BACK TOPIC 2 -say hello to メビウス&パンドラ-

 年頃の女性は、見ず知らずのうちに大人の体に成り 知らず知らずの
うちに自然にフェロモンを放出していた。
甘い微かな香水を付けて。

 サロペットスカートにレギンスで可愛いげな遊び着・・・。
 実は、お値段の掛かっているブランド品を身に着けていた。
 忙し過ぎる6日以外は、ゆっく~りと朝起きて 一日ショッピングで楽しんむのが唯一のストレス解消法だった。

「イタッ、ツー・・・」
前のめりに成り、後ろを思わず振り返った。
・・・誰もいない・・・。 (あれーっ、私疲れているのかなー)
(・・・足が上がらない・・・!? ・・・歳・・・!? イヤだ イヤだ 早すぎる)
 新しいミュールのせい、下を見た。 大人向けの可愛い我が子が、いた。

「へへーっ、いいわねー。疲れてない、疲れてない。 シークレットムービーを見ても見る目は、有るし お肌も 艶々だもの。 まだ若い 若い」
 一人で呟き、微笑んでいた。
 後ろ?から押され、肘が背に入ったり、肩を、ぶつけられたり? 前から腰や横っ腹、ヒップが当たったり? 触ったりした1日。 (ヤッダー、私って綺麗だから モ
テモテみたい 人がぶつかって来る~~フフッ ルンルン)

 午後6:00近くだったのでセブンで、夕食を買いマンションに帰った。
 ドアを開けて部屋に入る。 ”バタンッ”と扉が閉まった。  それまで判らなかった息がつまるような刺す超激痛。
「うっ・・・!!!???」 息が詰まる。 下を見た。
 服は、全身 白から朱色に染められていた。  前のめりの倒れる。

「う~っ、・・・ ひっひっ・・・すーっ、すーっ・・・・・・」 キャサリン 観月は、目を全開に見開き、人生が終わった。 全身49箇所を刺されて。
 みるみるうちに緑の絨毯が真っ赤な絨毯に飲まれ、広がっていく。

 

「あ~、つまらんっ!?」

「ア~、ウゼ~・・・・・・」

「死んだ~!?・・・・・・」

(一人は、淋しいよ~)

(上にのし上がって奴らを絶対に見返してやる。・[踏み潰してやる])

(幸せに成れよ・・・・・・)

(絶対に許せない、●・◇・▲・▽・■・△)

「携帯電話やパソコンが無い・・・・・・なんて、ありえな~い」 

「来る・・・!?」
「来ない・・・!?」

「現れる・・・!?」
「現れない・・・!?」

「・・・知らない!?・・・」
「判りません・・・・・・!?」
「・・・・・・ノーコメント!?」

「葉っぱが一枚、葉っぱが二枚、葉っぱが三枚、葉っぱが四枚・・・・・・」

「羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹、羊が四匹・・・・」

「一ま~い、二ま~い、三ま~い、四ま~い・・・・・・」

「南~妙~法~蓮~華~経~・・・・・・」

 5・4・3・2・1・・・・・・!?

「南・無・阿・弥・陀・仏 ・・・・・・」

 十・・・・  参 弐 壱・・・・・・!?

「過去の人に成っちゃいますか!?・・・・・・?!」

「のど元過ぎれば熱さも忘れる」

「死人に口無し・・・・・・」

「そういう運命だったんだよ」

「きたない」
「けがれている」
「私に触らないで」

(お高くとまりやがって)
(何様のツモリダ)
(フザケヤガッテ)
 
(これは、ビジネスにつながる)
(俺が神だ)
(必ず認めさせてやる)

 習慣なのか合理的なのか、彼には、毎日 裸でする日課があった。
 エアー組み手 居もしない相手に対して戦っていた。
 凄まじい汗をかく。
 息を弾ませた時に好きな冷えたビンビールを体内にプレゼントをした。
 平常な呼吸に戻った時にスリーフィンガーの氷の入ったVSOPをゆっくりと点滴みたいに味わって体に入れていった。

 パール フォー クローバー立ち上げ時の宝来 正法の相方 宮本 政輝が、いい汗をかいて椅子に座ってアルコールを味わっていた。
 舌の上でブランデーを転がす。
 突然、時空メール(テレパシー)が来た。
 辺りを見渡し、目をしかめながら立ち上がった。
 と同時に奴等が裏切って、歩いて消えた。 決められた数字の時限爆弾をいくつも落として・・・・・・。

 周りが明るく成っていた。
 逃げられないように、いくつかの四角や半円形のバリアーがあったが御札が宮本目掛けて物凄い勢いと力で飛んで来て体にくっ付いた。
 時間が無くなって行く、御札が体に取り巻く。
「テメエラ オレヲ ハメヤガッタナ・・・イケニエニ シヤガッタナー・・・・・・!?」
 暗闇が開く、御札、悪魔造り、爆発、炎上、バックドラフト、火の海、炎が息をして消失。
 そして絶対悪魔トラッパーマシーンが出来上がった。
 そして、キツネにつままれたみたいに元の部屋に戻った。
《彼女を幸せにする条件とアタマに成る為に》
「愛してる、恵美・・・・・・」

 宮本 政輝が危ない悪魔に成ると同時に警告のように報告のように現代社会に現れていた。

 心霊スポットの元ホテルに・・・荒らされず・・・整理され・・・真っ白い壁に・・・ベージュの絨毯・・・鮮やかなピンクのベッドに・・・廃墟なのにその部屋だけ蛍光灯が点けられ・・・壁に見馴れぬ マークが付けられ・・・・・・。 心霊スポットを見に来る人々達には、伝説化される程 怖い場所に成っていた。
 チームリーダーが軽く微笑みを浮かべる。

 噂を世間に流して行く。
 恐怖感をあおり立てる、植え付けて行く。
 関心を持たせ、広げていく。
 ・・・・・・!?・・・・・・!!
『 Welcome the guest.』

 人間は、面白い生き物。
  行くなと言えば、行きたくなる。
  見るなと言えば、見たくなる。
  立ち入り禁止と書いてあれば、入りたくなる。
  誘導しがいがある。

  ベットを自由にトラベラーさせて融合させ、最悪のシナリオを人間の裏側を引き出し、演出、行動させ、見方に付けて行く。
  狂わせて行く、悪魔に仕上げて行く。
  ベット上は、人間を野生動物に変えて行く道具にしてして行く物だと脳に植え付けていく・・・・・・。

迷 彩映 (mei saiei・メイ サイエイ)
作家:MONALI PADORA
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