算命学余話 #R25

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算命学余話 #R25 (page 1)

 震災から六年が経ちました。復興事業は進んでいるところもあれば進みの遅いところもあり、進むことを諦めたところもあり、いずれも震災直後の予想とは違ったものになっているようです。それは復興に実際に取り組んだ人々がそれぞれ違った人々であり、やる気や能力の高い集団もあれば、低い集団もある。住んでいる土地の違いもあれば、家族構成の違いもある。危機意識の違いもあれば、商売意欲の違いもある。過去にこだわる人もいれば、未来を見つめている人もいる。そういった諸々が絡み合って、復興事業というものは進んだり進まなかったり、後退したり曲がったりして、しかし同じ六年という時を刻んできました。
 算命学ではこの世を空間と時間の二種類に分け、空間を十干で、時間を十二支で表現しています。そして空間すなわち十干には人それぞれの偏りがあるが、時間すなわち十二支は万人が等しく享受するものだと考えています。同じ時間を生きる我々は、どの空間に生きるかで人生の色合いを変えるのです。
 原発事故により一部の空間には人が住めなくなりました。もともとその空間に暮らしていた人々は、今よその土地で避難民として暮らしています。そのことにより、震災直後には予想されなかった様々な軋轢が生まれています。原因は、彼らが本来持っていた空間を失ったことに由来します。ではなぜ彼らは空間を失うことになったのか。
 
 今回の余話のテーマは、こうした日常的でありながらあまり目を向けることのない原因と結果の関係性についてです。
 前回の余話#R24玄は、そもそも算命学とは何を目指して生まれたものか、日常生活にどのように活用できるものなのかといった話を取り上げましたが、鑑定技法に触れなかったにもかかわらず意外にも多くの読者に読んで頂けました。今回の余話もこうした思想や根本理念に関する話題ですが、震災六年に際してあまり耳ざわりの良くない内容になりますので、購読料を上げております。
 前回の余話を興味深く読んで頂けた方には引き続き関心をそそる内容かと思いますが、人は努力さえすれば全員が幸せになれるといったおめでたい考えから離れられない人には、受け入れがたい内容となっております。しかしこれが受け入れられないということは、算命学の思想をも受け入れられないということです。
 一方、算命学をよくご存知の方には、改めて読む必要もないかもしれません。こうしたことを念頭に入れてお読み下さい。
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