神理の書 15

神理の書 15220の有料書籍です。
書籍を購入することで全てのページを読めるようになります。
神理の書 15を購入

神理の書 15( 1 / 7 )

 

          神 理 の 書 15

                                                                   無常観の無知蒙昧

                                                                 古今東西、とかくこの世は、

『 無常 』 すなわち 『 常に移り変わる定め難いもの 』 であり、

よって、『 頼りなくも儚(はかな)い 』 、

つまりは、『 夢幻(ゆめまぼろし)のようなもの 』 にもすぎない、

とさえ想われてもなりません。

 

さては、そうも想い遣(や)られてならないからこそ、

『 この世・現世 』 は、

『 仮の世 』 とも見做(みな)され、

『 真の世・世界 』 こその、外(ほか)にある、

ともされずに措(お)かれなかったのです。

 

果たしては、『 この世・現世 』 の、

『 厭離穢土(えんりえど)』 とも見下され、

『 真の世・世界 』 こその、本来あるべく望ましくもある、

『 欣求浄土(ごんぐじょうど)』 とばかりに、

想い為されてもならなかったのです。

 

さて、そうもした考えにして想い込みこその、

間違いの無く本当に正しくもあるのでしょうか?

 

神理の書 15( 2 / 7 )

 

                                                                   いえ、断じてもけっして、そんなはずなどありません

 

それにもかかわらず、

そうも想われてならないのは、

偏(ひとえ)にして専(もっぱ)らにも、

そうも思う人の、つまりは、

『 無知蒙昧(むちもうまい)』 がためにも、

他ならないに違いないのですから。

 

なぜかと言えば、

次のような理由にして、

根拠からにも他ならないのですから。

 

 

神理の書 15220の有料書籍です。
書籍を購入することで全てのページを読めるようになります。
神理の書 15を購入
shinrikyusai
作家:主代 宗元
神理の書 15
0
  • 220円
  • 購入

1 / 7

  • 最初のページ
  • 前のページ
  • 次のページ
  • 最後のページ
  • 購入
  • 設定

    文字サイズ

    フォント