遠くにある天体の存在を目で確かめ、宇宙の姿を実感できる最先端の体験施設
へと成長するのです。
新天文台は3階建てで、スタディールーム(研修室)と研究室(2,3人が
宿泊しながら観測できる部屋)と観測室などに分かれています。
まだ、望遠鏡自体が設置されていない状態でしたが、新天文台の中を黒田
公園長様に案内して頂きました。
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■ちょっとコメント■
私は10年程前、大阪府の理科の半年研修に出向したときに、その時のメンバ
ーと西はりま天文台に来ていて、その当時の望遠鏡で初めて土星が見えたので
感激したのを覚えています。
今回の地学研修ではあいにくの曇り空で夜の星の観測会はなくなりましたが、
デジカメが大変優秀で使いやすいという指摘を受け、前回下弦の月の写真を
載せたしだいです。
西はりま天文台公園は家族から20名ほどの宿泊施設があるのが特徴で、素人
が泊まりがけで観測できる天文台公園であるのです。
それが、2004年11月からは接眼レンズから覗くことのできる世界最大の天文台
に変わろうとしています。オリオン座星雲なんか見えたらいいな、なんて思っ
ています。
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■今日のテーマ 「冬の星座と双眼鏡」 2004/3/2 No.171
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冬は1等星が最も多く見られる季節で、星座の観察には適していると言えます。
代表的なのが「オリオン座」です。手にこん棒とししの皮を持ち、三ツ星を腰
にして、勇壮な狩人の姿を見せています。肩にはベテルギウス、足には青白い
リゲルが輝いています。
その猟犬の「大イヌ座」のシリウスが東下にあり、「子イヌ座」のプロキオン
が東上にあります。シリウスは月や金星を除き、恒星の中では一番明るい星で
「焼き焦がすもの」という意味があるそうです。
この、ベテルギウスとプロキオンとシリウスが南の空に大きな「冬の大三角形」
をつくっています。
冬の大三角形の東上には「カストル」と「ボルックス」並んで見える「ふたご
座」があります。
次に冬の大三角形を天頂へ目を伸ばすと「おうし座」の角の部分のVの字が
見え、そのおうし座の背中の所に「プレアデス星団」=「すばる」が見えます。
肉眼では6,7個くらいの星が見えたらいい方ですが、これを双眼鏡で見ると、
驚くほど多くの青白い星の集まりが見えます。
そして、もう一つ、オリオン座の三ツ星の下の所に薄く輝いてる部分を双眼鏡
で覗くと、ガスが光っているところが見えます。これが「オリオン大星雲」で、
そこは星が生まれている場所で、地球も46億年前に、こうしたガスから出来
たと言われています。
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■ちょっとコメント■
私は、ご承知の通り、暗記力が悪いので、「冬の大三角形」ベテルギウス、
プロキオン、シリウスを、大分県の温泉町「別府市」(べっぷし)を思い浮か
べるのです。三つの星の頭文字を取ってべ・ぷ・し=(べっぷし)どうですか?
うん、分かりやすいと思ってるのは私だけ・・・(涙)