七転八倒

精神病

母親がいつまで経っても自分のわがままに気づかないので、
とうとう強い調子で指摘してやりました。
それでも彼女は分らないでしょう。
せめて精神科にかかってくれればと思います。
それは父も同じです。
どうやらこのままでは、皆が苦しむだけだと思います。
もちろん私もずっと、とても苦しいので、強い調子に出たのです。


ええ。どうせ善意でしょ?良かれと思ってですよねえ?

社会的入院の是非

精神科のいわゆる「社会的入院」は必要だと思う。
問題は、患者さん一人一人の事情や気持ちだと思う。
病院に居たほうがいいと思う患者さんは少なからず居る。
特に単身者が、家事など、地域社会で暮らすのは、
実際問題として困難な場合は当然多くある。
偏見・差別などばかりではなく、
ヘルパーさんに来てもらったとしても、
心配は24時間365日常にあるだろうと思う。
その上で、強制的な入院はなくすべきだと思う。

大量生産大量消費との決別

ど素人の私が以前から言っているのは、
いわゆる大量生産大量消費の資本主義社会のグローバリズムの終焉と
その次に来つつある、
FEC自給圏もしくは里山資本主義の到来である。
この両者の違いもよく分らない私にも、
確実にそれらの哲学が必要な時代が来ているということは分る気がする。
簡単に言えばそれは、エネルギーや食糧などの地産池消ということらしい。
通貨が不要になるとまでは言わないが、
それはある意味自給自足であり、
社会の再構築であろうと思う。
付け加えるなら、
将来を見据えれば、
民主主義との決別も意味するのかもしれない、
国家というものの再構築をも含むものと思う。

「絶対に許せない」と言う人たち~沈黙を守る

社会的、政治的な問題で、
「許せない」と言う人たちが少なからず居ることは非常に残念だと思う。
敢えて言いたい「なんと心が狭いのだろう」と。

許せない、それも「絶対に」というのはどういう意味だろう。
それは、その人の狭量さはもちろん、
想像力の欠如。
つまり相手の気持ちになって物事を考えられないということを意味するのだと思う。
しかし、そう言うと必ずと言っていいほど、
「お前は"被害者"の気持ちになれていないのじゃあないか?」
などと応酬されるかもしれない。
しかしもしそうなったら、沈黙を守ったほうが偉いということになるのかもしれない。

もちろん沈黙を守って訴えられたりして、損をするかもしれない。
世の中は損得勘定でしか動けない愚かな人たちが多い。
篠田 将巳(しのだまさみ)
作家:shinoda masami
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