株で成功するテクとコツ 16

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株で成功するテクとコツ 16( 1 / 10 )

 

       株で成功するテクとコツ 16

         ピンチをチャンスに活かす投資法

株式投資が、とかく怖いものだと想われがちなのは、何はさておき、暴落時のパニックにこそ原因があるのではないでしょうか?

バブル崩壊にしろ、リーマンショックにしろ、その衝撃は、いかにもセンセーショナルで、さながらトラウマの如くに、人々の記憶から、久しくも消え去ることの無いのですから。

しかし、そうした有事にして最悪時の、マスコミの喧(かまびす)しくもある報道に比べて、その後の回復途上の報道たるや、実に控え目で、あたかも悲報は喧伝(けんでん)するも、朗報には一向その気が無いかの、そんな嫌いさえ訝(いぶか)られてもなりません!

なるほど、それも偏(ひとえ)に、有事にして最悪時の犠牲者こそが、その後の回復の恩恵による受益者より、遥かに多くもあり、世間に及ぼす影響にしてインパクトの、遥かに大きくもあった、そのせいかもしれません。

しかし、そうだからと言って、株式投資に負(お)わされるデメリットにしてダメージは、やはり殊更にも、悪い負(ふ)のマイナスイメージのほうにばかり、偏(かたよ)り過ぎているのではないでしょうか!?

なぜなら、賢明な投資家なら、損失はあくまでもその時かぎりの一時的な、いわゆる含み損で、その後の回復により、あたかも何事も無かったかのように、解消されもするばかりか、むしろピンチをチャンスともして、却(かえ)って資産を増やすことさえあるのですから。

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ですから、多大な損失を被(こうむ)った、いわゆる犠牲者は、失礼に聞こえるかもしれませんが、投資家としては不適格な、いわば失格者にも違いないのです。

なぜなら、本来為(な)すべき、いつあるとも知れないリスク管理を怠(おこた)り、放漫な利益追求の一辺倒に偏り過ぎた、その報いが招いた自業自得の、相場が下した正当な裁断にして、当然の結末にも違いないのですから!

不適格者にして失格者が、排除されずに措かれないのは、何も株式相場に限ったことではありません。

節度を弁(わきま)えずルールを守らない横着者なら、社会からさえ排除されるのも当然ではありませんか?

それにもかかわらず、自己責任を棚に上げ、社会のせいに転嫁するのが、それこそ盗人(ぬすっと)猛々(たけだけ)しい犯罪者であり、同様に相場に転嫁するのが、恨みつらみを愚痴にする落第投資家にも違いないのです。

だからこそ、とかく相場は悪名を着せられがちなのです!

それこそ、とんだ濡れ衣(ぎぬ)にもかかわらず!!

それが何より証拠に、賢明にして真っ当な投資家なら、むしろ有事の暴落時こそが、絶好のチャンスとばかりに心得えているものなのですから。

はたして、あなたにその真意がお解かりでしょうか?

株式投資に無知な素人(しろうと)ほど、文字通り訳(わけ)も分からず徒(いたずら)に、投資を恐れ、むやみに毛嫌いさえするものです。

その恩恵に浴す悦(よろこ)びと、得(え)も言われぬ醍醐味を、端(はな)から知る由(よし)もなく、それこそ一生涯にも亘(わた)って無知のまま、露(つゆ)とも知れないそのままに!!

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拙速(せっそく)にも、儲けにばかり先走るからこそ、その強欲が祟(たた)って、酷(ひど)い目に遭わされるのです!

さながらお伽噺(とぎばなし)の、強欲爺(ごうよくじい)さんのように。

「 裏の畑でポチが鳴く、正直爺さん掘ったらば、大判小判がザクザクザクザク

 意地悪爺さんポチ借りて、裏の畑を掘ったらば、瓦や貝殻、ガラガラガラガラ 」

はたして、あなたはどちらの爺さんになりましょうか?

どうか正直爺さんにこそ、なっていただきたく望まれてなりません。

そのためにこそ、どうぞ本編・本シリーズに学び、度重なる好運と多大な成果を、ご自身のご力量とご才覚でお招きください。

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shinrikyusai
作家:天財 施衆
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