予想通り、水質はきれいな水(最上級)の指標である、トビケラ、カワゲラ
カゲロウ、ウズムシ(再生で有名なプラナリア)、そしてサワガニばかり
でした。
トビケラの仲間には小石を集めて2~3センチの巣をつくるニンギョウ
トビケラや葉っぱを2枚くっつけて巣を作るコバントビケラなどがあるの
ですが、それらも採集できました。
トビケラやカワゲラ、カゲロウという水生昆虫は幼虫と成虫の中間の段階で
水にすんでいる昆虫で、それぞれの成虫はトビケラはガに似ていて、
カワゲラは羽根を上下に重ねて止まる成虫で、カゲロウは「生命の短い」
例えにされる、ハネはうすく、立てて静止するあのカゲロウです。
写真はこちら→ http://fujiken2.hp.infoseek.co.jp
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■ちょっとコメント■
私は15年前、大阪府の科学研究所へ出向し半年間、理科の勉強をしました。
今回は、その当時のことを思い出しました。
今回の研修には若い女性の先生が2,3名参加されていました。
途中で濡れた石に滑ってころんでしまうハプニングがありましたが、
楽しいひとときでした。
私が小さい頃エノコログサ(ネコジャラシ)で川のザリガニを採っていた
ことも思い出しました。
ザリガニは大変汚い水(四段階の最下級)を示す指標であることを改めて
知って、驚きました。でも、ぞのザリガニも最近見かけなくなりましたね。
ちょっと淋しい気がするのは私だけではないでしょうね、きっと・・。
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■今日のテーマ 「野鳥を鳴き声で聞き分ける」 2004/6/13 No.190
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6月の中旬、水生生物による水質検査を行った箕面ビジターセンターで野鳥を
鳴き声で聞き分けるレクチュアーを受けました。
虫のような声で、「シシシ・・」と次第に強くなくさえずりのヤブサメが一番
大きな声で鳴いていました。
「ショウチュウイッパイグイ」と鳴くセンダイムシクイが時々聞こえてきます。
「ピヨピヨ、ピピッピキピー」と鳴くキビタキも聞こえてきます。
「ピーヨ」「キーヨ」と甲高く伸ばすヒヨドリも鳴いていました。
これらの野鳥は、レクチュアーの方の話を聞いてあーそうなんだと教えていた
だいたのであって、私が聞き分けられるわけではありません。
T市の生物同好会では、毎年5月に勝尾寺に一泊して、早朝夜が明ける前から
「キヨキヨキヨ」と鳴くヨタカのような夜の鳥が静まり、朝日が昇る頃に徐々
に泣き出す、野鳥の声を聞くのだそうです。
それはそれは気持ちのよい瞬間だそうです。
(「山野の鳥」日本野鳥の会 参照)
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■ちょっとコメント■
「ピヨロピ、ホイホイホイ」と鳴く「ピヨロピ」を「月日星」と聞いて三つの
光の鳥という名の「サンコウチョウ」という鳥がいるのを初めて知りました。
残念ながら今回や生物同好会でも、聞いていない鳥だそうです。
私が鳴き声で分かると言えば「カッコウ」と鳴くカッコウや「ホーホケキョ」
と鳴くウグイス、「テッペンカケタカ」または「特許許可局」と鳴くホトトギス
ぐらいなもので、よい勉強になりました。
ただ、暗記力に乏しい私に次回まで覚えていられるか不安です。
「野鳥の鳴き声」というテープを先輩の先生からお借りしたことがありました
が、そのときもなかなか覚えられませんでした。
でも、野鳥の会に参加して、早朝から鳴き声と共に、双眼鏡で姿も見られるな
ら、一度参加してみたいなと思いました。
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■今日のテーマ 「野鳥のさえずりと地鳴き」 2004/7/20 No.191
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野鳥の鳴き声には、「さえずり」と「地鳴き」があります。
「さえずり」は、繁殖期に小鳥の雄が出す声で「雌を呼ぶ」「なわばりを宣言
する」という意味があり、決まった節回しで、美しい声が多いです。英語で
「SONG」といいます。
「地鳴き」は、1年中、雌雄とも出し、多くはさえずりより単純な声で、警戒
群れの中のコミュニケーションなどに使われます。英語で「CALL」といい
ます。
例えば、さえずりをS、地鳴きをCで表すと、
シジューカラのSは「ツーピーツツピー」ですが、Cは「チッチー」とか
「ジュクジュク」と鳴きます。
カワラヒワのSは「ビィーン」で、Cは「キリリリ」と高い声で鳴きます。
ウグイスのSはご存知の「ホーホケキョ」ですが、Cは「チャッチャッ」と
鳴きます。
ホトトギスのSは「テッペンカケタカ」「特許許可局」ですが、Cは「キョッ
キョッキョキョキョ」と鋭い声です。
(「山野の鳥」 日本野鳥の会 参照)
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■ちょっとコメント■
私が、先輩から「野鳥の声」というテープをお借りしたのが十数年前、その時
にこの「さえずり」と「地鳴き」を知りました。
一般に、私たちが聞き分けられるのは「さえずり」のほうですが、熟練すれば
「地鳴き」でも聞き分けられるようになるそうです。
こんな記事を書いていたら、私の家族が大阪市から初めて箕面市に引っ越して
きたときのマンションの南側に小高い山があり、自然が少し残っていたことを
思い出しました。
春の夜明けから「カッコウ」とカッコウが鳴いたり、「ホーホケキョ」とウグ
イスが鳴いていたりしたのを思い出しました。そして、妻がまだ幼稚園へ通っ
ていた息子に、「カッコウって鳴いてるのがカッコウだよ。あなたももうすぐ
ショウガッコウだね」っと言っていたように思います。
もうあのマンションから引っ越ししてしまい、その前に自然が破壊されていく
のをみてきたことを、寂しく思っています。