2. 世界分断の始まり
世界分断のいつに始まるのかを質(ただ)せば、はるか遠くはヒトの祖先の出現以降の、その進化の途上にまで遡(さかのぼ)らなければなりません。
「 本来一つである世界が、実際には一つではない 」
そうした現実の、そもそも一体いつに始まるのかの仔細(しさい)については、すでに既刊(きかん)の 『 救いの途教書 』 にも詳述(しょうじゅつ)された通りですので、ここではその概略(がいりゃく)だけに留(とど)めれば、ヒトの祖先がこの世に現われ、その長くも険(けわ)しい進化の途上で、その棲息域(せいそくいき)を次第(しだい))に広げて行ったことに始まるのでした。
それはアフリカを起点に、あるヒトの群(む)れは北上してはヨーロッパへ、またある群れは、進路を西へ向けてアジア大陸を東へと拡大して行ったのです。
そして、群れのそれぞれが、たどり着いた先々に棲(す)みついては、その気候風土に適応し、世代を重(かさ)ねることともなったのです。
果たして時代は流れ、未(いま)だこの世の不思議に想いを馳(は)せる知恵も生活の余裕もなく、文字どおりにも命からがら、棲みついた各地の厳しい環境にも順応(じゅんのう)し、過酷(かこく)な生存競争を生き抜いては、さらなる進化を遂(と)げたのでした。
さて、もうここまで述べれば、すでに逸早(いちはや)くもお気付きの方々の、少なくないに違いありません。
「 本来一つである世界が、実際には一つではない 」
その現実の謂(い)われこそが・・・
しかし、ここでの即答はお預(あず)けにして、まだお気付きでない方々のために、その答えは、次編までのお愉(たの)しみとさせていただきます、どうかよくよくお考えの上、是非(ぜひ)とも、ご自分なりの、その答えを見つけ出しておいてください。
進化の道程(みちのり)同様に、救いの途(みち)も、けっして安直(あんちょく)なものではありません。
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『 あなた無くして世界は無く、世界無くしてあなたも無い 』
のですから!
『 あなたの幸福無くしては、世界の幸福も無く、世界の幸福無くしては、あなたの真の幸福も無い 』
のですから!!
神理救済教会 『 救いの途 』
主宰 主代 宗元