嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第2巻(完結)

嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第2巻(完結)300の有料書籍です。
書籍を購入することで全てのページを読めるようになります。
嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第2巻(完結)を購入

記事351~400( 6 / 50 )

記事356 筋緊張をコントロールする方法論!

おはようございます。

昨日は暑かったですよね。元気にお過ごしですか?

私はこれから田舎の畑にいって草取りとかしてきますけど

その前に投稿しておきましょうね。

、、、、

タイトル下にリンクがありますけど

このブログはそのリンクしているブログの延長なんですね。

ということで、リハビリについても結構書いていく予定ですけど

今まであまりまとめて書かなかった、片麻痺リハビリの

攻略といってはなんですけどね、実例をできるだけ書いてみようと

思っております。

で、今日は筋緊張をいかにコントロールしてみるか

ということでね、説明したいと思っているんです。

前回も書きましたけど、片麻痺って筋緊張があきらかに全身的に

崩れた状態とするのが、非常にわかりやすい説明と思います。

しかし、特に、すでに筋緊張が亢進している場合、関節運動制限が

顕著な場合には、筋緊張を評価することすらままならない状態が

出来上がってしまっているんです。

つまり、片麻痺のリハビリというものは、筋緊張をコントロールする

そういうことから始まるはずなんですけど、実は、そこに

特に体系化された手法はないんですね。

????

ま、いかにいい加減な世界であるかということを認識していただき

そこにしがみついていても、結局は、方法論がないんですから

大抵の場合、自然回復が順調に認められるたとえばTIA等以外の

片麻痺の回復って、そうはみられないというのが、私の持論です。

いえいえ、本当は、片麻痺って言う症状は、もちろん錐体路障害の

片麻痺ですけどね、どこまで良くなるのかは

すべてお客様の身体の中に答えがあり、それはいくら専門職でも

要するに、最善、安全なコメントとして、限界があるかも、、、

と説明するだけの話です。過度に保障はできませんからね。

、、、、

さて、筋緊張をコントロールするということですけど

どうやれば亢進した筋緊張を正常化させることが

できるのでしょうか?

ここで用いる手技は、誰でもできますけど

皆さんは、筋緊張を緩めるという観点で、おそらくストレッチを

想像するのではないかと思います。

これは、間違っています。

いえいえ、所詮、お客様といっても他人のことですからね

それは確かにストレッチするという方法論もありますよ。

けれど、筋緊張が亢進しているということは

筋腱紡錘の感受性がずっと高まっていることを意味します。

その際にストレッチをかけても、逆に反応してしまうというのが

通常であり、

すなわちストレッチは、方法論として成立しても、科学的には

あまり根拠のないものと思っています。

では、次に想像できるものがあるでしょうか?

関節可動域訓練も同様ですよね。

ということで、まずは筋腱紡錘の感受性を引き下げることを

行わなくてはなりません。すなわちそれはなにか?

こういうことになります。

筋腱紡錘というのは、伸張反射の固有受容器です。

筋腱が引き伸ばされようとする際の抵抗を感じるわけですから

筋腱が少しでも引き伸ばされる際に、そこにダイレクトに

伝わってしまうから、反応しやすくなるんですね。

つまり足間代のような現象が起こりやすくなるわけです。

そこをストレッチする、これが持続伸張という手法もあるんですけど

いずれにしても、利口なやり方ではありません。

なぜかといいますと、そもそも、硬くなっているものを伸ばす

ことになりますので、効率が悪いと思うんですね。

ま、全否定はしませんよ。

要するに、硬い筋肉がその硬さを正常化させればいいのですから

無理にストレッチも関節可動域も必要ないんです。

筋の長さをゆるめて、その柔軟性に対してアプローチするのが

私流であり、鉄板に近いと思うんですね。

もちろんこれが該当しない場合があることも先に書いておきます。

ですから、私にしてみれば、

お客様に対応するときには

最初から動かすことはありません。

対応するのは当然ですけどマッサージ的手法である

リラクゼーションテクニックです。

このことについては、あらためて、きちんと説明しますけどね。

時間になりましたので、まとめますけど

硬い筋肉、緊張が亢進している筋肉を

直接伸ばしてはだめなんですね。

緩めることは簡単なんです。

緩めようとしないから、緩まないだけであり

そういう対応は、人の身体をわかっていないだけの

ことなんですね。

私は知識もなければ、特にこれといった研修も受けていません。

しかし、実際にはお客様が、日々回復していくことを

観察する機会に恵まれています。

ということは、別にお客様が、良くなっていくことは

多くのお客様に共通しているものと考えてよいと考えています。

片麻痺リハビリの特に、緊張が強い方の攻略については

こういうことからはじめるべきであると思っています。

では、しばらく、こういうことをシリーズ化していきたいと

思いますけどね。ときどきチェックしたりしてみてくださいね。

記事351~400( 7 / 50 )

記事357 筋緊張のコントロール(管理者持論)

こんばんは。

当ブログだけの本邦初公開!

片麻痺の緊張のコントロールのための持論を展開します。

しっかりチェックしてくださいね。

片麻痺の緊張をコントロールするといってもね

即効性のある手技

短中期的に効果が期待できるもの

長期的に必要なもの

というようにやはり複数の方法論を持ち込むことが

非常に重要であると考えております。

つまり、一時的な効果であっては

何にもならないんですね。はっきりいえば

リハビリしやすい状態を作るだけという、治療側の自己満足の

世界になってしまう可能性が高いんですね。

したがって、そういうことではなく

効果をより持続しながら、さらに緊張をコントロールしていくと

いうような考え方で望むべきであると思っています。

では、ここからは

申し訳ありませんけど、続きを読む

からチェックしてくださいね。

 

 

ということで、今日はまず即効性抜群の方法論を

展開しましょう。

簡単なことですけどね

すでに何度も投稿していますけど

実は、リラクゼーションという手技です。

で、これは管理者オリジナルの方法であり

おそらくは、世界中探してもそうは見当たらない

手法であると思います。

????

やり方から説明しますけど、くれぐれも先走らないように

硬くお願いしますね。

リラクゼーションという手法は

単に力を抜くという脱力だけで対応しては

失敗すると思うんですね。

いえいえ、マッサージとは違いますよ。

マッサージこそ、私は必要だとは思いますけどね

マッサージだけでは筋肉は柔軟性を高める要素は

確かに改善するんですけど、片麻痺のお客様には

随意性が低下しているのですから

やはり他動的に筋をストレッチする必要が生じてきます。

????

わからなくても大丈夫ですよ。

私の言うところのリラクゼーションは

誰でも簡単に実施できます。

でも、こういう方法論を持ち込むことがあまりにも

少ないだけなんです。

硬い筋肉があるとしましょうね。

で、その筋肉が他動的にさらに硬くするのは

そうですね、伸張すれば硬さが増長しますよね。

だから逆をいけばいいんです。

筋の長さを緩めるとどうなるでしょうか

わずかですかで、緩みたるみが生じるはずです。

そうすればマッサージは簡単に対応が可能になるはずです。

、、、、

え、それをマッサージというのでは?

そのとおりです(笑)。

しかし、マッサージとストレッチは明らかに異なります。

私の方法論では、マッサージもストレッチも関節可動域も

ほとんど同時に対応していますからね。

しかし、緩めてからマッサージしてさらにストレッチを実施

また、関節可動域も対応するという手法は

どこにも説明されているものではありません。

したがって、従来より実施されているマッサージ対応とは

明らかに領域がオーバーラップしていますけど

これは単独の手技であるとしてよいと思います。

で、ここで問題となることが若干ありますけど

それは何かといいますとね。

実はマッサージにもよく生じるところの

揉み返し(いわゆる反応)というものです。

そうでなくても

ご自身でも経験できますけど

硬めである筋肉の同じ箇所を必要以上に

マッサージしますとね、そのときは多少ラクになっても

かならず、あとで炎症のような症状が起きてしまいます。

これはできれば生じさせたくない現象であり

私も100人対応すれば、少なくとも数名は

そのような反応を認めることがありますので

とにかく慣れない方には十分説明してね

軽めの対応から様子をみるようにしています。

、、、、

で、これを生じさせないで

さらに筋肉全般を軟らかくするということは

実際に、慣れてしまえば簡単なんです。

炎症症状を起こさないようにするためには

同じ箇所を必要以上にマッサージしなければいいだけの

ことであり、

絶えずマッサージ的対応をする場所をずらしていけば

済むだけでの話しなんですね。

ということで、ある程度の筋肉の柔軟性が改善してきますけど

そこからストレッチとか関節可動域訓練的に対応も行いますと

明らかに筋肉だけでなく関節周囲の軟部組織の柔軟性も

高まってきますので、何もしないで

ストレッチや関節可動域訓練をするよりも、痛みも出にくく

代償もしやすくなりますので、見かけ上ですけど

軽くラクに動かせることが、短時間で体験できます。

あはは、これだけなんですね。

もちろん、お客様の全身ということで

麻痺側とか非麻痺側に関係なく実施しますけど

全身にきっちり対応すれば、それは結構時間も必要では

ありますけどね、

私は大体20分程度で対応しています。

なれないうちは倍くらいの時間はかかっても仕方ないと

思いますけどね。

これをマスターしますとね、たとえば寝返りとか

起き上がりとか、立ち上がりとかね、非常にスムースな動作に

結びついていくものです。

そして、痙性筋であろうがなかろうが

確かに持続性にはある程度欠けますけど

ずっと対応していきますとね

じわりじわりと筋緊張そのものが

和らいでくるものです。

いえいえ、もちろんね、すべてのお客様に適応するかと

いいますとね、それは該当しない方もいる方がおられるのは

わかっていますけどね

経験則からいいますと、少なくとも片麻痺のお客様の

7~8割の方には対応可能な手技手法であると思っています。

ま、信じる信じないは実際に試してから

考えてみたらいかがでしょうかね。

ということで、次回の投稿には短中期的な

筋緊張コントロールの対応方法について考えてみたいと

思っております。では。

記事351~400( 8 / 50 )

記事358 緊張を中長期にコントロールしていくためには?

こんばんは。

前回の記事の続きですけどね

今回は、短・中期的な筋緊張のコントロールについて考えて

見たいと思います。

ま、事例からいきましょうかね。

以前、本編のブログにも紹介したことのあるお客様ですけど

右麻痺の女性で、短下肢装具を使用していて

今は車椅子中心になっている人ですけどね

股関節、内旋、内転がかなり緊張していてね

痛みを伴ったり、動作がゆっくりであったり

そういう方がおられるんですけどね。

最近までは、車椅子での姿勢も大きく崩れがちになり

リハビリもほぼ現状維持程度というゴール設定の方が

車椅子に乗っていても、下肢の痛みなど明らかに

緊張からきているような症状を訴えられたことがありました。

あはは、私は今、この方の受け持ちではありませんけどね

以前からのデイケアのお客様でしたので

そのときにこういう対応をしました。

車椅子の座面のたわみを徹底的に少なくなるようにして

それでも座面中心はどうしてもたわみますのでね

バスタオル(施設の入浴用)を厚めにたたみまして

座面の中央におきました。

その上に100均であるようなゴムの滑り止めを敷いて

さらに車椅子用の専用のクッションがありましたので

あらためて、その上に乗せました。

ただこれだけのことなんですけどね。

実は、このお客様、車椅子の姿勢がよくなってきて

自走も1ヶ月くらい前と比べてもスピードも上がり

リハビリでのストレッチなども行いやすくなっています。

さらに股関節周囲の筋緊張も和らぎつつあるんですね。

、、、、

別に、短・中期的な対応が車椅子と断定しているのではありません。

しかし、短・中期的に筋緊張をコントロールするためには

片麻痺のお客様の周辺環境をいかに調整するかという

私は結論に達しています。

要するに左右対称に近づけるという作業を行うために

今しがた事例に出しましたように、車椅子は非常に筋緊張に

影響していますので、座面のたわみなどには

しばしばチェックを入れていますけど。

他には装具の適合性とかねそういう部分も、筋緊張には

大きく影響していると考えています。

よくあるのはね、靴べら型装具でもいいんですけど

しっかりと装具の形にフィットしないようなつけ方が

割と多くみられます。

緊張によりつけにくい場合もあれば、装着そのものの困難さとか

自力動作で対応させるためにしっかりと装着できないという

そういう場合もあると思いますけどね。

しっかりと足の形にあったつけ方をしないと

逆にそのことで、左右非対称の下肢の状況が悪くなるのを

かえって助長してしまうこともあると思いますけどね。

、、、、

車椅子をほとんど費用をかけずに

お客様の緊張をコントロールさせてみたいのであれば

さきほどのような調整はきわめて有効であると思っています。

しかし、あえて専用のようなクッションを購入したりレンタルしたり

する必要までは、そのときの状況によってですけど

かなりの割合で不要であるのではないかとも思います。

すなわち、座面そのものがその中央部のたわみを起こしていなければ

あとは別に通常のクッションとか座布団程度でも

意外と快適に座れると思いますけどね。

ただし、滑り止めをかならず使用するということだけは

事前にきちんと対応してほしいと思います。

そうでないと座布団がお尻と一緒に滑ってしまう

そういうことが十分に予想されますのでね。

というように、車椅子を例にとりましたけど

短・中期的に筋緊張をコントロールしていくには、

直接的な身体面へのアプローチというよりも

環境自体をいかに正確に評価していくということが

はるかに重要であると思っています。

、、、、

どうしてこういうことが起きるかという部分については

当ブログ本編にはかなりヒントを盛り込んでおりますので

また参考にしてみてくださいね。では。

嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第2巻(完結)300の有料書籍です。
書籍を購入することで全てのページを読めるようになります。
嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第2巻(完結)を購入
M-CCアドバイザー 寅 加太夫
嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第2巻(完結)
0
  • 300円
  • 購入

8 / 252