BACK TOPIC 2 -say hello to メビウス&パンドラ-

「あ~、つまらんっ!?」

「ア~、ウゼ~・・・・・・」

「死んだ~!?・・・・・・」

(一人は、淋しいよ~)

(上にのし上がって奴らを絶対に見返してやる。・[踏み潰してやる])

(幸せに成れよ・・・・・・)

(絶対に許せない、●・◇・▲・▽・■・△)

「携帯電話やパソコンが無い・・・・・・なんて、ありえな~い」 

「来る・・・!?」
「来ない・・・!?」

「現れる・・・!?」
「現れない・・・!?」

「・・・知らない!?・・・」
「判りません・・・・・・!?」
「・・・・・・ノーコメント!?」

「葉っぱが一枚、葉っぱが二枚、葉っぱが三枚、葉っぱが四枚・・・・・・」

「羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹、羊が四匹・・・・」

「一ま~い、二ま~い、三ま~い、四ま~い・・・・・・」

「南~妙~法~蓮~華~経~・・・・・・」

 5・4・3・2・1・・・・・・!?

「南・無・阿・弥・陀・仏 ・・・・・・」

 十・・・・  参 弐 壱・・・・・・!?

「過去の人に成っちゃいますか!?・・・・・・?!」

「のど元過ぎれば熱さも忘れる」

「死人に口無し・・・・・・」

「そういう運命だったんだよ」

「きたない」
「けがれている」
「私に触らないで」

(お高くとまりやがって)
(何様のツモリダ)
(フザケヤガッテ)
 
(これは、ビジネスにつながる)
(俺が神だ)
(必ず認めさせてやる)

 習慣なのか合理的なのか、彼には、毎日 裸でする日課があった。
 エアー組み手 居もしない相手に対して戦っていた。
 凄まじい汗をかく。
 息を弾ませた時に好きな冷えたビンビールを体内にプレゼントをした。
 平常な呼吸に戻った時にスリーフィンガーの氷の入ったVSOPをゆっくりと点滴みたいに味わって体に入れていった。

 パール フォー クローバー立ち上げ時の宝来 正法の相方 宮本 政輝が、いい汗をかいて椅子に座ってアルコールを味わっていた。
 舌の上でブランデーを転がす。
 突然、時空メール(テレパシー)が来た。
 辺りを見渡し、目をしかめながら立ち上がった。
 と同時に奴等が裏切って、歩いて消えた。 決められた数字の時限爆弾をいくつも落として・・・・・・。

 周りが明るく成っていた。
 逃げられないように、いくつかの四角や半円形のバリアーがあったが御札が宮本目掛けて物凄い勢いと力で飛んで来て体にくっ付いた。
 時間が無くなって行く、御札が体に取り巻く。
「テメエラ オレヲ ハメヤガッタナ・・・イケニエニ シヤガッタナー・・・・・・!?」
 暗闇が開く、御札、悪魔造り、爆発、炎上、バックドラフト、火の海、炎が息をして消失。
 そして絶対悪魔トラッパーマシーンが出来上がった。
 そして、キツネにつままれたみたいに元の部屋に戻った。
《彼女を幸せにする条件とアタマに成る為に》
「愛してる、恵美・・・・・・」

 宮本 政輝が危ない悪魔に成ると同時に警告のように報告のように現代社会に現れていた。

 心霊スポットの元ホテルに・・・荒らされず・・・整理され・・・真っ白い壁に・・・ベージュの絨毯・・・鮮やかなピンクのベッドに・・・廃墟なのにその部屋だけ蛍光灯が点けられ・・・壁に見馴れぬ マークが付けられ・・・・・・。 心霊スポットを見に来る人々達には、伝説化される程 怖い場所に成っていた。
 チームリーダーが軽く微笑みを浮かべる。

 噂を世間に流して行く。
 恐怖感をあおり立てる、植え付けて行く。
 関心を持たせ、広げていく。
 ・・・・・・!?・・・・・・!!
『 Welcome the guest.』

 人間は、面白い生き物。
  行くなと言えば、行きたくなる。
  見るなと言えば、見たくなる。
  立ち入り禁止と書いてあれば、入りたくなる。
  誘導しがいがある。

  ベットを自由にトラベラーさせて融合させ、最悪のシナリオを人間の裏側を引き出し、演出、行動させ、見方に付けて行く。
  狂わせて行く、悪魔に仕上げて行く。
  ベット上は、人間を野生動物に変えて行く道具にしてして行く物だと脳に植え付けていく・・・・・・。

  高過ぎる壁、何十幾重にも張られた鉄刺線、四方八方に縦横無尽に置かれた最低8台から成る監視カメラ、誰が見ても異常な物だった。

(人生なんか、生き残りを掛けた生死のゲームさ・・・・・・!?)
 上に上がった者が勝者だ。 全てだ。
  いくら、世間様に良い印象がなくても、悪いイメージを持たれていても、付き合いがなくても、お金があれば、生きていれば、生活をして行ける。

  一か八かで大金を得た、過去を捨てた強盗殺人犯の男だった。
  しかし、"パール フォー クローバー"を敵にし、売られた事により、生活は、急変した。

  自らを悪魔とか鬼と思わせて冷酷無比でいた男・大瀧 源二郎は、本物の地獄で本物の悪魔に毎日 血の出るような拷問をされていた。
「わあぁぁぁー、アあ唖阿亞・・・・・・」
  刺されたり、切られたり、潰されたりしても致死量までは、しないでいた。
  つまり、生き地獄。

  大声で叫んでも全く外には、聞こえていなかった。  異空間!? 地獄!? 防音された部屋!? 世界!?
  逃げられないでもいた。
  長い長い道のり、そして鉄条網と高い高い壁。
  気が狂いそうに成る程の長い長い罰。

 

迷 彩映 (mei saiei・メイ サイエイ)
作家:MONALI PADORA
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