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ふせん
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完結

「かいごさぶらい」ただひたすら母にさぶらう上巻

介護さぶらい
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〔本書の概要〕

 本書は、10数年前に痴呆症(当時はそう呼ばれていた。現在は認知症)になってしまった母と私(筆者)との介護会話記録(ブログで綴った)である。この記録は16年前に起こった「阪神淡路大震災」から始まった。
 認知症がどのような「病」なのかを、コミカルな大阪弁で「母との会話」を通して著した。
母と私(筆者)は二人暮らし。
「認知症」は「切ない」病である。このため「認知症」の介護は、仕事との両立が困難で、生活苦に陥りやすく、苦悩の連続で、多くの介護者は「悩み、苦しみ」、挙句、心中や殺人に迄到るケースが後を絶たない。いまでも、この状況はあまり変わっていない。むしろ、高齢化社会が進んできた事や長引く不況で、増え続けているのが現状である。
 昨今では、有名人や芸能人等が「介護を巡って、苦悩を告白」マスコミもこれを大きく取り上げ、「介護地獄」を喧伝している。
 果たして、そうか。私は、認知症の母を介護しながら「介護」は「地獄」とする風潮に「疑義」を抱き続けてきた。
 母が笑ってくれれば、笑顔を見せてくれれば、それで良い。そのためには「逆らわず、怒らず、大声を出さず」に「介護は会話から」を基本に実践した。
 この記録は「認知症の介護」の答えを出した分けではない。が、このような「介護」もある、と言うことを知って頂ければ、多くの介護関係者の参考になろうかと、思い、取りまとめたものである。
 その母も昨年6月天国へ逝ってしまった。
作品更新情報 2011-10-24
男の介護体験記録小説「かいごさぶらい」上巻をアップしました。
 

目次 - 全37P

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