1つの細胞の受精卵が60兆個になるのですからすごいですね。
それぞれの細胞が、形やはたらきが違うのですからこれまた「生命の神秘」の
1つだとつくづく思います。
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■「読者のメール」より■
●「てくのぽけっと」さんより 前回の蛍光灯の原理について
「ちょっとサイエンス」N0.176の以下の下り、
・・・蛍光灯も実はガラスの内側に蛍光塗料が塗ってあってそこに
電子(プラズマ?)が当たって光る原理を利用しています。
とありますが、蛍光物質に直接電子が当たるの
ではなく、電子は一度「水銀原子」に当たり、
励起された水銀が紫外線を発し、その紫外線が
蛍光物質を励起し、蛍光物質が可視光線を
発するのです。
つまり、蛍光染料が染みた、シャツと同じ原理です。
→Fujikenより
「てくのぽけっと」さんからは、さらに原子の励起状態から基底状態へ
遷移するときに光を発するという、さらに高度な説明もありました。
その他の方からも同じ様なご指摘がありました。ありがとうございます。
「ちょっとサイエンス」は皆さんからのメールに支えられていますので
これからもよろしくお願いいたします。
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■今日のテーマ 「春の野草の観察」 2004/4/20 No.178
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いよいよ、中学1年生の理科の授業が始まりました。
一番最初に行うのは野草の観察です。
野草は文字通り「野に生える草」ですが、よく見るととてもきれいな小さな花
を咲かせているものも多いのです。
チューリップやパンジーは野草とはいわず、植えた園芸種といいます。
春の野草の中で一番、目につくのはタンポポです。春だけではなく違う季節に
も花を咲かせているのを目にすることもあります。
このタンポポは大きく分けると、古来から日本に生息している在来種の「カン
サイタンポポ」(注:日本の生息地によって名前が変わります。)と、外国か
ら入ってきて生息域を伸ばしてきた外来種の「セイヨウタンポポ」です。
見分け方は、花のつけねのがくのようなもの(総ほう)が、そりかえっている
のが「セイヨウタンポポ」で、そりかえらずうえにすっとくっついているのが
「カンサイタンポポ」です。
このタンポポの調査は毎年行われているのですが、セイヨウタンポポのしめる
割合が年々大きくなっています。
生存競争ではセイヨウタンポポの方が上なんですね。
あと、面白い名前が付いているのが「オオイヌノフグリ」です。
青紫色の小さくきれいな花を咲かせるこの野草の名は、実(?)が男子の睾丸、
簡単に言えば金○(ゴールデンボール)の形に似たハート型をしていて、睾丸
のことをフグリというので、大きなイヌの睾丸という意味なのです。とても
面白い名前ですね。
あとよく間違えるのが、「オランダミミナグサ」と「ハコベ」です。
オランダミミナグサは葉に耳にあるうぶ毛のようなものがあり、ハコベは毛が
なくつるつるした葉が特徴です。
「細胞内の核は、なぜ重力に逆らってその位置をキープできているのか?」
(細胞内で核が下方にかたよらず、常に中心付近に位置しているのはなぜか?)
この課題の答え合わせの回の講義に欠席してしまい、
また、そのときは深くは考えなかったので、いまだにナゾのままです。。。
どうしてなんでしょう???
答えをご存知でしたら、ぜひご一報をm(_ _)m
→Fujikenより
私にはその理由が説明できません。
私は、何かの細胞をスペーシシャトルの中の無重力の中で観察したときの
違いを見てみたくなりました。
何かよく知っている方からの情報をお待ちしています。
メールはこちら→ fujiken200605@ares.eonet.ne.jp
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■今日のテーマ 「滋賀の大地ができるまで」 2004/4/27 No.179
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琵琶湖の北部の伊吹山は石灰岩で出来ています。
この石灰岩はフズリナ、サンゴ、ウミユリ、などから出来ていることから、
遠い昔、この地層が出来た頃は、赤道付近の海であったと考えられます。
また、チャートもあることから放散虫などのすむ南の暖かい海で出来たと
考えられます。
この地層が出来たのは今から2億年くらい前の古生代・中生代のころで、
その地層が海洋プレートにのって少しずつ北へ移動してきたのです。
そして、海洋プレートが大陸プレートの下へもぐる7千万年前には、
多くの火山活動があったと考えられています。