迫り来る危機への備え 2

1. 世界の分断( 1 / 1 )

 

        1.世界の分断

 

この連載の 『 はじめに 』 として、すでにも前編で触れたように、

「 この世界は、本来一つである 」

これこそは、誰も否定のしようのない、まさしく紛(まぎ)れもない事実です。

しかし、それが当然のこととして、未(いま)だに世界的に共有認識されていないのが、偽(いつわ)らざる現実なのです!

その否(いな)み難い現実こそが、今日現代における、わたしたち人類にとっての、ありとあらゆる不幸や諸悪の根源にして、他ならぬ元凶(げんきょう)でもあるのです。

なぜなら、それこそ太古の大昔から、数多(あまた)の民族のそれぞれが、異なる神々のもとに創造され、あろうことか様々にも世界をも異にして、今日現在にまで至(いた)り着いているのですから。

しかし、そのような所詮(しょせん)は、古人の単なる創造の所産になるばかりの、つまりは根も葉もない事実無根にすぎない伝承(でんしょう)が、今さら真実などとして、とうてい容認されようはずのありません。

ところが、それにもかかわらず、永く民族ごとにも引き継(つ)がれた悪(あ)しき伝統により、実にさまざまにも文化は隔(へだ)てられ、言語は分かたれ、価値観にして世界観をも、甚(はなは)だしく異(こと)ならせられて、今更(いまさら)ながらにも、その明々白々な過誤(かご)さえを、正しくも改(あらた)めさせるに遅々(ちち)として容易ならざる、由々8ゆゆ)しき状況にあるのです。

とはいえ、このような旧態依然(きゅうたいいぜん)の悪しき伝統が、いつまでもそのままに放置され、なおざりにされ続けることなどの、断じてもけっして容認されようはずのありません。

なぜなら、今日現代にあっての世界は、まさに地球規模の、世界人類挙(あ)げて取り組まなければならない、かつてなくも困難な諸問題に直面させられているのですから。

そして、その間近にも差し迫(せま)った深刻の度は、いずれはそれが不治(ふち)の病さながらにも高じさえして、世界人類にとっての、それこそ存亡をも賭(か)けた一大事ともなりかねないほどでもあるのです。

はたして、そうも差し迫った、まさしく火急的速(すみ)やかにも、対処されなければならない事態でもあれば、一体何をどのようにも、取り急ぎ改め正されて然(しか)るべきなのでしょうか?

その何よりの身近な手始めとして、まずはあなたご自身のみならず、その深刻の度と、火急性への認識を、広くも遍(あまね)く世界人類的にも共有されることの、必須(ひっす)にして不可欠にも他なりません。

「 何を大げさな・・・!」

とばかりに、一笑(いっしょう)に付(ふ)される方のお見えなら、くれぐれも誤解の無きよう、ご不明・不可解な点について、本書の根拠(こんきょ)の詳細(しょうさい)を、より明解仔細(めいかいしさい)にも詳述(しょうじゅつ)されてある関連書籍にて、是非(ぜひ)ともお確かめになられ、ご解明ご納得いただきたく願わずに措(お)かれません。

付きましては、関連書籍のご購読により、お納めいただく購読料は、地域社会並びに国、延(ひ)いては世界の平和と安寧(あんねい)幸福に資するための、宣教(せんきょう)並びに慈善(じぜん)活動に遍(あまね)く広く役立たせていただきますので、何卒(なにとぞ)あなたご自身のみならず、延いては、世界人類の平和と安寧に資する、その旨(むね)へのご賛同を賜(たまわ)りますよう、重ねて切にご協力をお願いいたします。

 

                           神理救済教会 『 救いの途 』

                                 主宰   主代 宗元

 

 

shinrikyusai
作家:主代 宗元
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