身体がヤミツキになる究極リラクゼーション手法(完結)

実践編( 4 / 8 )

腰、背中の硬さへも対応を平行すること

この本を読まれた方には

こういうことも伝授しておきますけど。

下肢をしっかりと左右均等にほぐしますと

それだけで、お客様は、軽く寝返りから起き上がりができるように

なります。ま、無理でも介助が非常にラクになっているはずです。

、、、、

しかし、起き上がりに際して、背中をさわっていればわかりますけど

大抵のお客様は、起き上がりにおいて

重心が後方に残っていることが多いんですね。

したがって、いくら下肢、そして足関節に対応しても

起きたときとか、立ったときには重心が後方に残っている感じが

かなりあると思うんですね。それでは、実際に効率は悪いと思うんです。

いえいえ、寝返りから起き上がりということも含めてです。

、、、、

このような状態を改善させる基本が、下肢の対応でもあったんですけど。

管理者は、お客様に端座位になっていただいたときに

今度は、背中、腰を入念にリラクゼーションするんですね。

筋肉も平板化して、やせてしまっていたりですので

対応はしにくいんですけどね。

それでも慣れてくれば、だんだんとほぐしやすい状態は理解できてくるんですね。

、、、、

習うより慣れろですけどね。

これを行うことによって

実に、かなりの短い期間で、お客様の身体全体の重心移動は

劇的にラクになってくると思われます。

、、、、

で、こういうことに関して対応する時間は、管理者のレベルで

最低でも20分くらいかかってしまうんですね。

、、、、

ですから、両下肢と体幹(つまり背、腰などです)に対応する時間が

20分はかかるという計算です。

いかがでしょうか?

で、当然ですけどね、これをしていると、時間がありません。

ですから、管理者は、筋トレも動作練習も、場合によっては関節可動域練習も

なんにもしないで終わってしまうんですね。

でも、これで、管理者は結果を残しているんです。

お客様には明らかに劇的に変化があらわれます。

、、、、

そうそう、下肢への調整でふたつほど書き落としがありましたので

次に説明しておきますね。では。

実践編( 5 / 8 )

大腿部のリラクゼーションで意識すべきこと

特にこれといった説明ではありませんけどね

リラクゼーション上の注意、留意点をさらに付け加えておきましょう。

大腿部については、やはり全般にほぐせるということですけど

リスク管理はありますが

やはり股関節が外に開きやすくなるようにしていくのは、相当重要な課題になります。

、、、、

つまり、股関節が開かないと、基底面積が狭いままになりますので

ここでは詳しくは書きませんけどね

バランスを崩しやすい、そして、上半身に緊張が強くなりやすいという

そういう姿勢になりやすいんですね。

ですから、できるだけワイドに構えられるようにしていくために

内転筋などの内側の筋肉も、もちろん緩めながらほぐしていくことが必要です。

、、、、

さて、この説明をして最後にしておきますけど。

大腿四頭筋の大腿直筋ですけどね。

この部分、つまりは、太ももの前面ですけど

ここが十分に弾力を持つと、非常に身体には良い影響があるんですね。

????

おわかりですよね。

実は、一時的ですけどね。結構、腰が伸びやすくなるんです。

で、そうなると、身体の重心が後方に移動しやすくなってしまうので

、、、、

ずっと、書いてきましたけど

足関節、また膝関節のゆるみを持たせないと

全身的に立位や歩行において身体の重心が後方に

残ってしまうという現象が起きるんですね。

、、、、

で、それをいわゆる機能的立位という姿勢に変えられるといいますか

適応できるようにすると

今度は、身体は動かしやすい状態になりますので

目指すところは、そのような姿勢になりやすいようにするということです。

、、、、

これで、すべての関節の調整が行えたということになります。

非常に合理的な対応になっているわけですね。

ま、よくわからなくてもかまいませんけどね。

少なくとも、揉み解されたときの感覚、そしてその後の基本動作全般の

身体の軽さ、そして、重心移動のしやすさ

このことを、ほんのわずかな時間で体験できますので

是非、実践していただきたいと思うんですね。

では、とりあえず、リラクゼーションの実践については

このくらいにしておきましょう。

で、この後は、補足説明や、実際の事例についても紹介してみますけど

長くなっても仕方ありませんのでね

きわめてシンプルなページ数で完結とさせていただきます。

ま、頭で考えるよりも、実際に体験してみてくださいね。

くれぐれも、注意事項については、意識してみて、あまり強いとか長いとか

そういう対応は控えるようにお願いします。

このことを実践されての、問題が起きたとしても

当方は責任を負いかねますので

その点に関しての対応は、読者の方の責任で

行っていただきますよう、重ねてお願い申し上げます。では。

実践編( 7 / 8 )

リラクゼーション後の身体的な変化・感覚

書籍資料1.jpg

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
身体がヤミツキになる究極リラクゼーション手法(完結)
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