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■今日のテーマ 「神戸層群の断層」 2003/12/30 No.162
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12月18,19日と一泊二日で大阪教育センターから「地学の魅力を探る」
という研修に参加しました。
これからしばらくは、この研修の内容をまとめていこうと思います。
神戸の山の中、高速吉川から降りたところに、バスを止め、良く分かる「断層」
の路頭を見ました。
断層には断層面そって上盤が下方にずれ、下盤が上方にずれる「正断層」と
逆に上盤が上方にずれ、下盤が下方にずれる「逆断層」があります。(その他
に横ずれ断層があります。)
正断層のできかたは、左右に引っ張る力がはたらき、逆断層は左右から押され
る力がはたらいてできます。
一見して見分ける方法は「同じ層が上下で離れていたら正断層」「同じ層が
上下で重なっていたら逆断層」と考えればよいでしょう。
メルマガでは写真が載せられないので、ぜひ、下のアドレスから正断層のよく
わかる写真をご覧下さい。
Fujikenのフォトスタジオ→ http://fujiken2.hp.infoseek.co.jp
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■ちょっとコメント■
正断層と逆断層はどっちが正でどっちが逆なのか覚えにくいのです。
図を見て「引っ張られたか」「押されたか」はすぐに分かるのですが、
どっちが正でどっちが逆なのかの名前が覚えにくいのです。
やはり、これは私の欠点の一つで「暗記力に乏しい」表れだと思います。
そこで、覚え方を考えました。「引っ張り正、押すは逆」どうでしょうか?
もう一つ、いつも地学実習へ行ったときに思うのですが、大阪にこんなに
良く分かる「露頭(がけ)」がないのです。「実物を見せたい」と思っても
そう簡単には行きません。事実、今回の露頭ももう何かの建築が始まっており
来年は見られるかどうか分からない状態です。
それに、一学年全部が見るとなると、キャンプとか野外学習の時しかできない
と思っています。いい研修が出来ても、実際はスライドで我慢するしかないの
でしょうか・・・。
★みなさ~ん
今、日没後(5時半~6時半)に、西の空にピカっと光る一番星が見えて
いるのに気づいていますか? 今は月も半月に近づいて少し離れてしまいま
したが、その明るい星は金星・・宵の明星(よいのみょうじょう)です。
月よりも西側の下側を探してみて下さい。天気が良ければいいのになあ~!
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■読者からのメールより■
●「Sさん」より 「ヘクト」について