神話で学ぶパワースポット~恋愛編~

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綿内了庵プロフィール( 1 / 1 )

綿内了庵プロフィール

 昭和二十六年生まれ。東京都在住。氣絡研究家。

 万物には波動(波長、氣)というものがあり、共鳴が起こる事で体に様々な影響を与えるという考え方のもと研究を行なっており、今までに彼の元を相談に訪れた人は優に三千人を超え、日本の伝統や文化、日本語特有の言霊などを大切にした独自の健康法は多くの支持を得ている。

 現在は、波動を研究する過程で、パワースポットと呼ばれる場所に興味を持ち、そういった場所は実際の所どうなのかを探求する事をライフワークとして、数多くの場所を訪れている。

 また、日本神話や日本史に対する造詣も深く、パワースポットに対する単なる評価だけにとどまらず、そこに纏わる神話や歴史からの解釈などを付け加えて解説を行う事で、教養としても興味深い内容を導きだしている。

氣絡研究所(きらくけんきゅうじょ)web http://kiraku-l.net
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正しい祈り( 1 / 1 )

正しい祈り

 綿内了庵が考える正しい祈りをご紹介します。  

 通常、神社や寺院では、「~でありますように」とか「~をお願いします」と祈り(祈願)をされていると思いますが、それは願望成就には程遠く、正しい祈り(祈願)ではありません。
 正しい祈りとは、願いが叶ったと断定した祈りが良いのです。
 古代の日本には、神霊に豊かな収穫を祈願する祈りがあります。
 「予祝」(よしゅく)と言い、まだ田植えもしていない小正月(1月15日)のときに、今年の田植えから刈り入れまでを言葉と演技で豊作だったと祝ってしまう儀式で、予め祝っておいたから結果として豊かな収穫があるという、先取りの祈りをするのです。

 例えば、あなたがパワースポットを訪れた際、「素敵な男性に恵まれますようにお願いします。」ではなく「素敵な男性と楽しく暮らしています。ありがとうございます。」と言葉を唱えながら、演技として素敵な男性と楽しく暮らしている姿をイメージします。
 この言葉とイメージは10分間は続けてください(実際に演技をすると変人と間違えられますから止めましょうね・・・)。10分間というのは、心の奥に到達するまでの時聞が少なくても10分間位かかるからです。
 こういった祈り方をする事で、願望成就がされやすくなってきます。
 自宅でも一日三回以上されると、さらに効果は高まるでしょう。

 良い波動(波長・氣)のある神社・寺院で祈りをすると、神社・寺院の波動と祈りの波動が合ってきて、願望が成就しやすくなります。
 ただし神様や仏様に心を合わせるのではなく、自分自身の魂(心)に言い聞かせるように祈るようにしてください。
 その結果、神社・寺院の波動と祈りの波動が合ってくるのです。
 祈りの最大のパワースポットは神様や仏様と直結した自分自身の魂(心)にあるのです。

神社・寺院での過ごし方( 1 / 1 )

神社・寺院での過ごし方

 まず初めに、神社・寺院は、午後三時位までには帰るのがいいでしょう。
 遅くなると邪気の波動(波長・氣)が出て来る所もあります。

●参道で何度か深呼吸をして、心が落ち着いてから境内に入ります。
●まず手水舎(てみずや)で清めてから拝殿(賽銭箱)前へ向かい、ご祭神やご本尊に挨拶の参拝をします。 
●次に、当方が推奨するパワースポット辺りで、祈り(祈願)のための座れる場所を探しましょう。 
●「正しい祈り」で説明したように、10分間「予祝」の祈りをします。

 祈りが終わりましたら、狛犬や本殿・注連縄・鳥居などを鑑賞してください。
 神社・寺院には様々な特徴がありますので、神社・寺院巡りが楽しくなります。
 こういった過ごし方をする事で、正味30分から1時間位かかるのではないかと思います。
 それでは「神話で学ぶパワースポット」をお楽しみください。

吾嬬神社( 1 / 1 )

吾嬬神社(あづまじんじゃ)

住所 東京都墨田区立花1-1-15

 東武亀戸線の東あずま駅から徒歩8分位西に鎮座している歴史ある神社です。
 ご祭神は、弟橘媛命(オトタチバナヒコノミコト)で、殿に日本武尊(ヤマトタケル)の夫婦が祀られています。

 日本武尊は、常陸国(ヒタチノクニ※現在の茨城県の辺り)を東征に相模から上総に向かう途中の走水という所で、暴風に遭い船が転覆しそうになったので、弟橘媛命は荒れた海神を鎮めるために自らが生贄となり入水して、海を穏やかにしたのです。 
 この時に弟橘媛命が詠んだ歌は「さねさし相模の小野に燃ゆる火の火中(ホナカ)に立ちて問ひし君はも」(相模の野原の中で、火攻めにあいながら、「きみは大丈夫か」といって私の身を気遣って下さいました。さようなら。ああ、愛しいあなた)、なんとも悲しく美しい愛の絶唱歌なのでしょうか。
 戦いを終えた日本武尊は、大和へ帰る途中の足柄山から、亡き妻を偲んで「吾が嬬(妻)はや・吾が嬬(妻)はや・吾が嬬(妻)はや」と東を振り返ったので、東を「あづま」というようになったそうです。
 日本武尊は弟橘媛命のお召し物が流れ着いた小山に御廟を築き、弟橘媛命の御霊を弔うために捧げた箸に根が張り大きな楠になったのです。 
 その後、人々に疫病が流行り、当時の宮僧(クソウ)が楠の葉を与えたところ平癒したことから、どんな難病でも奇蹟が起きる御神木と云われています。 

 墨田区立花にある小さな神社ですが、江戸時代は吾嬬の森と云われ、歌川広重「江戸近郊八景・吾嬬杜夜雨(アヅマモリヤウ)」や「名所江戸百景・吾嬬の森連理の梓(アヅマノモリレンリ)」、歌川広景「江戸名所道化尽・吾嬬の森梅見(アヅマノモリウメミ)」にも描かれています。 
 また隅田川の吾妻橋は、吾嬬神社への参道だともと云われていますので、昔は大きな神社だったのでしょう。

 吾嬬神社は、無人の小さな神社で参拝者もあまり来ないようなのですが、隠れた良いスポットだと思います。
 鳥居から拝殿付近と楠周辺は女性的なやさしい波動が感じられますが、こんもりとした小山の奥宮は、まったく違う男性的な力強い波動が感じられます。
 吾嬬神社を一周すると、小さな前方後円墳のような雰囲気で、平台の前方部が女性的な波動、小山の後円墳が男性的な波動と二柱があるように感じとれます。
 縁結びとしては、草食男子ではなく肉食男子?の良縁祈願には良いのではないでしょうか。

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株式会社ネオクス
作家:綿内 了庵
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