嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第1巻(完結)

記事51~100( 7 / 50 )

記事57 ブルンストロームステージの考え方に異議あり!

こんばんは。

さきほどのショートコラムの続きです。

ブルンストロームのステージって

確かに、良く整理されていると思いますし

実際に現場でも、典型的な状態を確認することがあり

認めざるを得ないのかなって思うこともありますけどね、、、

でも、違うんです(断言!)

片麻痺の状態になっていなくても

片麻痺を体験できることが証明されれば

これは、片麻痺だから起こる症状とはいえなくなり

回復の段階ということも、決して脳からきているとは

いえなくなるはずです。

片麻痺の体験ということ

これは現実的には結構難しいのかもしれませんけど

できるだけ、片側の上肢、下肢の力を抜いてみれば

そしてほとんどの動作に参加しないようにしてみれば

いいだけなんです。

体験してもみない人が、どうして仮説を立てられるのか?

はなはだ疑問の部分ですよね。

これを行うとどうなるかは、後日投稿予定としましょう。


では、次にブルンストロームの共同運動というものを検証します。

しょっちゅう書いてはいるんですけどね。

あなたが、平均台の上を歩いているときに

りんごの皮を果物ナイフで剥きながらあるくことができますか?

という質問です。

ま、中国雑技団の人でも相当難しい状況だと思いますけど、、、

大抵の人は ノー と答えるでしょうね。

これは、全身の筋肉が同時収縮するためです。

なぜかって、そりゃバランスをとるためですよね。

だから、上肢にも指先まで筋肉がいっているわけですから

主動作筋も拮抗筋もなんでも緊張(収縮)しているんです。

これって病的ですか?

同時収縮が起こっていて、ある合目的的な動作(これ誤字では

ありませんからね(笑))ができないのが

つまり、分離運動ができないってことになります。

次の質問です。

さきほどと同じことを、普通の床を歩きながらできますか?

これは慣れれば結構できるはずです。

だって、バランスを崩す確率がはるかに小さくなるからです。

これを分離運動が可能になるといってよいと思います。

共同運動って、屈曲とか伸展とかいっていますよね。

では、上肢の屈曲ってどういう動きをいいますか?

肩関節が本当に屈曲していますか?

肩甲骨は後退していませんか、肩関節は伸展になりませんか?

わけわからないですよね。

違うよね、見かけ上全体が屈曲しているか伸展しているかって

形だけでとらえているだけです。

つまり、同時収縮をしているとき

ある形(上肢でいうと、肩甲骨が後退しているか、それとも

外転しているか)(下肢でいうと、骨盤が、、、省略)

になっているときの上肢とか下肢の全体の

見かけ上の形態で示しているだけのものです。

はあー、って溜め息でちゃいますよね。実にいい加減なものです。

答えをいっておきます。

運動麻痺がある状態において

その随意性が相当低い(全体に随意性が低いということ)

状態であったときに、同時収縮となる刺激がありますと

上肢は屈筋群が強い、下肢は伸筋群が強い

言葉を変えると

優位である

ということになるだけなんです。

人の身体は構造上そういうことになっています。

いえいえ、四足の動物はほぼこれで説明できるはずです。

本来は、同時収縮が持続しなければならないような状態は

片麻痺で生じていることではない

だって、事例を皆さん、認めざるを得ないではないですか?

それだけなんです。

それなのにブルンストロームの考え方に

なぜ支配されなければならないのでしょうか?

私には理解できません。

なぜなら、片麻痺(錐体路障害)の場合に

回復がステージのように段階的に通るのであれば

なぜ、小児の正常発達において、そういう現象が

運動発達のところで説明されないのでしょうか?

これはあきらかにいい加減な状況です。

胎児の動きなどで、もし共同運動パターンが生じているのであれば

それは、頭をたれますけどね

そんな段階を経ているようにはとても思えません。

ただし、緊張性対称性頸反射(STNR)、非対称性緊張性頸反射

(ATNR)、とかね、そういう姿勢反射については異論は

唱えませんけど。

もちろん、脱抑制状態(除脳などの状態)において

筋緊張がコントロールできないところからみると

当然脊髄だけの中枢性の緊張もコントロールではないことは

明らかですけど、錐体路障害だからといって

筋緊張が正常化してくるのであれば

当然、そのメカニズムを証明できなければならないのは

自明の理であるわけなんです。

でも、そんなこと誰も証明していないじゃないですか?

片麻痺だからブルンストロームって考えるのは

浅はかすぎます。

では。

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記事58 正中線という大きな障壁がある!

こんばんは。

久々に酔っ払いまして、寝てました(涙)。

目が覚めたら、まだ12時、、、

あらあら、ということで、ちょっと投稿しておきましょう。

片麻痺の治療で、超えなければならない障壁って

誰が考えても正中線なんです。

???

???

あんまり考えないですよね。

ま、いいんですけど、、、(良くない!)

非麻痺側の上肢でも下肢でもね、、、

正中線を越えた動きができるということが大事です。

、、、<span style="color:#0000FF;">非麻痺側</span>ですから、お間違いなく。

ということは、麻痺側にかなり荷重するということが

必要になるわけです。

あぶないじゃないか、、、?

って思いますよね。

でもね、そんなことを言っている人には

未来はありません。

麻痺側に荷重することができないようでは

左右対称という、病前の状態に戻れないじゃないですか?

よく考えてくださいね。

ただし、

やみくもに荷重させるってことではありません。

段階的な対応が必要なんです。

そういうことを、また、この記事のあとに書きます。

くれぐれも、転倒を促すような対応だけは

しないようにしていきましょう(重要です)。

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記事59 正中線という概念

こんばんは。

カテゴリーを追加しました。

ずばり

正中線 です。

ただし、私は相当のひねくれ者ですから、

そんじょそこらの考え方はしておりません。

さきほども投稿しましたけれど

いかに、

非麻痺側が正中線を越すことができるか?

これに情熱を注いでいます。

、、、

、、、

何のことだかわかりません?

うーん、確かにね。わからなくてもいいんですよ。

、、、

あのね、通常は麻痺側が対角線的な動きをするように

PNFのテクニックなんかもそうですけどね

あれも、はっきりいって眉唾ものです。

悪くはないんですけどね。

そういうこともありますけど、ここでは省略です(笑)。

片麻痺の症状(見かけ上の症状)の答えは

麻痺側にはまずないんです(いいぞ、、パチパチ)。

なに一人ではしゃいでいるんでしょうね(おばか)。


話を戻します。

片麻痺の見かけ上の症状っていろんなことで説明できるんですが

私の解釈では

麻痺側に荷重をしきれていないこと

これに尽きるとよく実習生にも説明します。

一つ例をあげます。

歩行の話です。

片麻痺の人の麻痺側、歩行時振出しが弱いのを

少しでも促そうとするとき、皆さんはどのように

考えますか?

多くの場合、あまり麻痺側に荷重させると

摩擦係数とか、抵抗とかかかるから

逆に非麻痺側に荷重し、振り出させようとしないですか?

これは、ごめんなさい、全くの逆です。

こんなことしていたら、何もできません!

ということで、

私は、意図的に麻痺側に荷重を強化します。

といっても見ているとわかりにくいくらいなんですけどね。

すると、

麻痺側の振り出しは自然と大きくなります。動きも

比較的スムースになることが相当の確率で生じます。

ただ、これを行う場合には必ず麻痺側からの

介助、および、荷重させるという誘導のテクニックが

必要になりますけどね。

決して難しいものではありませんので、少しでも荷重を

大きくするようにしなければなりません。

え、、、

正中線と関係ない?

あはは、そうでしたね。

でも、荷重が左右均等に行えないと

その先に正中線を越えるということがあるわけですからね。

まずは左右対称に近づける

そうしてから、非麻痺側が麻痺側で活動できる状態に

していくという流れが必要なんですね。

麻痺側の回復とか、たしかにここでは説明が不足していますけど

ま、心配しないで大丈夫です。

こういうことを、日常的に行えるようにすることで

もちろん、可動域の維持などの対応は十分に必要ですけど

麻痺の状態は、見違えるように回復してくることも

決してめずらしくはないのです。

今日はここまでにしておきましょう。

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記事60 基底面について(予告記事です)

(このブログはリメイクしてお届けしております)

こんばんは。

昨日あたりから私の考え方の核心を書きはじめましたけど

まあ、今日はイブですので

読まれなくてもいいかなって思ってます。

でもね。このブログが

とりあえずランキング10000位前後にいることって

結構不可思議ですよね。

あんまり関心のない分野ではあるかも知れません。

だけどねー。長島さんとかあなた心配にはなりませんか?

決して他人事ではないんですよ。

こういう知識って知らなければ

申し訳ないけど、下手すれば後遺症に一生苦しむことに

なるんですからね。

ということで、今日はこれから、

基底面

ということについて書いていきます。

???

???

片麻痺の人は、大抵、下肢自体の可動域が狭まっていてね

そのことで、基底面も通常よりはかなり

面積が減っているのです。これって、結局はね

バランス反応が過敏になり

全身の同時収縮の持続を助長してしまうんです。

詳しくはこのあと、少し経ってから投稿します。

では、今から書きますので、しばらくお待ちくださいね。

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
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