健康
健康である人は、健康であることに無関心になるものです。人は、病気による苦しみを経験すると健康であることのありがたみを感じるものです。本来、人は健康なのですが、健康な人が病気になるのは、なぜでしょうか? ほとんどの人は、ウイルスや病原菌が病気の原因だと考えるでしょう。でも、最大の原因は他にあるのです。
近年、話題になっている病気が、生活習慣病です。言い方を変えれば、成人病です。例えば、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患、肝疾患、腎疾患、などの身体的病気。さらに、うつ病、精神統合失調症、不眠症、などの精神病。現代人は、何らかの病気を患っていると言っても過言ではないでしょう。
遺伝による病気に苦しんでいる人もいますが、今は、健康であった人が病気になる過程を考えてみたいと思います。子供のころは、スポーツができて、何でも食べていた人が、大人になるにつれて何らかの病気になるということは、日常茶飯事となっています。
人は、なぜ、大人になるにしたがって病気になるのでしょうか? 病気になるような生活とはいかなる生活なのでしょうか? 病気になる最大の原因はいかなるものなのでしょうか? 気づいている人は結構いると思います。そうです、最大の原因は、「食事」なのです。体内に摂取するものが、病気の原因となっているのです。
いやいや、バランスよく食事をしている、と言われる人も多いことでしょう。でも、どんなにバランスよく食事をしても、それでも、現在では、病気になってしまうのです。なぜでしょうか? それは、食材が病気の原因になっているからです。私たちが毎日食べる食材のほとんどは、加工食品です。
加工食品には、微量ではありますが、多種の有害な化学物質が含まれています。これらを長期にわたって摂取することによって、病気が引き起こされるのです。魚、肉、野菜、などにもエサや肥料に含まれていた化学物質が残留しています。つまり、すべての食材に化学物質が含まれているということです。当然、無害なものもあるわけですが、体に悪いものが多いということなのです。
ほとんどの食材に有害な化学物質が含まれていたとしても、加工食品に頼っている私たちは、それらを摂取せざるを得ません。では、いかなる策を講じればいいのでしょうか? 考えられる方策の一つとして、加工食品の摂取量を減らすことです。具体的には、一日の食事の量を減らすのです。つまり、それは、化学物質の摂取量を減らすということになるのです。
一日に、一食が無理ならば、二食にしましょう。日ごろから、絶食を心がていれば、免疫機能が高まり、病気にかかりにくくなります。まずは、絶食を心がけることです。また、健康を維持するには、ミネラルとビタミンが不可欠です。特に、天然塩とオーツ麦の摂取をお勧めします。また、化学物質を含んでいるものと言えば、医薬品です。病院に行けば、薬が処方されます。だから、風邪のような軽微な病気に罹った場合は、安易に病院にはいかず、薬も服用せず、自分の免疫で治療することです。
絶食の次に大切なことは、適度な運動です。特に、「骨盤」を動かすことです。日常生活では、骨盤を動かすことがありません。そのために、腰と背中の血流が悪くなり、腰が痛くなり腰も曲がっていきます。骨盤を動かすことは、簡単なようですが、意外とできない人が多いのです。一度、競歩の動画を見られて、骨盤の動かし方を学ばれることをお勧めいたします。