ゲームちゃん

Service Pack 2-1

以下の文章は筆者のブログ記事(
http://www.masuseki.com/index.php?u=my_comic/short/gamechan_02.htm
)から抜粋・修正したものです。


述懐というか、言いわけ

 1999年~2000の年末年始に、カーナビの動作チェックのアルバイトをやったのがネタ元です。
 その時に切ったネームが12ページだったはず。たしか。あとで10ページに直したバージョンも描いたかな。

 4年後、スピリッツに載せてもらえることになって、8ページに切りなおして‥‥ペン入れ直前に、都合により6ページになりました。最終的に、最初の半分に縮めなければならなくなったわけです。
 小さいコマが多く、文字も小さくて多く、改行位置が変で、全体的に詰まってて読みづらいのはそのため。
 これでもだいぶ元々のネタを削ったはずなのだけど、根本的な大手術ができるほど技量も心の余裕も無かった。

 あと、2ページ目。状況説明をなるだけ完結にせねばならず、しかしギャグを入れないわけにもいかないという両面背律に苦しんだ結果、なんか滑った感じに‥‥。
 若手芸人が無理な登場ギャグをやらかしてしまった、そんな雰囲気と言いますか。

 『ゲームちゃん』というタイトルのマンガでありながら、二話目にしてもうゲームじゃなくなってるのはどうなのか。

Service Pack 2-2


注釈

  • 1ページ・タイトルロゴの枠。GBAカートリッジのインスパイヤ
  • 2ページ・1コマ目と4コマ目。歯型からわかると思うけど、あらしではない
  • 2ページ・7コマ目。無理のあるサービスカット。ついカッとなって描いてしまった。サービスカットならなんでもよかった。今は反省している
  • 3ページ・改蔵パロ。掲載誌がスピリッツ = 小学館ということで、やっても許してもらえるかと思って描いた
  • 3ページ・「調べておこうよ、それは」もちろん、事前に調べた。作中では触れなかっただけ。『かってに改蔵』11巻「引きぎわ学会」。やっぱり描いてらっしゃった
  • 4ページ・8コマ目。「左へ進むゲームってめずらしいですね」と担当氏に言われた。単に、縦書きのマンガの場合は右から左へ読まれることになるので、このコマの中でのオチである〝BOSS〟が左にくる必要があっただけ
  • 5ページ・1コマ目。ブロッキング。深い意味はない。ボケがどつかれてふっとばされる絵を描くのに飽きたから、なにか違う絵が描いてみたかっただけ
  • 5ページ・6コマ目。「大型筐体の中で居眠りしても起こられない‥‥」 昔、眠いけどゲーセンから離れたくないという感情のあまり、大型筐体の中で仮眠しようとしたことがあった。さすがに怒られた。いいじゃんよ~誰もプレイしようとしないファイ●ルラップの中で寝るくらいよ~(←いいわけない)
  • 6ページ・8コマ目。博多--。絶対に博多じゃない建造物を描くのが面白いような気がした。気のせいだった
  • 6ページ・アルバイトにボーナスめいたもの。ありえね~
桝田道也
作家:桝田道也
ゲームちゃん
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