算命学余話 #G77

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算命学余話 #G77 (page 1)

 前回二回に亘って超能力を考察してみました。算命学では、干合によって変化した五行は「虚気を帯びる」と表現しています。そして元々の五行は「実気」を帯びています。「虚気」については『算命学余話#R67~68』で取り上げたので、参照下さい。
 超能力や霊感は、虚気に属しています。虚気に属する職業はいろいろありますが、例えば実物を扱う製造業に対して芸能業がそうですし、学問を考えるのなら自然科学に対する人文科学です。しかし同じ芸能業であっても、役者や演者は実業であり、役者や演者をあちこちへ配するマネージメントやプロダクションを担うのが虚業に当たります。宗教団体も業種としては虚業ですが、教祖や聖職者は実業であり、彼らの布教活動を円滑に進める組織運営者が虚業です。イメージが掴めたでしょうか。

 このように、虚と実はコインの裏表であり、我々が一般に見ているのは実の方です。虚は確かに存在するのですが、目には見えにくい。最近は宇宙のブラックホールが撮影されたと話題になりましたが、ブラックホールは本来我々の目に見えないものです。見えないものを、いろいろな機械を通して可視化した画像を以って、「撮影に成功した」と言っているのです。つまりこうした様々な技術を駆使しなければ、虚気を見ることはできない。算命学も、技法を凝らさなければ実気しか目に留まらない、虚気を見極めることはできない、ということです。

 今回の余話は、「根基法(こんきほう)」について考えてみます。算命学の鑑定では、よく「根がある」とか「根がない」とか耳にします。どれくらいの頻度で耳にするかというと、「天中殺がある」とか「干合がある」とか「七殺がある」とかと同程度によく聞かれます。それほど重要かつ基礎的な鑑定技法だというわけです。どこを見るかというと、前回に引き続き、地支がポイントになります。
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