サラリーマンからリタイヤする手順(実践編 その1) ~いくらあったらリタイヤできる?~

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自分の今までのライフスタイルからリタイヤ後の生活費を見積もる方法( 1 / 32 )

自分の今までのライフスタイルからリタイヤ後の生活費を見積もる方法

 ★自分の今までのライフスタイルからリタイヤ後の生活費を見積もる方法★


 リタイヤする場合に、何をおいても絶対に必要なことは将来の生活資金を確保することです。しかし今までの定年退職者は実際に確保したのか不十分なのか、あまり考えずに退職してリタイヤできていたかもしれません。それはひとえに時代が良かったからです。時代が良かったという理由は、60歳からの公的年金受給開始があったとか、長年勤めたから積み上がった多額の退職金と年金が支給されていたなどです。これらがあったので計算しなくても、偶然にも、生活費を十分にカバーできる年金と預貯金になっていた人が多かったということです。 


 これに対して現代の賃金目減り傾向にあるサラリーマンや、特に60歳前に会社を辞めたいアーリーリタイヤメント志願者、それに65歳年金受給開始時代の60歳定年退職者は「自分の場合はいくらあればリタイヤすることができるか?」について、もっとシビアな検討をしなければならないはずです。自分の今までの家計を調べて将来の生活費試算をするという、ちょい面倒なことに目を向けてみるといいのです。 


 私がこの面倒な将来の生活費試算をしてみる動機になったきっかけは、当時私が勤めていた会社の経営が傾いたからです。「このままでは会社と一緒に沈没するかもしれない」と思い、それより自分で事業を始めたいけど「もし自分の事業がまったく儲からなかったらどうしよう」と心配になったことです。最後には事業を起こすのではなくアーリーリタイヤしようと画策しましたが、どちらにせよ将来の生活費の心配はあるので、それを試算して調べるということは会社を辞める決心を下すとき役に立ちました。

 

 これからする、ちょい面倒な検討が、なるべく分かりやすくなるように手順を先に書いてみました。この本で書いていく内容は、次のページの図中にある、赤い線で囲われた中のことです。その他のことは改めて書いていこうと思います。

自分の今までのライフスタイルからリタイヤ後の生活費を見積もる方法( 2 / 32 )

検討の手順の図

検討手順の図960.jpg
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大庭夏男
作家:大庭夏男
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