BACK TOPIC 2 -say hello to メビウス&パンドラ-

 パール フォー クローバーを通じて認められて、悪魔に身を売った女性が一人いた。 彼女の名は、遥香 (ハルカ)。
 彼女は、一人の男性と愛し合い、幸せに成るが、その男を死に導く!?、いわゆる美しき死神だった。  また一人を死に至らせると顔やプロポーションや血液や指紋、全てを変えて次の獲物へとゲームが進められた。 《捕まらない殺人鬼》とも報道されてもいた。

[感情抜きの悪魔の化身にである・人間は、捧げ物だった]
 鏡に写る人間から、半透明、そしてスケルトンに成成った。
 脈拍も鼓動したり止めたり出来た。
 
 人をだましたり、命ごいをする人間の顔や声がたまらなく好きだった。
  異常じみていた。
  未解決事件をこなして警察をあざ笑うのが、好きだった。

 車内で感じる相手!?狙った獲物!?を探してデビルターンを土手っ腹に喰らわした。
 鉄と人間がすり抜け!?、相手を強引に車内に飲み込んだ。

 瞬時に遥香は、消え、異空間!?に飛ばされ、暗く成り、車は、潰され始めた。
 ギ~ギギー、バキバキバキ~ッ、廃車をしてるみたいに潰されていく。
 球型のシャポン玉内に車は、いた。
 泡が小さく、少なく成っていく。
 太陽光の届かない暗い暗い深海に落ちて行き、潰されて行った。
 声は、外部の人には、勿論の事ながら届かなかった。

 


 

 貰い事故で特殊能力を持つ前の渡米前の有坂 広海(ありさか ひろみ)だった。

 何か変、何か臭う、未解決の殺人事件と思う関心がある物に気を引かれた。

 緊張感とドライブ好きなゆとり心と楽しみ感が同居する高速の運転。
 いつからか車内の足元がクチャクチャと微かな音を立てて全帯を濡らされていった。
 高速道路の長いトンネルを抜け出て明るい世界に入って行く、眩しさに対応して目をしかめる。

 ・・・車の左前のタイヤにつながる軸がスパッと切れる・・・中央の駆動軸が切れる・・・操作ハンドルの軸が・・・bi・・・スパンッと切られる・・・。  点火物!?が落ちる・・・火・が・広・が・る。

  一瞬にして豪炎に包まれた。 ボンネットや四つの扉やトランクが開く。
 まるで"火の鳥"だった。
 やがて左のガードレールを突き破る。

  幾度か炎が荒れる、乱舞する、まるで小型で短命な焼却炉、全てを焼きつくしていった。
  地面に落ちて再度、爆発、爆音、炎が生き物のように飛び散っていった。
  映画を見ているかのような一瞬で激しい出来事だった。

 将来に希望の光があった人をPFC!?が小さい芽を摘み取ってしまっていた!?

《将来 警視庁のトッププロファイラー  有坂 広海》

 ・・・・・・少しのミネラルウォーター、少しのビール、少しの焼酎、少しのワイン・・・少しのウィスキー、少しのVSOP、少しのウォッカ・・・・・・。  
 そして・・・・・・スナックのママに譲って貰った少しの安眠剤!?・・・・・・混ぜたら・・・・・・グラスの中で重なってよどんだ。
 何も手を加えないのに次第にすみきっていく。

「"魔娘の眼"って知ってる!?」
  スナック!?に飲みに来た美鈴がマスターに聞いた。
「・・・・・・えー、知ってますよ。 ちまたでは、知る人ぞ知る・・・・・・伝説の怖いサイトでしょ・・・・・・!?・・・・・・見るもんじゃないですよ・・・・・・死者が出ているって話しでしょ・・・・・・!?」
「・・・・・・本当なのかな~・・・・・・あの"死神の死に至らしめる四つの行動"って!?・・・・・・」
「え~、見・た・ん・で・す・か・・・・・・あのサイト・・・・・・!?」
  夢の中!?で話をしていた。

 美鈴は、家庭内でドメスティックバイオレンスや姑からの陰湿なイジメをを受けており、非常に悩んでいた。
 サイトを見る行動に出る。

 晴れた日の・・・少し離れた人けの少ない・・・怖いラブホの近くの・・・車の通りの激しい・・・路上の出そうもない・・・飲料水の自動販売機・・・温かいホットカルピスを購入する。

 みんなが寝静まった真夜中の午前2時頃。
 噂の怖いサイトをパソコンで立ち上げて、開ける。
 関心があって見ていく。 "呪い"のページを見たり、読んだりしていく。
 ・・・・・・目に止まった・・・・・・文章や呪文の言葉を静かに口ずさんでいく・・・・・・。

「・・・・・・イ・イ・ノ・カ・・・・・・」
「・・・・・・えっ・・・なに、ナニ・・・・・・気のせい・・・な二・・・ナに・・・・・・!?」 
 美鈴は、怖さで動揺したが、冷静さを取り戻そうと昼間買ったホットカルピスを飲んで、気を落ち着かせていく。
 パソコンを見入って疲れて両手を後方に持っていった。

 ピコッ、パソコンに意味の判らない文章、yes & no(魔娘の瞳)の答えにyesとエンターキーを押した。
 何がおきたか判断する事が出来ないまま、有無を言わされない間に死人の手に口をふさがれ声を出さないまま、闇に引きずり込まれる。

 主人は、誰も来ない、見えない橋の下で繋がれていないヒモに宙に浮き、首を吊られていた。
 カラスのエサになる。

 姑は、誰も居ない所で冷たい雨にさらされたり、暑い砂漠に置き去りにされたり・・・etc・・・怨みの深さだけ、絶えるまで引きずり回された。

 

(やたらに答えを出すと 連れて行かれちゃうよ )

迷 彩映 (mei saiei・メイ サイエイ)
作家:MONALI PADORA
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