一読瞭然 良いリハビリ 悪いリハビリ

一読瞭然 良いリハビリ 悪いリハビリ300の有料書籍です。
書籍を購入することで全てのページを読めるようになります。
一読瞭然 良いリハビリ 悪いリハビリを購入

基本的動作練習( 2 / 8 )

動作練習に関して 起き上がり

起き上がりについて考えてみますけど

これもまた、最近のリハビリということでは、気になることがあります。

????

要するに、起き上がりも重心移動のスムースな動きで

動作がラクになるということは

誰にでも理解できることであるわけです。

、、、、

ですから、起き上がり動作というのは、専門職もかなりきちんと対応しているように

はたから見ると出来ているように思いますけど。

実は違うんですね。

、、、、

管理者は、お客様に起き上がり動作を強要することはありません。

できない、大変な方には介助しますけど

通常の対応のあとには、お客様は、非常にラクに起き上がりをしていただけるように

なっていますので、動作練習は一切しません。

で、問題は、お客様に起き上がりをしてもらっているとき

専門職は、何を確認しているのか?

そこには、実は重心移動がどの程度スムースにできているのか?

という客観的な事実の検証が抜けているんですね?

????

で、問題は、ラクに起きられるような動作になっているか?

時間がかからないようになっているか?

もっとも、その時点で、重心が後方に残っているかどうか?

そのあたりまで確認していただければいいんですけどね。

なかなか、そういう専門職の対応は見たことがありません。

????

なぜかといえば、専門職は、お客様の後方から介助することをしないからなんです。

ま、そういう専門職がほぼ100パーセントであると思います。

????

再度、申し上げておきます。

お客様が起き上がりが困難であるのは

重心が後方に残された状態であるからなんです。

その原因を明らかにして、どの程度、起き上がりに対して後方に

重心が残っているのか?

そのことを日々、チェックしていかなければ、本当にお客様の

起き上がり動作の実施の大変さを自分自身の感覚として理解できないんですね。

ま、よくわからなくても結構ですけどね。

管理者は、必ず、お客様の起き上がりの際には

背中に手をあてて、どの程度、身体の重さを手に受けるか

ほとんどの状況において、実施しているんです。こういうのを日常の評価とすべきです。

ま、このくらいにしておきますね。では。

基本的動作練習( 3 / 8 )

動作練習に関して 立ち上がり

立ち上がり動作ということでは、特に皆さんにしてみれば

何がいけないのか?

なかなかイメージしにくいと思いますけどね。

結構、奥の深いものがあると考えています。

????

ここでは2つほど書いておきますけどね。

ひとつは、お客様の立ち上がったときの姿勢、つまり立位姿勢ですけど

腰が引けてしまうという人、膝が曲がってしまう人

場合によっては、足の踵さえ浮いてしまっているような人がおられます。

いえいえ、立ち上がり動作ということですけどね。

その練習に関して、現場で専門職が指導しているときの様子です。

当然ですけど、平行棒などを使っての対応ということです。

ま、もう少し状態が良いお客様

つまりは、移乗動作などの練習ができているとして実際に

行っている人の立位の姿勢でも同様な状況があると思うんですね。

、、、、

、、、、

つまりは、しっかりと立ち上がるということが、本来は、できるだけ腰の伸びた姿勢

どちらかといえば、解剖学的な基本姿勢としての立位に近い立ち方ができ

しかし、バランス、動きやすさなど総合的にはいわゆる

機能的立位姿勢になっているのが望ましいと思うんですね。

????

ですから、何がダメなのか?

ということですけど、リハビリの現場では、立位姿勢ということも

しっかりと腰が伸びる対応をできていないがために

良い姿勢で立位を保てないのにもかかわらず、立ち上がりを先に行ってしまうんですね。

こういうことが、非常に忌忌しき状態をさらに強化していくと思っています。

、、、、

ま、わからない人は、このまま読む流してくださいね。

、、、、

もうひとつ書いておきますけど。

先ほど、平行棒を引き合いに出しましたけど

ダメなリハビリの立ち上がりというのは

実は、平行棒でも、棒に水平に立つか

あるいは垂直方向に立つかという問題があります。

????

ですから、平行棒において、両手で棒を支持する方向で立つのと

一方の棒に両手で支持して立つ、つまりは廊下の手すりのようなものを

イメージしてほしいんですけどね。

そういう立ち方です。鉄棒みたいに考えていただきたいわけです。

、、、、

どちらが、お客様が立ち上がったときに、より足のつま先に対して

荷重ができるか?

いいかえれば、身体の重心をいかに前方に移動させられるか?

ということです。

で、だめなリハビリとしては、当然ですけど、ただ、両手で鉄棒や手摺に

つかまるような立ち方を平気でさせています。

????

実は、そういう立ち方は、単に上肢の引き込みを強くしてしまい

しかし、身体の重心は後方に残ってしまっているんですね。

それでも立ち上がっていることには変わりないように見えますから

誰も、あんまり問題にしないんですけどね。

実は、意味のないことをしているとしか思えないんです。

ま、他にもいくらでもあるんですけど、いったんはこのくらいにしておきます。

では。

一読瞭然 良いリハビリ 悪いリハビリ300の有料書籍です。
書籍を購入することで全てのページを読めるようになります。
一読瞭然 良いリハビリ 悪いリハビリを購入
M-CCアドバイザー 寅 加太夫
一読瞭然 良いリハビリ 悪いリハビリ
3
  • 300円
  • 購入