私の日々は、宝物。そして戦い

私は、ある人の影響で創価学会に入りました。

しかし、入った途端、私の哲学が幕を閉じ、次第に受け身の人生になっていくのです。

何があっても、南無妙法蓮華経と唱えればいつか罪は消え、霊山という天国に行ける、、、

おかしくないですか?

つらいことは、自分の次の道、前進へのステップです。

南無妙法蓮華経で、全てが解決するのなら、そこで人としての成長が止まるのでは?

私は思い切って、創価学会の、ご本尊さま、と呼ばれるお守りの紙を仏壇からはずし、

ファイルにはさみ、仏壇には、私の宝物のピンをくっつけました。

創価学会では、憎しみは、許されない感情。

しかし、私を入会させた人にも、絶対に許せないという気持ちがあることを私は見極め、

心で創価学会を超える道を選びました。
私が本気で好きになった人は、三人います。

一人は、建築会社の社長、二人目は精神科医、三人目は、精神病患者の男性です。

今、三人目を本気で好きになり、一人目はもう汚らわしい思い出でしかなく、(私はその人に精神病を差別されたので)

二人目の精神科医の先生への気持ちも、今はマイナスの思い出でしかありません。

精神科医の先生だから、特別?という訳ではなく、

三人目の、精神病患者の男性の、本当の心の美しさと、強さと、愛の深さに比べ、

あの、正しいことしか言えない精神科医のO先生は、何と浅かったのだろう、と思います。

私の中で、精神科医を、患者が超えたのです!!

精神病は、弱い人間がかかる病気ではありません。

三人目に好きになった彼は、強く、優しく、少し厳しく、何より、正義と正しさを超えるほどの自我を持っています。
私は今、真剣な恋愛をやっと44歳で経験しています。

私は精神病患者、相手も精神病患者です。

お互い、主治医もこのことを知っており、見守ってくださっています。

私は長い間、差別の中にいました。

苦しんでいました。

しかし、私が愛する人は、差別をものともせず、その器の大きさで、精神病をものともせず、世の中をすごい力で泳いで生きています。

こんな逆境を、生き抜くパワーは、他に見たことがない、

私はもがいていた、しかし、この人と出会うためにもがいていたのだ、

私はそうして恋におちました。

東京大学物語という、内容は濃く、そしてかなりエッチな漫画があります。

この漫画のヒロイン、水野遥について考えたいと思います。

遥は、さみしがりで、変な子です。

しかし、私に言わせると、足りない子です。

本当に完璧な子で、何でもできる、自立している、男に依存もしてなく、一見、あこがれの女性で、

主人公の村上直樹に熱愛され、他の男たちにもモテモテです。

しかし、彼女に足りないこと、それは、さびしさと、自分と、醜さを直視することなのです。

この三つと向き合っていないのに、彼女は、何でも明るく考えるだけで、スイスイと生きています。

そういう人が、私の職場にもいます。

世の中にはたくさんそういう人がいます。

傷やさびしさと真っ向から向き合って打破し続けた先に、光があることを、たくさんの人に知ってほしいと思います。

karinomaki
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