ラスボスの思想(11)

              命の声

 

 政府の一方的で非科学的な言論は、TVで毎日のように報道されています。TV情報を信じてしまった多くの国民にとっては、それは常識となり、そして、政府の思惑通りの国民の心が作り上げられています。もはや、国民は、自分たちの常識を検証する心も失っています。このままでは、政府を盲信する国民は、コロナワクチンを信仰し、未来を失うことになるでしょう。

 

 現実の生活においては、生きるためのお金が必要です。お金を得るには、働かなければなりません。しかも、高収入を維持するには、公務員や大企業の正社員であることが有利でしょう。また、それらの職業に就くには、一流大学を卒業する必要が出てきます。こう考えれば、政府や企業に従事している人たち、また、大学の学生たちは、保身のため、それら機関の意向に従わざる得なくなります。

 

 そうなると、人は、お金と地位のために生きていることになります。果たして、人はお金と地位のために生きるものなのでしょうか? 現実的に、お金と地位を失えば、名誉も贅沢な生活も失うでしょう。名誉もお金も失うぐらいだったら、死んだほうがましだ、と思う人たちがいるでしょう。でも、名誉とお金を失えば、人は死ぬのでしょうか? 人は、動物です。だから、病気をしない程度の生活環境と食料があれば、人は生存できます。

 人は、何らかの組織機関の中で生かされ、人間関係を保ちながら生きています。だから、自分だけの良識や気持ちだけでは、社会生活を送ることはできません。ほとんどの人は、この現状から抜け出すことは、できないでしょう。だからと言って、今の現状に甘んじていたならば、自分の命が危ぶまれることになる場合もあります。

 

 収入と地位を確保するためには、政府や企業の指示に従わざるを得ない。そう考えて、有害であるコロナワクチンを接種している人たちは多いことでしょう。こういう現状を作り出したのは、政府です。でも、政府に苦情を訴えていても、日々、猛毒コロナワクチンによって命は失われています。私たちは、誰の意見に従えばいいのでしょうか?

 

 私たちの命を守るのは、自分自身の「命の声」ではないでしょうか? 命が、叫んではいませんか? 静かに、命の声を聴いてみてはどうでしょう。お金や地位よりも、もっと大切な命について考えてみてはどうでしょうか。これは、とても難しいことかもしれません。ただ、いえることは、お金や地位がなくとも、お互いが助け合えば、命は守れるということです。

 

春日信彦
作家:春日信彦
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