恋愛関係が続いていくと、だんだん二人の感情的なバランス関係が変わってくる事があります。
恋が始まった頃には互いに同じくらい「好き」だったはずの関係が、時が経つごとに、どちらかの「好き」という気持ちが弱くなり、逆にもう一方の「好き」という気持ちが強くなる場合。
あるいは、出会った頃には自分の方が圧倒的に「好き」だったはずなのに、恋が始まると、だんだん自分の気持ちが冷めて、相手の方が圧倒的に「好き」になって来るという互いの「好き」という気持ちの大きさが逆転する場合があります。
そして、いつしか「愛する側」「愛される側」に自然に分かれて、恋愛関係の均衡が保たれるようになるのです。
こうした、二人の感情のバランス関係は、恋愛関係が続いていくと二人の間で節目となるような出来事が起きるたびに微妙に変わり続けます。
それは、「愛する側」「愛される側」、「求める側」「与える側」というように、互いのポジションを変えながら、二人の恋愛のバランスを保とうとします。
恋愛は、二人がどのようなポジションになろうと、その均衡が保たれている限りは続いていきます。
けれど、どちらか一方が「愛すること」「与えること」に疲れてしまった場合など、恋愛関係は急速にバランスを崩して、壊れていくことになります。
幸せな関係を続けていくためには、どちらか一方だけが強い気持ちをもって、もう一方の気持ちが冷めているといった二人の感情的なバランス関係が極端にならないように努力することが必要です。
そして、たとえ一時的に極端な感情的力関係でバランスをとることになっても、またすぐに、その力関係をノーマルな状態に戻す事が大切です。
どんな時でも、恋愛における互いの感情的なバランス関係を上手に保つことを心がけましょう。