【TRPG】DX3シナリオ「禁忌の聖剣(ガラティン)」

Middle( 1 / 1 )

MID1 SP六花
集合フェイズ
全員登場
全員がソバを食っている途中で輸送物の護衛任務を切りだされるシーン。
傷ついた六花が支部に帰ってくるところ。
情報共有をして、今後の対策を練るシーン。

MID2 SPタリス
情報収集をするシーン。
・FHエージェント「616-ナンバーオブビースト-」について 情報:FH 5
FHに所属する敏腕エージェントのチーム。
構成メンバーのレーティア・ゼクス、リュ・リュウイは孤児であり、FHのゼファー(スピードマスター)に回収され、FHチルドレンとして養育される。前身になっていると思われるチーム666は、UGNに所属している芳成六花がかつて所属していた。当時はゼファー以下芳成六花をリーダーとして活動していたが、現在は十六夜ネロというエージェントがリーダーを務めている。
余談ではあるが、666(獣の数字)とは、かのローマの暴君と呼ばれた皇帝ネロの名称が由来という説もある。また、獣の数字は666ではなく、616であるという異訳も存在する。これはヨハネの黙示録に記されているものである。

・ガラティンについて 情報:UGN 5
ガラティンはグレイルと同じくイングランドで発見されたアーティファクト。円卓の騎士ガウェインが所有していたと伝説で謳われている聖剣。UGN側で確保された当時、休眠状態にあり、本来の性能は発揮されず、ただの剣と変わらない代物だった。しかし、剣に癒着したレネゲイド反応からガラティンと識別され、イングランドから日本へ輸送された。
貿易都市Y市から、EXレネゲイドを専門に研究しているT市の研究施設に運ばれる予定。
S市はちょうど中間地点に当たる。


・ガラティンの能力について 情報:ゼノス 8
伝承に謳われるガラティンの能力は「太陽が出ている間能力が三倍になる」。
現在は休眠状態にあるため、その効力は失われている。


・調達を行う 調達


MID3 SP東
輸送任務中。夜では襲撃が起こる可能性があるので、昼に輸送。

616の襲撃。
フロントガラスに銃弾が打ち込まれる。
車が氷の塊で止められる。
そして、巨大な青龍偃月刀で荷台が斬り裂かれる。
「止まりなさい、止まらなくても構いませんが、命の保証はできませんよ」
トーマが登場した時、レーティアが僅かに動揺する。
「賢者の石、なるほど、あなたが先の渇望の聖杯に賢者の石を与えられた人間ですか」
「丁度いい、あなたもこの計画には必要な人間。回収させてもらいましょう」
「でも、あの人は私を助けてくれた人で……」
動揺したレーティアに向かって、嘆息しながら「ヴィカリウス フィリィ デイ」と十六夜が呟くと、レーティアの目から生気が抜け、「ヤー(了解)」と一言。戦闘態勢を取る。

戦闘VS616

戦闘ルール
・2ラウンド以内に勝利条件を満たさなければ616はガラティンを奪取して逃走する。
・なお、刀真と六花は戦闘不能にさせられた場合。616に捕まる。
・リザレクトは使用可だが、一度でも戦闘不能になった場合、戦闘能力が無くなったと判断して捕まる。

トーマと六花は攫われる。ガラティンも奪われる。

「では、この人達とガラティンは頂いていきます……フフフ」

MID4 SPタリス
東自動登場
支部に戻り、タリス、紗代子、東は現状把握。

MID5 SP刀真
六花と別室に、資料室のような所に放り込まれる。
十六夜「申し訳ありませんが、FHのセルにはゲストルームのような気の利いたものは無いので、ここで大人しくしていてください。レーティアを監視に置いて行きます。彼女とは面識があるらしいですからね。彼女は今私の命令以外は聞けません。どうしても逃げたければ、彼女を殺して逃げればいいですよ。最も、彼女の防御能力を突破できるとは思いませんがね」
呆然と立ち尽くすレーティアと二人っきりになる。

・資料を漁る
賢者の石生成実験についての資料が出てくる。
2年前に行われた賢者の石生成実験、研究名「神の子の代理」。
この賢者の石生成は、元々渇望の聖杯のマスターとなるために渇望の聖杯に他者のレネゲイドと感応する
賢者の石を作り出すための実験だった。
実験は最終的に渇望の聖杯に賢者の石の生成機能を付ける形で完成されたが、それまでの過程で失敗作は多くあった。中でもイレギュラーケースとして、生成実験中に石が魂ではなく記憶を奪い取り、劣化品となる愚者の黄金が生成される事があった。実験の直後にUGNの襲撃があったため、うやむやになったが当時の被験体チーム666のホウセイリッカ、レーティアゼクス、リュリュウイ(ホウセイリッカのみUGNに拉致される)は記憶の混濁が見られ、それぞれが依存した関係になっていたにも関わらず、ホウセイリッカの記憶を無くしていた。
#メタ的には愚者の黄金で六花に対するロイス枠が潰された。
当セルでは、レーティアゼクス、リュリュウイに宿った愚者の黄金に対して特殊な処置を施し、上位命令を下せるマスターの従属関係にあるスレイブを埋め込んだ。
なお、マスターとスレイブの両デミクリスタルには渇望の聖杯のウロボロスの因子を埋め込んでおり、限定的ではあるが、ウロボロスシンドロームの能力が使えるようになっている。
なお、マスターは完成型の賢者の石と同様の感応によってスレイブを従えている。よって、スレイブは渇望の聖杯と同質の従属関係にあるといえる。
なお、緊急時に備えてマスターはスレイブのデミクリスタルを昇華させる事ができる。昇華されたデミクリスタルはレネゲイドに分解され、使用者の体内に残る。

・賢者の石を使用して、レーティアの洗脳を解く。
・レーティアは愚者の黄金を昇華してトーマへのロイスを取得する。
・レーティアの協力を取り付けて、脱出に移る。

眼にハイライトが戻り、意識を取り戻したような顔になるレーティア。
「あれ、ここは。あれ、あの、トーマさんでしたっけ、どうしてこんなところに? あれ?」


MID6 SP六花
トーマは任意登場です。
「さて、失敗作。あなたのデミクリスタルを実験に使わせてもらいます」
「まずはあなたのデミクリスタルにスレイブの因子を埋め込みます。自由意志のある獣は要らないんですよ」
「スピードマスター、ゼファーのように邪魔な人間が増えると困るんですよ」
「彼も我々の主に離反して、主の理想を砕こうとしていました。今度は決して邪魔はさせません」
「スピードマスターは全てのアーティファクトを破壊しようとしていました。我らの主に背いてね」
「彼によって、アロンダイト、クラレントなど多くのアーティファクトが破壊されてきました。グレイルも同様に破壊するつもりだったのでしょうが、まあ、それが彼の最後でしたね」
「彼の離反後に私はあなたとスピードマスターの後釜として、あの方の片腕として今回の計画も任されているのです」
十六夜は歌うように、自慢気に言う。
「失敗作、私はあなたの代替品として作られました。人類の進化を告げる大いなる計画の為にね」
「私はその計画の主軸でもあったあなたの代替。だから私はあなたが憎い。この計画の車軸でなければ、あなたを今すぐに殺している所です」
「ああ、話が長くなりましたね。さて、では始めましょうか」

シーンを切る。

MID6.5
トーマのシーン、レーティアとのにらめっこをしている所で、六花の悲鳴が響き渡る。


・トーマが乱入。
脱出したければ問題なく脱出できます。
#リュは別室でガラティンにグレイルの欠片を埋め込んでいる。

MID7 SP刀真
レーティアの案内で通信室に行き当たる。
UGN側との通信が可能。
「こっちです、トーマさん」
「それと、リッカさん……ですよね、すみません、昔のことはあまりよく覚えてなくて」
「でも、なんとなく分かるんです。リッカさんは昔、これを使っていましたよね?」
武器のない六花にFHG-666を支給する。
名称:FHG-666
種別:射撃
技能:射撃
命中:0
攻撃力:6
ガード値:-
射程:20m
常備化:0
効果:<射撃>判定ダイス+1

MID8 SP東
FHの施設から通信が入る。
現在位置を確認し、救出に向かうシーン。

MID9 SP六花
全員登場
FS判定フェイズ(FH側・UGN側の同時)
脱出直前にレーティアが能力封印を使われる。

MID10 マスターシーン
レーティアを奪われ、リュが救出に向かおうとする。
十六夜はレーティアはもう不必要として、回収には賛同しない。
リュは自分一人でレーティアを助けに行こうとする。
「ヴィカリウス フィリィ……」と十六夜が呟こうとすると、リュは青龍偃月刀を喉元に突きつける。
「我々をその上位コードで操っているのは承知だ。協調できる判断なら従ってやるが、レーティアを見捨てるというなら、私は一人でも助けに行く」
「……っ。いいでしょう、ならば助けに向かうとしましょう。発信機を仕込んであるので居場所は既に割れています」
「何故、それを最初から教えなかった?」
「彼女のデミクリスタルは昇華されてしまっている。そのデミクリスタルも彼女のレネゲイドごとガラティンに喰わせている。既に彼女に利用価値はないのです」
「利用価値だと……私たちは仲間ではなかったのか?」
「ええ、616としての彼女の役目は概ね終わっています。もう必要は……」
「黙れ。それ以上口を聞いてみろ。その首をはねる」
十六夜の頬を冷や汗が一筋流れる。
「……いいでしょう、おしゃべりが過ぎましたね。ひとまずはレーティアを助けに行きましょう。私も多少の援護はさせていただきますよ」
「私はお前の援護など必要はない。後ろから撃たれるのはごめんだからな。一人で行かせてもらう」
「承知しました。では、ご健闘を」
「フン……」

MID11
集合フェイズ
レーティアの治療をしつつ、事情説明。

シーンそのままでレーティアを奪還するため、リュが現れる。
「さて、場所はここだな……レーティア。待っていろ」
「その前に、これだ」
そう言って、リュは青龍偃月刀を一振りする。そうすることでリュの周囲の音が掻き消える。
「これで手は出せまい、十六夜」

リュはイージーエフェクト《無音の空間》を使用しながら攻めて来る。
VSリュ(勝利条件:リュの撃破)

2ラウンド目に十六夜が増援として登場。ただし、何もせず待機。

#リュを助けたいという旨の発言が出た場合。(リュにロイスを取得していて、かつ六花がFHG-666を取得している)
戦闘終了後、十六夜(ガラティン)がリュに対して《能力強奪》を使用《獅子奮迅》を取得。

#リュを助けたいという旨の発言が出なかった場合。
戦闘終了後、十六夜がガラティンをリュに埋め込む。リュは死亡となる。

MID12
#リサーチフェイズ
#情報確認フェイズ
・獣の数字について 知識:伝承 5
獣の数字についての記述が記されている「ヨハネの黙示録」によると、獣とは「十本の角と七つの頭を持つ獣」を指している。その獣は「七本の角と十本の頭を持つ赤い竜」によって権威を授けられるという。

・616の目的 レーティアから聞くので、情報:噂話などなんでも。 5
616とは「人間の進化を促すための大いなる計画」のために動いている実行部隊。
今回の作戦はガラティンの奪取、およびガラティンの起動。
ガラティンの起動には特殊なレネゲイドが必要だと言われていた。
情報では、六花とトーマのレネゲイドを使用するはずだった。
実際は賢者の石、愚者の黄金に類する物を持っていれば十分だった。

・十六夜ネロについて 情報:FH 5
研究所からの脱出の際に持ち出した資料によると、十六夜ネロは芳成六花のDNAを使用して複製された存在であることが分かる。制作者はFHのあるマスターエージェントであるらしい。制作目的はゼファー(スピードマスター)の抜けた穴を埋めるため、そして芳成六花の能力をアップグレードした手駒を用意し、残された666のメンバーを統率するためだったらしい。
そのため、十六夜ネロにはスレイブを統率させるノイマンのシンドロームが加えられており、完成型の愚者の黄金も植えつけられている。


・ガラティン改について 知識:レネゲイド 8
能力が完全に起動した状態で、なおかつ、能力を使用する為のエネルギーをグレイルの欠片を通して人の命を奪うことで補っている。
破壊するには賢者の石所有者、もしくはグレイルの同位体、タリスによる加護を受けた者の力が必要である。
改変が加えられたガラティンは、本来の機能以上の能力を持っている。
→・巨大なワーディングが発生する。

マスターシーン
616のメンバーが居なくなり、ふたり分のレネゲイドを喰らったガラティン改を持った十六夜。
精神的に不安定になっている彼女は、謎の男と通信する。
「申し訳ありません。お預かりしたレーティア、リュを失いました。ですが、ガラティンに両者のレネゲイドは喰らわせています。ですので……」
「なるほど。では、君が進化を見せてくれたまえ」
「……と、申しますと?」
「なに、ガラティン……いや、赤い竜の起動をするのだ。あとは君のマスターのレネゲイドがあればあれは起動する」
「この身をガラティンに捧げろ、とおっしゃるのですか」
「その通りだ。不服か?」
「いえ、ありがたき幸せです」
「獣に権威を授ける赤い竜、君に大いなる力を授けるだろう。人類の進化を見せてくれたまえ」
そして通信が切れる。
「……これで、これで結果さえ出せば、私はあのお方の役に立てる……」
そういって、十六夜は胸元にガラティンの刃を埋める。
ガラティンは《能力強奪》を使用。十六夜の《リフレックス:エンジェルハィロゥ》が使用不能になる。
凄まじい虚脱感を感じる十六夜。レネゲイドを喰らったガラティンは覚醒を始める。

 

CLX( 1 / 1 )

クライマックスフェイズ
ガラティンは強力なワーディングを発生させつつ、一匹の巨大な赤い竜の姿へ変貌を遂げる。
その場にメンバーが到着する。

十六夜「来ましたか、UGNの走狗……」
十六夜「東陽一郎、あなたのような人間が居なければ、私達の研究所は突破されることもなかったでしょう、忌々しい」
十六夜「高比良紗代子、そしてタリスでしたか。あなた達もまたイレギュラーでした。聖杯のエミュレイター……その力があればあの暴走した竜を倒すことができるでしょう、好きにすると良い」
十六夜「牙神刀真、あなたが最悪のイレギュラーでした。よもや、デミクリスタルのスレイブを解除して、レーティアを寝返らせるとは。あなたは一体何者なんですか?」
十六夜「けれど、そんな事もどうだって良い。失敗作……いえ、芳成六花。私は私の生きた証を……十六夜ネロとして生きた証を残したい……来なさい、芳成六花、決着をつけましょう」
そうして十六夜は施設の奥へ走る。

六花のみ施設奥へ。六花が追いかけた所で、ガラティンが進路を塞ぐ。

十六夜「さあ、来なさい芳成六花、私達の地獄を作りましょう。付き合って貰います」

そして、開けた場所に出る。中央には石が安置された培養槽。
十六夜「ここはあなたが記憶を失くし、賢者の石を生成していたあの研究所と同じ施設です。私が生を受けるキッカケ、あなたが過去を失くした場所。私達の地獄を作るには、悪くないステージでしょう?」
十六夜「さあ、殺しあいの舞踏を始めましょう――私の本物(芳成六花)!」

ガラティンは【破壊神顕現】を使用。4ラウンド目クリンナップで施設の破壊を終える。
その後、5ラウンド目で再び【破壊神顕現】を発動。街の破壊を始める。

刀真・東・タリスは別行動でガラティンと戦う。
PCVSガラティン。
六花VS十六夜。
十六夜はスポットライトを使用。太陽が出ている間3倍の能力が発動。データ的には唯我独尊+究極獣化。

戦闘は同一シーンで行われるので、
タリスの支援は届くがエンゲージが離れているため、
お互いのチームでガラティン・十六夜に攻撃を行なうことはできない。

十六夜撃破時に悪魔の銃が破壊される。
戦闘終了時にFHG-666が思い出の一品相当として常備化される。

ED( 1 / 1 )

Eロイス×4
唯我独尊(赤い竜ガラティン)
破壊神顕現(赤い竜ガラティン)
破壊神顕現(赤い竜ガラティン)
ありえざる存在(赤い竜ガラティン)

Dロイス×5
強化兵(リュ)
強化兵(十六夜)
複製体(十六夜)
愚者の黄金(十六夜)
装着者(レーティア)

FS判定:4+3=7
追加経験点総計=16
シナリオ目標達成度:
ガラティンの破壊:3
十六夜の撃破:3
レーティアをUGNで保護している:2
リュが生存している:1

MAX取得経験点:40

ED
・エンディング
十六夜もまた、作戦の失敗により、生死を分ける。
レーティアのみ事務員としてUGNに回収される。
六花のシーンでやること
六花の私室にて、リュとレーティアが集まっていた。
レーティアはUGNに加わる旨を言い、リュはFHに戻る事もUGNに加わる事もしたくはないと語る。

エンディング1 SPタリス
よつ女にて、オープニングで訊いた誕生祭の演目が採用された旨を紗代子に伝える。
日常が戻ってきた。
駆け足で自宅に戻ると、両親がいた。かけがえのない日常。
「学校の方はどうだったのかね、紗代子」
非日常に踏み込んだ生活をしていることを実感して、日常の大切さを知る。

エンディング2 SP東
喫茶店の掃除をしている所に霧谷と幸永がやってくる。
「今回のガラティン輸送の件、お疲れさまでした」
「まあ、ガラティンは奪われた上に暴走、大破とフルコンボだったみたいだけどな」
「いえいえ、いいんですよ。あのまま街が破壊し尽くされるよりはよほどね。街に被害が及ばなかったので、情報隠蔽もさほど苦ではありませんでした」
「ん、まぁ、俺もそれなりに動いてたよ」
「それについてはまあ済んだことなので、問題ないですよ。本題です、幸永君」
「ああ、はいはい。例のグレイルの事を神谷に教唆した人間がなんとなく分かってきた。UGNの上層部の人間がFHと繋がっているらしいんだが、痕跡を消すのが上手いらしく、どうにも正体が割れない」
「幸永君には引き続き調査をしてもらいますが、UGNという組織も哀しいかな一枚岩ではありません。不安要素は残りますが、ひとまず、東さんには報告まで」
「その件に関しては引き続き俺と霧谷さんで調査してみるさ。ところで、東支部長に新しい仕事があるんだとさ」
「はい、それなのですが、現在、UGNでは対オーヴァード用の武器の量産体制を確立しようとしています。開発コードはアロンダイト。それのフィッティング……技術教官みたいなものですね。それがY支部で行われることになりました」
「で、俺と入れ替わりでそっちの教官に回って欲しいんだってよ。俺がS支部の代理支部長やって、東支部長が向こうの支部に行って玉野教官と訓練するんだとさ。俺も、こっちでトーマに紗代子とタリスの面倒を見にゃならないからな、まあ、適切な人事ってやつだ」
「今回は、以前東さんから手配を頼まれていたカヤバ君がアロンダイトの選抜メンバーに選ばれていますし、東さんの教官としての腕を見込んでの話です。了解頂けますでしょうか?」
「まあ、バトンタッチだ。よろしく頼むぜ、東支部長」

エンディング3 SPトーマ
病院の一室で、遙と話すシーンから。
「ふむ、賢者の石でデミクリスタルのスレイブの洗脳を解いた……と」
「侵蝕率の上昇も落ち着いている様子だがね。だが、心臓の代わりになっている賢者の石……そもそもこれは渇望の聖杯から生み出された物だ、資料にあったように、その特性に依るものだろうね」
「何か他に体調に異変は?」
トーマには体調に変化は無いと、言っておく。
治療を受けたレーティアは、オーヴァードとしての能力を欠損したままUGNに保護されていた。
トーマと六花の居るUGNのS支部で雇って欲しいとの話が出た。
霧谷は危険は無いと判断し、レーティアを当支部に籍を置くこととなった。
「というわけで、UGNで事務員兼ウェイトレスとして働くことになりました、よろしくお願いします!」
「ニョホホホホ、では、トーマさんに早速コーヒーをプレゼント!」
盛大に転んでコーヒーをトーマにぶっかける。
「ああ、すみません、すみません、トーマさん、すみません!」
そうして日常が過ぎていく。そんな日は長くは続かないと知りつつも、日々は過ぎていく。
コーヒーは苦いような酸味があるような、曖昧模糊な味だった。

エンディング4 SP六花
六花の私室にて、リュとレーティアが集まっていた。
レーティアはUGNに加わる旨を言い、リュはFHに戻る事もUGNに加わる事もしたくはないと語る。
「666のメンバーがこうしてまたまみえる事になるとはな、運命とは数奇な物だ」
「はい、六花さんの事も思い出して来ました。私はこれからもUGNにいますので、これからも一緒ですね」
「私はUGNに組みする事も、FHに戻る事もできないからな。どちらも信じられない。レーティアに六花、君たちがUGNで戦うというなら止めはしないさ」
「私はどこに着くでもなく、戦うさ。十六夜に指示を下していた人間、スレイブとして記憶に制限がかけられているらしいが、奴を追う。ゼファー……スピードマスターのやっていた事を継ぐ事になるかもしれないが、アーティファクトにまつわる戦いがあるのなら、そこが私の居場所だ」
「まあ、レーティア、六花、君たちに危険が及ぶときは私も手を貸すつもりだ。UGNでもFHでもなく、リュ・リュウイとして君たちを助ける」
「FHの人間というのは己の欲望、気持ちだけで動くものだ。だから、私は私の信じる物のために戦う」


エンディング5 マスターシーン(次回予告)
暗闇の中、男が一人。
その前にはオールバックの男が。
「なるほどな、616ナンバーオブビーストも敗れたか」
「報告によるとそのようだ、詳細な情報と彼等の行方だが……」
「いや、彼等は敗北した、それだけわかれば十分だ。実験の成果もあがっている」
巨大な赤い竜が施設を破壊している映像が映る。

「では、UGN側に撒いた種を使うとしよう」
「春日恭二。このセルに派遣された以上は手駒として動いてもらおうか」
「フン、私は力を得られればそれで十分だ」
「悪くない返答だ。では、新たなアーティファクトが現れるまで、実験を続けるとしよう」
「貴様の言う理想の世界という物か……興味はないが、私も精精利用させてもらうとしよう」
そして春日は部屋を出て行く。
「さて、彼等はどんな可能性を私に見せてくれるのかな」
男が机に投げ出した写真の中の一枚がクローズアップされる。
そこにはカヤバタカヒロの姿が映しだされていた。

次回 DX3「慙悔の魔剣-アロンダイト-」

エンディング6 SP任意のPC 十六夜が生存していれば、発生
十六夜の今後について。
目標を挫かれ、主にも捨てられた。
UGNの勾留施設にて、保護という名目で監禁されていた。
PC達に今後は任せる。

禁忌の記憶は追憶と共に――「禁忌の聖剣ガラティン 完」

エネミー戦術( 1 / 1 )

エネミーデータはデータ破損のため存在せず

 

イニシアチブ
六花:12
タリス:8
トーマ:7
東:4

・VS616
・【勝利条件】616の撃破
・2ラウンド以内に勝利条件を満たさなければ616はガラティンを奪取して逃走する。
・なお、刀真と六花は戦闘不能にさせられた場合。616に捕まる。
・リザレクトは使用可だが、一度でも戦闘不能になった場合、戦闘能力が無くなったと判断して捕まる。

イニシアチブ
ネロ:20
六花:12
タリス:8
レーティア:7
トーマ:5
東:4
リュ:2

ラウンド1
セットアップ
#十六夜ネロ
《戦術》+《ファンアウト》
レーティアとリュを戦闘移動、PCのエンゲージに移動。ダイス+4。

イニシアチブ
#十六夜ネロ
《マグネットムーブ》
東を十六夜の同一エンゲージに移動。

メインプロセス
#十六夜ネロ
マイナー:αトランスを使用《否定のひと触れ》を取得
メジャー:
《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》+《小さな塵》+《アタックプログラム》+《スタンボルト》+《アームズリンク》+《レーザーファン》
対象:範囲(選択)
ダイス:13
達成値:+11
攻撃力:+18
命中時放心、対象の侵蝕値+5
・攻撃を受けた場合、コンボ名:バレットキス
《リフレックス:エンジェルハィロゥ》+《天からの眼》で回避
飛来する銃弾を正確無比な攻撃で撃ち落とす。
達成値:+4
ダイス:13
回避に成功した場合《朧の旋風》を使用。
上記コンボで攻撃。
撃ちもらした弾丸を、ムーンサルトの要領で跳躍し回避しつつ、悪魔の銃を構える。
「攻撃の瞬間が最も隙が大きい。誤算でしたね、失敗作!」


#レーティア
マイナー:
《氷炎の剣》+《地獄の氷炎》(ガード値20)
メジャー:
待機
ガード値:20+25=45+5D
装甲値:15
・以降リュをカバーリング
「アイスヘクセ……ブルーメ」

#リュ
マイナー:
《インフィニティウェポン》(青龍偃月刀)
メジャー:
《結合解除》→六花:ボルトアクションライフル
ダイス:4+4
達成値:15+α

全員の手番が終わった所で、十六夜が《ブリッツクリーク》をリュに使用。
マイナー:
αトランス《張り子の戦道具》
メジャーアクション:【破軍】
《コンセントレイト:モルフェウス》+《カスタマイズ》+《レインフォース》+《クリスタライズ》+《獅子奮迅》+《音速攻撃》+《疾風剣》+《張り子の戦道具》
攻撃力:12+10+9=31
ダイス:+8+3+3=14
達成値:4
リアクションダイス-5、装甲無視、命中時エフェクト武器破壊

------------------------------------------------------------------
・【勝利条件】リュ・リュウイの撃破
VSリュ・リュウイ HP:37


-15
イニシアチブ
六花:12
タリス:8
トーマ:5
東:4
リュ:2

マイナー:
《インフィニティウェポン》(青龍偃月刀)
メジャーアクション:【鎧袖一触】
《コンセントレイト:モルフェウス》+《カスタマイズ》+《レインフォース》+《クリスタライズ》+《獅子奮迅》+《音速攻撃》+《疾風剣》
攻撃力:12+10+9=31
ダイス:+8+3+3=14
達成値:4
リアクションダイス-5、装甲無視

------------------------------------------------------------------
・【勝利条件】ガラティンおよび十六夜の撃破
VS赤い竜ガラティン
イニシアチブ
ネロ:20 HP26+20=40 装甲値:3 回避:2D+3
六花:12
タリス:8
トーマ:5
東:4
赤い竜ガラティンⅠ:3 HP101 装甲値:10
赤い竜ガラティンⅡ:3
赤い竜ガラティンⅢ:3

セットアップ:
#ネロ
加速装置 行動値+4=24
ヴァイタルアップ HP+20
#ガラティン
《高速分身》→3体に。

メインプロセス
#赤い竜ガラティン
《加速する刻》
マイナー:
《オリジン:レジェンド》+《完全獣化》+《巨神獣化》+《鷹の翼》+《一角鬼》
【唯我独尊】
《究極獣化》
メジャー:
《獣の力》+《獅子奮迅》+《背教者殺し》+《天を統べるもの》+《喰らわれし贄》+《伸縮腕》
ダイス:12+4=16
達成値:+11
攻撃力:+18+19+8+8+6=59+4D


#ネロ
メジャーアクション:
《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》+《小さな塵》+《アタックプログラム》+《アームズリンク》+《MAXボルテージ》
対象:六花
ダイス:13
達成値:+11
攻撃力:+28
命中時、対象の侵蝕値+5

#十六夜ネロ
シーン攻撃に対して《電磁反応装甲》を使用。最大100までダメージを軽減。

#赤い竜ガラティンⅠ
メジャー:
《獣の力》+《獅子奮迅》+《背教者殺し》+《天を統べるもの》+《喰らわれし贄》
対象:範囲(選択)
ダイス:16
達成値:+4
攻撃力:+59+4D

#赤い竜ガラティンⅡ
《獣の力》+《獅子奮迅》+《背教者殺し》+《天を統べるもの》+《喰らわれし贄》
対象:範囲(選択)
ダイス:12
達成値:+4
攻撃力:+18

#赤い竜ガラティンⅢ
《獣の力》+《獅子奮迅》+《背教者殺し》+《天を統べるもの》+《喰らわれし贄》
対象:範囲(選択)
ダイス:12
達成値:+4
攻撃力:+18

本塚届
作家:本塚届
【TRPG】DX3シナリオ「禁忌の聖剣(ガラティン)」
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