ひねもすのたり

早ければ10年後くらいに地球が「小氷河期」に入る可能性

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201204/2012041900851

 

「17世紀後半から18世紀初めに長期間太陽活動が低下し、寒冷化をもたらしたとされる「マウンダー極小期」でも起きたと考えられている。近年、黒点数の減少や11年の周期が延びるなどの異変が続いており、国立天文台の常田佐久教授は「この状態が次の周期も続くと、マウンダー極小期のような時期に入ったと考えられる」と述べた。」

5月12日のtbsラジオ「久米宏ラジオなんですけど」によると、

早ければ10年後くらいに地球が「小氷河期」に入る可能性もあると言う。ゲストとして出演した、広島大学大学院の准教授の生物学者、長沼毅氏が述べたもの。

 

 

 

 

「日本システム」の崩壊から再生へ

ここざっと10年から20年くらいの間に特に世界の経済情勢ががらっと変わった。私が再三再四にわたって述べていることは、たとえば「日本システム」の崩壊であり、またこれからの再生へ向けての哲学である。それはある意味では、たとえば主にインターネットの発達などによる経済のグローバル化とその崩壊。そして日本においても官僚システムの崩壊および政治に対する不信感の増幅に伴う「日本システム」の崩壊そしてそれらの再生である。そしてあるいは偶然だったのかもしれないが、東日本大震災および原発事故に伴うエネルギー政策の根本的な見直しならびにそれに伴う私たちひとりひとりの生活哲学の大転換であろうと思うのである。
悲観的に見れば、もしかしたら向こう10年間くらいのうちに日本は無政府状態に陥り、人口の減少や雇用不安やあるいはデフレが止まらないなどの大混乱に陥るかもしれない(すでに陥っているかもしれないが、さらなる悪化)と思う。
しかしここを前向きに考えるとすれば、まずエネルギー政策をたとえばドイツのようにドラスティックに変えなければならない。そして大量の外国からの移民の受け入れを促し、そしてなによりも堅固な官僚機構の立て直しを図って、事実上国を動かしている統治システムを再構築しなければならない。
どの施策を選ぶかなどという瑣末(さまつ)なことにこだわって、いつまでもこういった作業に手を付けずに放っておいたなら、先に述べた「悲観的な」シナリオが待っているかもしれないと思うのである。

朝日 4月の米財政収支、3年7カ月ぶり黒字ー日本政府・日銀は大胆な資金供給を

http://www.asahi.com/business/update/0511/TKY201205110148.html

「米財務省は10日、4月の財政収支が591億ドル(約4兆7千億円)の黒字になったと発表した。単月での黒字はオバマ政権では初めてで、ブッシュ前政権の2008年9月以来3年7カ月ぶり。

 米景気が緩やかに回復しているのに伴って税収が増え、歳入は前年同月より10%増えた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・」

これは大変なことである。単月で財政収支が5兆円近くの黒字になったのである。日本にあてはめて考えたら分かるだろう。単純計算するのはおかしいが、日本の5%分の消費税が1年分で約2.5兆円と言われているから、その20倍以上の税収というか財政収支が改善したという計算だ。
 要するに日本政府・日銀の「政策」の問題なのだと、たとえば経済評論家の森永卓郎氏は指摘する。簡単に言えば、もっと大胆に市場に資金を供給すべきとの主張である。現に米国はそれで成功したからである。

 

nhkニュース 4号機 建屋上部覆うカバー設置へー急がれる他原発の「対策」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120417/k10014495331000.html

「 東京電力福島第一原子力発電所の水素爆発が起きた4号機で、使用済み燃料プールから燃料を取り出すための装置を取り付けるとともに、放射性物質が放出されるのを防ぐため、原子炉建屋の上部を覆うカバーを設置する工事が、17日から始まります。

福島第一原発の4号機の使用済み燃料プールには、1500体余りの燃料集合体があり、水素爆発が起きた建屋を取り壊すために、プールから燃料を取り出す必要があります。
このため東京電力は、燃料を取り出す専用のクレーンなどの装置を取り付けるとともに、作業を行う際に放射性物質が外に放出されるのを防ぐため、・・・・・」

一部では、万一大きな余震などによって事実上プールを下から支えている支柱が崩れれば、現在の科学技術では取り返しのつかない事態も考えられるとも言われる。少なくともこの工事による対策が急がれるところだと思う。同時にこれは何も福島第一原発だけの問題でないことは言うまでもない。他原発(停止中含む)も同様の事故が起きる可能性も当然ある。原発は停止中でもたくさんの使用済み核燃料を同じように保有しており、日本中の同様施設でも同じことになる危険はずっと続くのであることを覚えておくべき。


篠田 将巳(しのだまさみ)
作家:shinoda masami
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