BLACK徒然草~グルメチャレンジ編~

食品ネタレビュー( 5 / 6 )

ネタ系(?)セレブ飲料「グラソー ビタミンウォーター」レビュー

ネタ系(?)セレブ飲料「グラソー ビタミンウォーター」レビュー





浜田じゃない方のブリトニーが愛飲!
こんにちは、J君です。夏もすっかり終わり気味ですが、皆さん、夏休みは何処に行かれたんでしょうか?今年の夏はなぜかこぞって山梨県に行くのがブームでしたよね。マスコミの力って恐ろしいですね。

ところで先日、お中元で「glaceau vitaminwater(グラソー ビタミンウォーター)」なる飲み物をたくさん頂いたのですが、これがなかなかインパクトがあるブツでした。せっかくなので本日はこれをレビューしてみたいと思います。

「glaceau vitaminwater(グラソー ビタミンウォーター)」なる飲み物は、ニューヨーク生まれのド派手な色彩と多彩なフレーバーが売りのドリンクらしく、その名の通りビタミンウォーターなのですが、日本だとビタミンウォーターっていうとレモン風味一辺倒だと思うのですが、さすが自由の国アメリカ。フレーバーもフリーダムです。




・・・ドラゴンフルーツ味とか。いや、ドラゴンフルーツ味っていわれても、ドラゴンフルーツ食べたことないのでどんな味なのか想像つかないし・・・。アメリカではバナナみたいな感じで普通に食べられてるんでしょうか。

「glaceau vitaminwater(グラソー ビタミンウォーター)」は海外セレブにも愛されてるんだそうです。50Centがライブで飲んだり、ブリトニーがフィットネスクラブで飲んでいたりとか・・・え?フィットネスクラブじゃなくてネットカフェでの間違いじゃないかって?いや、そっちは浜田の方のブリトニーだから。今言ってるのはセレブのスピアーズの方ですよ。酔った勢いで結婚したりしてるブリトニーのことです。

J君もセレブ(セレクトされたデブの略)といわれた男ですので、まさしくセレブな私に相応しい飲み物だと思っているわけなのです。・・・で、贈られてきたのはその一式がお中元エディションなのか、すごい包みに入っておりました。




なんかオシャレな風呂敷です。これが噂のセレブ風呂敷か。いや、噂になってないけど・・・。






で、包みを開けると、なんかカタコトの日本語で挨拶文が。「ハジメマシテ」だって。ケント・デリカットか。




で、こんな感じで5種類のフレーバーのグラソー ビタミンウォーターが入っておりました。いやーカラフルですね。かき氷のシロップみたいな美しさです。日本人にはドン引きしそうなぐらいカラフルですが、確かにアメリカのゲータレードとかでも絵の具を溶かしたみたいな色してますもんね。やっぱりセレブが飲むにはこのぐらいの派手さが必要なんでしょうか。

ただし、これだけすごい色なのにラベルに「純水使用。保存料・合成着色料・合成甘味料の侵入は断固拒否しています。」と書いてあります。断固の使い方がなんか違う気もするけど・・・。つまりわざわざ体に安心な天然素材を使ってまで、ド派手な色を再現してるわけですね。そんなにド派手色が大事なんでしょうか・・・セレブの考えてることはよくわかりません。




まずはメーカーイチオシの「power-c ドラゴンフルーツ味」というのを飲んでみます。日本ではあまりない独特の香りそして、色から想像すると意外なほどに甘さ控えめな爽やかなフレーバーです。なるほど・・・これはまさしくドラゴンフルーツ味!かどうかは分からないんですけど。しかも怪しいことに無果汁って書いてあるし。

怪しいといえばフレーバーごとにラベルに日本語で商品の紹介文が書かれているのですが、それがことごとく商品の紹介になってないというか、漫才のネタ帳みたいな事が書いてあってやる気が全く感じられないのが素敵です。

「このドリンクを飲んだからってパワーを引き出せるわけじゃありません。そもそもキミに潜在能力があるかも分からないし・・・」とか。なんかガッカリな感じでまとめてます。こんなネガティブな商品説明はじめて見た。

ドラゴンフルーツ味はちょっとクセがあるのですが、その他にレモネード味の「super-v」やレモンライム味の「charge」は普通のビタミンウォーターとして全く違和感がない感じ。むしろ甘さが控えめなので日本のスポートドリンクなどよりも美味しく感じます。ただし、商品説明のやる気のなさは相変わらずです。特に酷いのはトロピカルシトラス味の「energy kick」。あまりに酷いので全文載せちゃいます。




「さいきん部長がミョーに元気でさ。ヤル気がハンパないんだよね。僕ら部下には「夢に向かって頑張ろう!」なんて1日10回は言ってくるし、なかなか帰ら ないし、帰らないから、こっちも帰れない。どうしちゃったんだ、部長。「あとは任せた!」ってムチャぶりして、いつも5時に帰ってた部長。いい加減だった 部長。お寿司が好きだった部長。オネエチャンが好きだった部長・・・。 このドリンクが発売されてからだよ。ったくガラナとカフェインをおいしく配合しちゃったもんだから・・・。部長、絶対飲んでる。はぁ、夜は長い。僕も飲まなきゃ。ヤル気ない部長も考えもんだけど、ヤル気ある部長も考えもんだ・・・。ゴクゴク、ゴクッ!!」

というのがこのフレーバーの紹介文です。全編に渡って部長への愚痴が支配するというかなり画期的な商品紹介になってます。・・・というかセレブ向きのドリンクなのになんで部長への愚痴が書いてあるのか謎すぎる。

こんな感じでラベルに書いてある自虐気味なフレーバー紹介文が楽しいだけでなく、おいしくて、持ってるだけでちょっとセレブな気分になれる「glaceau vitaminwater(グラソー ビタミンウォーター)」をご紹介してみました。皆さんも是非飲んでみて下さいね・・・って紹介したのはいいけど・・・どこに行けば買えるんでしょうか。売ってるの見たことないんですけど。

<この記事は2009年8月22日に書いたものです。>

食品ネタレビュー( 6 / 6 )

編集後記ーネタ系(?)セレブ飲料「グラソー ビタミンウォーター」レビュー

この商品はもともとブログ「小鳥ピヨピヨ」を運営されている、いちるさんから商品PRの一環で送っていただいたもののため、特殊なパッケージに入っておりました。それにしても、脱力感溢れる商品説明文といい、一般の清涼飲料水の2倍近い価格といい、駄菓子みたいなドギツい色使いといい・・・こんなの日本で受け入れられないだろ、と正直思っていたのですが、意外と定着して普通に売られているあたりはすごいなと思いました。色はアレですけど味は結構飲みやすくて美味しいですしね。自分も売ってるのを見かけるとたまに買ったりしています。

飲食店ネタレビュー( 1 / 6 )

談話室滝沢レポート

激ヤバな喫茶店

この世には、まれに至高の喫茶店が存在します。その名は「談話室滝沢」

この喫茶店に勝る個性を持った喫茶店を俺は他に知りません。「談話室滝沢」とは東京は池袋・新宿・お茶の水など、微妙に若者の嗜好をはずした繁華街に存在する喫茶店。グレードで言えばルノアールなどに匹敵すると思われ、ちょっと高級な部類に入ります。

まずネーミングの「談話室」。ここからしてなんだか分かりません。何度目を凝らしてみても喫茶店とは一言も書いてないのですが、ちゃんとメニューサンプルの入ったショーケースが店の前に置いてあるのでとりあえずお茶を飲める所なんだな、と言うことはかろうじて分かります。


入ってみると、うわ、超和風。なにがすごいって店の中にが流れています。BGMは滝から流れる水の音のみです。スゲーーーーー。おまけにソファーも純和風。抹茶色と小豆色の微妙なコントラストのソファー。かけ心地も硬すぎず柔らかすぎず絶妙です。えっと、誤解しないでほしいんですけど、緑と茶色のソファーではないです。抹茶色と小豆色です。他に表現のしようがありません。

店員さんも超ステキ。なんていうか・・老若問わず男性はきっちりと七三に分け、女性もおかっぱ頭。これでもかと言うくらいこざっぱりとしています。茶髪度は0.0001%以下。なんか昭和50年代にタイムスリップしちゃった・・かな?みたいなそんな雰囲気。しかも応対はパーフェクツ!ホテルマンも真っ青な深々お辞儀&サニーなスマイル。こっちが恐縮してしまう・・。

あと「滝沢」の料金ですが、資本主義の原理に逆らうような画期的な料金体系を採っていることも見逃せません。メニューを見ますと・・・

コーヒー     1,000円
紅茶       1,000円
カフェオレ    1,000円
牛乳       1,000円
レモンスカッシュ 1,000円
クリームソーダ  1,000円


とにかく1000円以下のメニューが存在しない。うわ、コレが噂のぼっ○くり喫茶?と考えるのは早計です。「滝沢」の神髄はセットメニューにあり。セットメニューを見ますと、


ドリンク+ケーキ       1,100円

ドリンク+ケーキ+アイス   1,300円

ドリンク+ケーキ+ヨーグルト 1,300円


ちなみにこのヨーグルトやアイス。
単品で頼んでたらやっぱり1000円


談話室滝沢、アンタ何か間違ってねえか?


てなわけで、わずか100円増しで2倍の至福が味わえる談話室滝沢。
まあ思うに「談話室」だから1000円はショバ代なんだよ。って考えればこの魑魅魍魎な料金体系も合点がいきます。タキザワイズムは奥が深い。そんな言葉ありませんけど。


初めて入ったときこの料金体系にビビったJ君。当然セットなんて3000円ぐらいすると思ってたので、眼中にありませんでした。後にセットの値段を知った時のショックと言ったら・・・言葉では言い表せません。

そして、お会計。ホテルのフロントのようなレジで会計を済ませますと、200円割引券がもらえます。なんて至れり尽くせりな・・・しかも割引券の名前もタキザワイズム。「謝恩券」となってました・・。もう降参。


お見合いに、ご商談に、友人とのご歓談に・・・談話室滝沢をJ君は 大プッシュいたします。


<この記事は2001年10月12日に書かれたものです>

飲食店ネタレビュー( 2 / 6 )

話室滝沢レポート2005

談話室滝沢レポートR(リターンズ)

2005年1月、ある肌寒い冬の日の池袋で、ふと当サイトBLACK徒然草管理人J君(セレブ歴3年)は思った。「そういえば、最近滝沢行ってねえな・・・」滝沢とは、「談話室滝沢」という東京は新宿・お茶の水・池袋のみに存在するセレブ的異空間。都内にお住まいの人なら看板ぐらいは見覚えがあるかもしれない。しかし、店内にまで入ったことがある人は意外と少ないのではないか。なぜならば、その看板に漂うオーラが、一般人を気軽に入店させない「何か」を持っているからに他ならない。


 

どうだろうか・・・この看板の佇まい。白と黒だけのモノトーンの看板でこれだけの妖艶さを訴える看板はそうあるまい。「談話室」。いったいどんな施設なのか、どんな談話が行われているというのか?そこに並べられたメニューのショーケースを見るまでは喫茶店であると認識することすら困難である。オフィシャルホームページも存在せず、経営母体も分からない。全くミステリアスな存在なのだ。


 

J君が前回この「談話室滝沢」についてのレポートを掲載したのが2001年10月。はっきり言おう。その時のレポートでは「滝沢」の魅力を伝えきれていない。しかし、時代が変わって携帯はカメラ付きとなり、今度こそ準備は万端だ。そしてついに禁断の談話室滝沢潜入レポートは敢行された。

談話室滝沢とは・・・


清楚で落ち着いた雰囲気を大切にして、広々としたくつろぎのスペースに楽しい語らいの場を提供して参りたいと考えています。ご会合、ご商談、お見合い、憩いの場としてご利用下さいませ。


オフィシャルにはこのように案内文がある。J君は今回一人で「滝沢」に入店しているので、この中の用途としては、憩いの場ということになる。はたして憩うだろうか?

いよいよ入店である。深く地下に続く階段を下っていく。迫り来る「滝沢」ロゴ。そしてこのドアをくぐれば、その先は異世界が待っている

 

階段を下りきる前に既に階下では「滝沢」の店員さんが二人、待ちかまえている。そして、階段を下りきったところで深々とお辞儀。「ようこそいらっしゃいました。」普通の喫茶店では考えられない丁重なお出迎えに度肝を抜かれる。

談話室滝沢は、その名に示された通り「滝」と「沢」をイメージしている。店内に一切のBGMはなく、店内にほどよく配置された小川や滝から流れる水のせせらぎのみがBGMである。そして徹底した「和」テイスト。数々の「和風オブジェ群」が店内のいたるところに配置される。これだけでも十分に異色である。

 

喫茶店になぜか灯籠・・・・店内の明るさは十分であるにもかかわらず、この無意味なこだわり。これこそが「滝沢イズム」である。



レジはまるでホテルのフロントのような格調の高さ。これならどんな文化圏の人間でも「金を払う場所」と認識できるだろう。

さて、禁煙か喫煙かを指定すると、丁重に座席へと通される。パーティションで区切られたブース状の座席にももちろん「滝沢イズム」溢れかえっている。



小倉抹茶全開なソファー。「和」以外の何ものでもないテイスト。そしてご丁寧に絨毯までが抹茶色。抹茶度では千利休の茶室をも凌駕している気がする。客層が圧倒的に40代以上なのもうなずける。



座席に通されると、まず最初に置かれるのが滝沢三大アイテムのうちの一つ「おしぼり」。紙おしぼりでありながらこの肉厚感。紙おしぼりの常識を越えたソフトな手触り。これもまた「滝沢イズム」であろう。



そして、日記でも触れたが、これが問題のメニューである。通常の喫茶店の料金体系とは根本的に何かが違う独特の滝沢プライス。なんとコーヒーを頼もうが紅茶を頼もうが、メロンソーダを頼もうが容赦なく1000円である。滝沢に1000円以下のメニューは存在しない。すなわち財布の中身が1000円以下の人間は滝沢に入店する資格すらないのだ。初心者は注意されたい。それにしてもミルクまで1000円・・・一体何の乳なのか?と問いたい。

だがこのメニューを見て「談話室滝沢」を単なるキャバクラ顔負けのボッタクリ喫茶ととらえるのは早計である。滝沢の真価はセットメニューにあった。




なんと1000円のドリンクメニューにケーキをつけたもの。すなわちケーキセットの価格は1100円である。




このケーキセットにさらに1アイテム加えて、アイスクリームもしくはヨーグルトをつけることもできる。滝沢の中では最もプレミアムなメニューとなるこの価格がなんと1300円。単純計算すれば「ミルク1000円 + ケーキ100円 + ヨーグルト200円 = 1300円」という計算式が成立する。これはおそらく産業革命以来最も画期的な価格設定であろう。凡人には到底理解不能である。



というわけで、セットを頼まなければどう考えても損という状況の中、J君のチョイスしたメニューは「ミルク紅茶 + チーズケーキ + ブルーベリーヨーグルト」というおそらく滝沢では最もスタンダードなセットメニュー。もちろん1300円だ。



ミルク紅茶。あえてミルクティーと言わないところもこだわりだと思われるが、こだわりの理由はさっぱり不明。グラスがシンプルなため一見すると単なるミルクティーのように思えるが、実は恐ろしいほどに濃厚なミルク感。ロイヤルミルクティと勘違いするほどの深みを持っている。




値段上は100円とおまけのような価格のチーズケーキ。しかし滝沢はここでも手を抜かない。高品位なスフレ状のチーズケーキはふんわりと舌に溶け、甘さも 控えめである。さらにブルーベリーヨーグルト。ミルクが1000円に対しヨーグルトが200円相当・・・。全くもって不可思議な現象だ。




また、これも滝沢独自の概念と思われるが「おかわり」という制度がある。九州ラーメンで言うところの替え玉である。セットにケーキをもう一つ追加する場合は300円で追加が可能だ。セットでは100円だったケーキは、おかわりだと300円。もはやケーキの値段は言い値に近いようだ。




この小倉抹茶ケーキもそうであるが、明らかに2001年の時よりもメニューが増えているのだ。以前は飲み物とチーズケーキとトーストぐらいしかなかったはずのメニューのラインアップが数倍に増えている。どうやら滝沢は独自の時間軸によって滝沢なりの進化を遂げているようだ。

最後に滝沢の店員さんをご紹介したい。通常の喫茶店ならウェイトレス、ウェイターと呼びたいところだが、滝沢ではあえて店員さんと呼びたい。男性店員は皆、綺麗に七三分け、女性はおかっぱか後ろで一つに結び、紺か薄茶のスーツ。清潔をこえた潔癖さを感じる。思わず「昭和」という単語が頭をよぎる。

ちなみに滝沢の店員さんは非常に移動速度が速く、キビキビと動いているため、携帯のカメラで撮影することは容易なことではない。しかし、再三にわたるチャレンジの末、ようやっとその姿を捉えることができた!

 

これが本邦初公開、談話室滝沢のコスプレ・・・・いや店員さんである。どうだろうか?萌えるだろうか?昭和を感じただろうか?




・・・というわけで滝沢から決死の生還をはたしたJ君だったが、戦利品をゲットすることができた。先ほど紹介したおしぼりと並ぶ滝沢三大アイテムである滝沢オリジナルコースターに滝沢シュガー。シュガーでありながら見た目は完全に「お清め塩」。魔除け効果もありそうなプレミアムシュガーだ。

そして、もう一つ、滝沢から生還した証として渡される、いわば勲章がこの「謝恩券」。割引券ではない、あくまで謝恩券だ。単なる割引券とは気持ちの込め方が段違いなのだ。



なんと200円引き。1300円のセットが1100円、1100円のセットなら900円になるのである。ちょっとしたマンガ喫茶並みの割引率。この謝恩券によりさらに滝沢リピーターが増えて行くことだろう。

IT戦士達よ、メイド喫茶やガンダムカフェも悪くはないが、たまには「滝沢」で和の世界の真の様式美に触れてみてはどうだろうか?ネットとは無縁の異空間で心を浄化してみるのも悪くないはずだ。ただし、財布に常に1000円以上入っているセレブ限定なので注意が必要だ。


<この記事は2005年01月21日に書かれたものです>

J君
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