白と黄

 セックスのことを言われると、今までの恋愛は何だったのだろうと思い始めた。セックスできなかった勇樹への片想いは、いったい、なんだったのか?無駄な時間を過ごしたに過ぎないというのか?イサクに対して好感を持っているが、これは恋愛感情といえるのか?イサクとセックスすれば、それは、恋愛なのか?ゆう子には、納得がいかなかった。イラッと来たゆう子は、顔をしかめ、頭をガシャガシャガシャとかきむしった。シャワーを浴びて、頭をスッキリさせることにした。「久しぶりに、シャワー、浴びようか?」美緒は、笑顔で答えた。「来るまでに、汗びっしょり。シャワー浴びた~~い」二人は、1階のバスルームに向かった。

 

春日信彦
作家:春日信彦
白と黄
0
  • 0円
  • ダウンロード

26 / 26

  • 最初のページ
  • 前のページ
  • 次のページ
  • 最後のページ
  • もくじ
  • ダウンロード
  • 設定

    文字サイズ

    フォント