大好きな人とラブラブになれる!内緒の話

何気ないけれど忘れかけてしまっていること

恋愛が始まった頃には互いの気持ちは新鮮なのでわずかなすれ違いや誤解はすぐに解決できることが多いものです。

けれど、時が過ぎていくにつれて互いのことをだんだん分かり始めてくると出会った頃は簡単に許せたことでも許せなくなったり、それほど気に留めなかったことが無性に気になって仕方なくなったりします。

これは、恋愛は時間が流れるにつれてゆっくりと二人の関係性を変えていくものだからです。

だから、恋愛関係を永く続けていくためには互いに「好き」という変わらない気持ちは大切にしつつ互いに変わるべきところは変わっていく必要があります。
それは、出会った頃よりも相手に対して些細な思いやりをしたり、相手へ優しい言葉をかけるといった事からできるものです。

互いを知れば知るほど、これらの何気ないけれど忘れかけてしまっていることを大切にしましょう。
そうすれば、幸せな恋愛関係は永く続いていきます。

本当に幸せになれる道

恋愛をしていると、幾つもの壁にぶつかる事があると思います。
そして、周りにいる人からアドバイスを受けたり、恋愛に関する本を読んだりして、自分の目の前にある壁を乗り越えるための「恋愛の道」を見つけようとするでしょう。

確かに、他の誰かの示す「恋愛の道」を辿って自分の恋愛が良い方向に向かっていくことはあります。

しかし一方で、自分自身の心を深く見つめ、また、周りの人達の恋愛を客観的に見つめた時に進むべき「恋愛の道」が見えてくることもあります。
誰かの指し示す道ではないところに、本当に幸せになれる道がある場合もあるのです。

そして、そのような道は、自分自身で切り開いていくこともできるのです。
「恋愛の道」は、恋をしている人の数だけ存在し、正解はひとつではないのです。

幸せな恋愛関係には

恋愛をしている時に、互いが自分自身の願いや望みだけを一方的に相手に押し付けようとすればその恋愛はいつか、互いにとって不幸な結末を迎える場合が多いでしょう。

そうした自分自身の気持ちだけを優先する「個人主義」は決して、幸せな恋愛を築きあげていくことはできないのです。
一方で、好きな相手を想うばかりに、相手の願いや望みだけを優先し、自分自身の気持ちを犠牲にしていても、その恋愛はいつか辛くなり、終局を迎えることになるでしょう。
幸せな恋愛関係には、自分という個人の気持ちを大切にする「個人主義」は必要です。

しかし、その「個人主義」は、自分と同じように、好きな相手の個人の気持ちも大切にする必要があります。どちらかの気持ちを犠牲にすることなく、互いの気持ちを大切に尊重しようとする「個人主義」の関係の中に素敵な恋愛は生まれ、続いていきます。

素敵な恋愛がはじまる

好きな人と出会い、恋がはじまるといつか「別れ」の時がくることを、恋を繰り返すたびに、意識しはじめるものです。
 
素敵な恋との出会いの陰には失恋もまた付きものです。
恋愛していた時間が楽しければ楽しいほどに、失恋の痛手も大きく、時にはどれだけ時間が過ぎても忘れられず、新しい恋に踏み出せない時もあるかも知れません。
 
けれど、失恋のすべてが不幸なことではありません。一番不幸なことは、失恋をいつまでも引きずり、新しい恋に踏み出せないことであり、たとえ新しい恋に触れても、心から楽しめないことなのです。

失恋の経験を、自分にとってかけがえのない経験と捉え、恋愛に対する認識を変えたり、自分自身を少しでも変えることができたなら、失恋は、もっと幸せな恋愛に出会うためのステップになります。

失恋から少しでもなにかを学ぶことができたなら、次にもっと素敵な恋愛がはじまると信じてみればいいのです。


作家:有本 光
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