七転八倒

東京都北区の自宅、放射線量初測定

ロシア製の放射線測定器RD1503を入手したので、
遅ればせながら自宅の屋内放射線量を測ってみた。
値はだいたいにおいて自宅内どこも同じ程度で、
毎時0.1マイクロシーベルト台半ばだった。
我が家は東京都北区王子にある、木造2階建てである。
高い。異常に高いと思う。

役所の公式発表値より桁が違う。
ちなみに福島県南相馬市の公式発表の値と同じ程度だ。


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とき子ちゃんのこと

ある時ぼくらは、不忍池で二人でボートに乗っていた。
ある時ぼくは、御茶ノ水駅前の「山」で彼女と待ち合わせていた。
またある時ぼくは、一輪の花を手に、彼女の誕生日に上野のデパートの屋上に居た。
30年も昔の事だ。
彼女の家は東船橋駅前にあった。ご両親と兄と暮らしていた。父親は水道店を営んでいた。いつだったか、千葉の房総の辺りを旅した帰り、ぼくは途中下車してはじめて彼女の家にお邪魔して、昼寝までさせてもらったことがある。とき子ちゃんが言うに、たびたび外国にも一人で旅して歩く彼女には英国人の恋人が居るとのことだったが、一度など彼女はぼくの入院先までわざわざ見舞いに来てくれたこともある。そんなとき子ちゃんに恋人が居ようが居まいが、ぼくはたいして気にしなかった。とき子ちゃんとぼくは同い年だった。大学の同じサークルに所属する知り合い同士だった。それほど目立つような美人でもないし、可愛いというほどでもない。まあ容姿は平凡と言えば平凡。いい意味でちょっと変わった女の子だ。

自死未遂

2月下旬に、数十年ぶりに睡眠剤を多量に飲んで自死を図り救急搬送された。
記憶が飛んでいるので曖昧だが、前の晩に家族と何かがあったような気がする。
茶の間で両親と話していて、私は「じゃあ死ぬね」と言って自室に戻り、
まずイソブロを20服くらいを水に溶かして飲もうとしたがうまく溶けないので、
ロヒプノール2mgを56錠くらい一気に飲んですぐに眠った。
気づいたときには病院のicuのベッドに横たわっていた。
そして何日か経ったと思ったら1泊しかせずにふらふらのまま退院させられた。
そして首が座らない状態でタクシーで帰宅して、まずうどんを食べた。
死の世界から(苦しみから)解放されたという感想もなく、今日まで生き延びている。

セクシャルハラスメント

セクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)は昔からあったと思う。女性に対する言葉によるセクハラなどは現在よりもずっとひどかったと思う。それらは男性社会の中に埋没していたとも言えるだろう。
それが近年になってなぜここまで大きく取り上げられるのか?もちろん社会の一部の人々の、特に女性に対する意識が変わってきたことが大きいのだろう。「一部」と言ったのは、本当に一部だからだ。大都会やマスコミ、それにインターネットの影響を受けた一部の人々の意識が変わったに過ぎない。地方などへ行けば現在でも深刻なセクハラは存在するのではないか?
かく言う私は昔から女性一般に対して尊崇の念を抱いている。しかしそれは、男女が同じだからではない。その逆である。女性は心身ともに男性とは違う。だからこそ私は、「女性は偉い」と思っている。
くどいようだが男と女は違う。それゆえ私は、社会における男女の役割分担ということを大事にしたいと思う。もちろん個人差は決して無視できないくらい大きい。しかし、たとえば家事や育児などは男性よりも女性のほうが向いていると思う。
また女性による男性への性的嫌がらせについても、たとえば女性の過剰な肌の露出などの、男性の性を挑発するような行為はやめて戴きたいとも思う。それらは痴漢を誘発し、また痴漢の冤罪を生む。

篠田 将巳(しのだまさみ)
作家:shinoda masami
七転八倒
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