてきてわたしは、幸福になりたいと思ったことがほとんどなかったと思う。

したがって幸せになるためにはどうすべきかとか、

また幸せになるように努力してきたということをほとんど思いだせない。

言ってみれば自分よりネガティブな人に出会ったことが無い気がする。

ただ言えるのは、だいたい20歳の頃に完全に人生に挫折して燃え尽きてしまったということだ。

そしてわたしは精神病になった。

努力するということをいっさいやめた。

 

 

篠田 将巳(しのだまさみ)
作家:shinoda masami
七転八倒
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