SSK2 xyzxyz0001/ニート新書

目( 2 / 7 )

言われてみるとそうだ。この街には、もの凄く多くの防犯カメラが設置されている。

あの戦闘があったからかもしれないが、それにしても、防犯カメラの数が多過ぎる。

「（誰が？なんのために・・・ヤベェッ、遅刻する！）」

こけし男と話をしていたら、バイトに遅刻しそうになってしまった。

「おっ、おはようございます！」

勤務開始時間ギリギリに店に着くと、店長の高瀬さんが、スタンバイを終わらせて、テレビを見ていた。

「痛てぇ！」

走っている最中に、足首を捻ってしまったらしい。

「おぉ～、どうした？足首鳴っちゃった？足首が鳴ると、鶴巻さんにネタにされるから、気を付けろよ。ガッハッハ（笑）」