七転八倒
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篠田 将巳(しのだまさみ)
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R-18
七転八倒
孤独
ウツ気味。
そう言えば、
という感じで思い返してみると、
この半年くらいの間で、
自分は内面的におとなしくなったのかもしれない。
昔はよく、 人から怖がられていた。
そして知人は、一人また一人と、離れて行った。
気がついたら私は一人ぼっちになっていた。
それでも昔の私なら、
その孤独を何とも思わなかった。
しかし今の私は孤独感に押しつぶされそうな気分だ。
まさに一人では何も出来ない、子供のような自分が見える。
ふせんをはる
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普通に働くということ
しかし、今更ですが、
多くの人が普通に働けるのに、
我々にはそれが出来ないというのはどういうことなんでしょうね?
何かありそうなもの。
自由業のようなもので何かないかなあ?
何十年も考え続けても答えが見つかりません。
*
高校の入学式で倒れて続けて「病気」で5連続欠席をした。
東大病院で検査をしたが、異常なし。
若い医師が「将来はサラリーマンは無理だろうから、何か自由業のような職業を・・・・」との助言を述べた。
*
もともと私は、幼少時から疲れやすく体力がなかった。
中学校の頃から、他の生徒より体力がないという劣等感に苛まれていた。
普段の体育の授業でも、また遠足などでも、いつもビリであった。
高校の入学式は生徒は立たされたままで行われたため、
貧血のような状態で立っていることが出来ずにしゃがんでしまった。
その劣等感を克服するために自発的に運動をやったが、
もはや努力し過ぎて、いわゆる燃え尽き症候群に近かった。
高校の修学旅行も、大学の泊まり込みのオリエンテーリングも欠席した。
大学を出ても就職など出来ないであろうことが不安で、
大学の精神科の診療所へ通ったが、とうとう入院してしまい大学は中途退学した。
それ以来、自宅療養や入院を繰り返し現在に至っている。
一度も就職も出来なかった。
ふせんをはる
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顔が怖い
人からよく、顔が怖いと言われる。
大抵の人は「怖い」とも言わず
ただ逃げていくが、
いずれにしても私が深く傷ついていることは
分っているのかいないのか?
ふせんをはる
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バランス感覚
バランス感覚とかニュートラルでありたいとか、
別にそんな難しいことを言っているのではない。
ただ「ふつう」でありたいということだ。
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篠田 将巳(しのだまさみ)
作家:
shinoda masami
七転八倒
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