真紅の舟

  警視庁と一部の刑事や警察関係者が緊急に会議を開き、マスコミにバレないように極秘に早急に行動を起こしていた。
  某現場付近を一斉に立ち入り禁止にテープが張られる。
  付近のいくつかの道に検問が設けられる。

「何なんだ、これは!?・・・」
「中の奴は、何物なんだ!?・・・」
「・・・・・・!?」
  見ている人達は、目を見開いていた、生唾を飲んでいた。
  その見た事もない、異様な、オゾマシイげな物体に。

  アメリカンフットボールを縦にして上下八角形の十六角形の様相で水晶みたいな透明感があり、中にハチが冬虫夏草みたいに成った異様な姿を宙に浮かした状態があらわにしていた。

「うっ!?・・・」
「あっ!?・・・」
「えっ!?・・・」
  みんなが口を揃えて声を出した。
  動かない!?物同士 脳で会話をし始めた。
(オレノイウコトヲ キカナイト チニオチルコトニナル)
  現場にいる全ての人と会話をしていく。

  一番始めに抵抗した者が、見せしめの為に生け贄に成った。
  声や体は、自由に成ったらしかったがは、大きく、凄く苦しがっている様子に見えていた、血管が膨張していく、頭や体、そこらじゅうを痙攣させていく、そして一瞬にして血管が爆破、血が体中を真っ赤に染めた、瞬刹される。
  一人また一人と倒されていった。
  そして残ったものは、冬虫夏草の枝が伸び、脳部が蜃気楼!?にされ、《脳》を交換され、支配されていった。

  仕事を忘れて遅い夏休みに入った科捜研のヒラメキの鬼 七海 和栄 二十五歳が、ゆっくりと映画鑑賞をしていた。
  こだわりで買った最新型の大型スクリーンが目の前に広がっていて後ろから飛ばされた映像を鮮やかに映し出していた。

  まるで王さま気分で座り心地のいい長椅子にドンと座り、高級なブランデーとサラミを口に運ぶ。
  本当は、映画館に足を運んで見たいと思っていたが、やはり、ゆっくりと安らいで見るとなると、家でわがままで、其れゆえにネットでDVDを注文してしまっていたのだった。

  今  話題の『イエスの贈り物+』を再生する。
  終わりが解らない事やストーリー性、SFXによる映像美が人々を引き付けていた。
  子供みたいにのめり込んで見いる。

  謎解き・・・恐怖感・・・連鎖する事件が人々を引きずり込んでいく。
  秘宝!?にたどり着いていた。
  画面がアップになる。

  黒い煙状の箱!?内の小さな扉!?の小さく光る!?鍵!?を手を入れて取り出した。
「・・・!?・・・チップ・・・」
  よく解らない床の模様の映像が一瞬映り、波をうった。
  醜い黒い!?指がボタンを押す。

  その映像の直後 3Dの映像に成り、大きなアオジロザメの頭が向かって来た。
  七海は、両手を長椅子に置いたまま、全身を痙攣させていた。
  胴の上半身を湾曲に食いちぎられていたからだった。
  ブレーカーが落ち、全ての灯りが消える、部屋のお掃除が始まる。

  ビロード ユタガミが三田村 貴樹を世の中から葬り、完全犯罪を企んでいた。
  三田村は、言われた時間通りに某場所に来た。 
  高層ビルの一室で周りのビル群が一望出来る所だった。

  三田村が床の黒い蛇の目印の上に解らずに立った。
  一瞬にして歪んだ空間が左右が近付いて来た。
  今までに行った事のないケースに人間は、体を取られた。

《異空間の波を左右から、微妙な距離でぶつけ合い、ぶつかった所に魔界の空間を開け、それ全てをスローモーションにする》
  難しい話は、知らぬ相手に任せてユタガミは、ただ利用して憎んでいる奴をヤッテほしいだけだった。

  一瞬にして凄まじい爆発を起こし、バラバラにそれを亡者達が争い奪い取っていた。
  そして何もかも無くなった所をユタガミは、余裕で歩み寄り、去って行こうとしていた。

  つまづく・・・・・・そこには、蛇の目印が床から気株のように出て来ていた・・・殺気!?に天井を見るとオレンジサーフィンが十字に並んでいるのが見えた。
  一瞬にして目を見開く・・・後ろを向く・・・直ぐに立ち上がって逃げようとした・・・(盗み聞きするなよ)・・・「オレタチニ、マンゾクハ、ナインダヨ」・・・。

  黒い線や赤、緑、青のドス黒い色がユタガミに伸びた亡者の顔や手や腕が人間を追い抜く、立ちふさがる、噛む、捕まえる。
  そして黒い魔界に引きずり込まれて行った。
  静けさが部屋に戻る。

「ネ~、ナニ、歌うか決まった~!?」
「君、可愛い、お尻してるね~」
「キャー、Heyちゃん、おもしろ~い、キャハハハ、エッチ~」
  並木 平二郎は、楽しく、面白く、ママさんが返してくれないくらいモテモテだった。

(俺が、四次元の歪みの動く扉だ。 俺の奥には、ファラオのオレンジサーフィン=生け贄の棺が製造されている)
  この人口知能を持った導殺マシーンさえあれば、永久的に人間の悪い魂を集めるのに事欠かないだろう。

  妨害電波を何重にも出しているし、電波なんていくらでも細工が出来る。
  オレンジサーフィンは、姿の無い亡霊やスーパーコンピューターや仲間等によって造られ、《敵と判断される物について何重にも罠を張り、確実にヤられていた》

  荒々しい亡霊一匹とわずかばかりの人間の血とファラオの呪いや人口知能を入力した極小チップ、そして全てを能力を最大限に出す化学反応物質を棺に入れ、その後プレス、加工すると恐怖を象徴するファラオの真紅の船オレンジサーフィンが完成したのだった。

迷 彩映 (mei saiei・メイ サイエイ)
作家:MONALI PADORA
真紅の舟
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