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■今日のテーマ 「冬の星座と双眼鏡」 2004/3/2 No.171
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冬は1等星が最も多く見られる季節で、星座の観察には適していると言えます。
代表的なのが「オリオン座」です。手にこん棒とししの皮を持ち、三ツ星を腰
にして、勇壮な狩人の姿を見せています。肩にはベテルギウス、足には青白い
リゲルが輝いています。
その猟犬の「大イヌ座」のシリウスが東下にあり、「子イヌ座」のプロキオン
が東上にあります。シリウスは月や金星を除き、恒星の中では一番明るい星で
「焼き焦がすもの」という意味があるそうです。
この、ベテルギウスとプロキオンとシリウスが南の空に大きな「冬の大三角形」
をつくっています。
冬の大三角形の東上には「カストル」と「ボルックス」並んで見える「ふたご
座」があります。
次に冬の大三角形を天頂へ目を伸ばすと「おうし座」の角の部分のVの字が
見え、そのおうし座の背中の所に「プレアデス星団」=「すばる」が見えます。
肉眼では6,7個くらいの星が見えたらいい方ですが、これを双眼鏡で見ると、
驚くほど多くの青白い星の集まりが見えます。
そして、もう一つ、オリオン座の三ツ星の下の所に薄く輝いてる部分を双眼鏡
で覗くと、ガスが光っているところが見えます。これが「オリオン大星雲」で、
そこは星が生まれている場所で、地球も46億年前に、こうしたガスから出来
たと言われています。
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■ちょっとコメント■
私は、ご承知の通り、暗記力が悪いので、「冬の大三角形」ベテルギウス、
プロキオン、シリウスを、大分県の温泉町「別府市」(べっぷし)を思い浮か
べるのです。三つの星の頭文字を取ってべ・ぷ・し=(べっぷし)どうですか?
うん、分かりやすいと思ってるのは私だけ・・・(涙)
最近は、奥別府の「湯布院温泉」の方が人気があるそうですね。一度妻と
温泉旅行に行きたいと思っています。
今回のテーマにあげた「双眼鏡」ですが、私は20倍のものを新聞広告で見つ
け、1万円で最近購入しました。
昨日は上弦の月をその双眼鏡で見て、うさぎの顔と耳のクレーターをいくつも
見ました。アポロ11号が着陸した「静かの海」も見えましたよ。
残念ながら「プレアデス星団」と「オリオン大星雲」は見えませんでしたが、
次回チャレンジしてみようと思います。
双眼鏡は天体望遠鏡のように視野にとらえるのがそんなに難しくなく、手軽に
見えるのと、持ち運びも簡単で、天体観測には有効であるという事を、今回の
地学研修で学び、実践している最中なのです。
しかし、双眼鏡では肉眼で見られてもデジカメに撮ることができず、記録に残
せないという欠点があるということに気づきました。
なにかいい方法はないものかな~と考えているFujikenでした。
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■今日のテーマ 「東経135度と明石天文科学館」 2004/3/9 No.172
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東経135度にある明石天文科学館が日本の標準時になっているのはご存知の
通りだと思います。
つまり、明石天文科学館で太陽が南中した時刻を12時(正午)と決めている
のです。
では、東経135度をどうやって決めたのでしょう。
測量の方法には、1,天文観測によるもの 2,測地(地図)によるもの
3,GPS(人工衛星による測量システム)によるものと3つあります。
明治43年(1903年)の京都大学のメンバーによる、天文観測によって、
東経135度が決められたそうです。
その後、GPSの登場・発達によって120mずれているのではという指摘が
されましたが、現在もなお、天文観測による東経135度であるという立場を
つらぬいているそうです。
また、世界標準時はイギリスのグリニッジ天文台ですが、これを決めるときに
も、フランスのパリと競っていたそうです。
1884年、ワシントン国際会議で、正式にイギリスに軍配が上がったそうで
す。
しかし、プライドの高いフランス人。イギリスとちょうど1時間の時差がある
フランスなので、日本の明石と1時間ずれている豊橋と「時の町」として、
友好を結んだそうです。
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■ちょっとコメント■
明石天文科学館の付近には東経135度を示す石碑などがたくさんあります。
道路石碑、人丸前駅の構内の壁、プラットホームなどいっぱいあります。
写真がこのメルマガでは載せられないので残念ですが、興味のある方は下記の
HPへ来て下さい。
興味のある方はこちら→
http://fujiken2.hp.infoseek.co.jp
震災で一部損壊そた明石天文科学館も綺麗になって
また活躍しています。
幸いに一番上の天文観測所(天体望遠鏡)は
無事だったそうです。
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■読者のメールより■
●「kayo」さんより 前号の「冬の星座と双眼鏡」について
20倍の双眼鏡でも、月の表面が見られるのですね。
いいことを聞きました。
「べっぷし」という覚え方。私もこういった方法で
歴史の年代を、テストの直前に覚えて、