算命学余話 #R111

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算命学余話 #R111 (page 1)

 前回の余話#R110は、引力を以って人を魅了する種類の愛がどういう弊害をもたらすかについて触れました。勿論悪いことばかりではありませんが、何事も嵩じれば害となります。算命学はバランスを重んじる思想体系ですから、一方向への過度の偏りを危険視し、その過度な集中を生みやすい愛と金銭の力に対して注意を呼び掛けているのです。
 さて今回の余話は、そんな注意喚起を算命学とは無縁の人が行っている昨今の出来事について取り上げてみます。

 私は自身が印星偏向の命式のせいか頭のいい人が好きですが、頭が良すぎて出過ぎたために嫉妬を買って前科者となり、それでも知恵の駆使をやめずに世間に物申し続けるタイプの知的闘士が更に好きです。典型例としては佐藤優氏や堀江貴文氏ですが、その堀江氏が最近仲良くしている立花孝志氏にも注目しています。
 立花氏はNHKから国民を守る党党首として半ばお笑いタレントのように世に登場しましたが、今年7月にはまさかの参議院選挙当選、そして10月の現在は参議院議員を辞職して埼玉の補欠選挙に立候補しています。なんだか順番がめちゃくちゃです。上位の参議院を辞めてわざわざ下位の埼玉議員になろうとしている。これは単なる売名行為なのでしょうか。

 賢い堀江氏でさえ「初めはバカだと思ってた」と立花氏自身に吐露するほど、彼の登場は漫画のようにコミカルでした。しかしネットでその主張を聞くに、内容は筋道が通り、目指しているものは至極まっとうです。それは嵩じた既得権益に対する問題提起と打破であり、この思想は算命学が危惧する禄の集中と通底しています。
 それにしても、彼は高卒でありながら、NHKの下位職員から実力一本で中央まで上り詰めた男です。まるで草履取りから関白にまでのし上がった豊臣秀吉です。しかしその言葉は理屈が通り、芯があり、理論で闘う覚悟と能力があり、人々の共感を得ている。その人の数が多いのか少ないのかは、今月27日の選挙で明らかになるでしょう。

 というわけで、今回の余話は立花孝志氏の命式の特異性について論じてみます。いや実際見てみて驚きました。これはひょっとしたら、27日も当選するかもしれない。そんな星並びなのです。だから敢えて選挙日前にこの余話を公開することにしました。特殊な格法に入格しています。勿論、存命の人ですから人生全体を論じることはしません。N国党を立ち上げてから今日までの波乱の軌跡と、彼の命式から読み取れるその思想にスポットを当ててみます。ゴリ「算命学の仕組」をご参照下さい。)
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