算命学余話 #R23

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算命学余話 #R23 (page 1)

 前回の余話では、人はそれぞれの価値観で自然にしたいと思うことをして生きてよいのだ、という算命学の基本的な考え方を述べました。鑑定依頼者の中には、こうした算命学の見解を盾にとって、人間は他者に配慮することなく自分勝手に生きていいはずだと主張する人もしばしば見受けられるのですが、もちろん算命学は他者に配慮しなくていいなどとは言っていません。

 他者との交流、つまり気の対流を重視する算命学は、人が他者との交流を忌避して孤立することを危険視し、その孤立の元となる傍若無人な振舞いを戒めています。自由と放恣は違うのです。自由に振舞うことは必ずしも他者を遠ざけませんが、放恣や自分勝手は他者を不快にさせ遠ざけるため、そのことにより気の交流を減退させ、更に陰陽五行の循環を停滞させ、最終的には早期の淘汰へと導きます。
 早期の淘汰つまり寿命に満たない死とは、運勢が下降した先の終着点ですから、運勢を上げたいと運勢鑑定を依頼する人がそんな転落を望んでいるはずがありません。当然運勢を向上させたいと思って依頼しに来るのです。運勢を向上させるためには、自由に生きることは奨励されても、他者を害し遠ざけてまで勝手気ままに振舞ってはならない。前回の余話の内容を曲解されることもあるかと思い、ここに念を押しておきます。自由と放恣は別物です。
 
 さて今回の余話はスローペースで進んでいる守護神です。冬の乙木生まれの守護神について、その自然風景から何を恩恵とするのかを考えてみます。今回で乙の守護神は全て出尽くしますが、その前の甲の守護神と合わせてみれば、木性の陰陽の違いや生まれ月の気候の差によって守護神が微妙に違ってくることがよく判るかと思います。守護神論とは全てこのような思想に則って形成されているので、勘のいい方は説明がなくとも他の干の守護神を概ね言い当てることができるかと思います。守護神の解説はこの通りのんびり進みますので、先を急ぎたい方は算命学の基礎を元にご自分で考えた方が早いかもしれません。そういう訓練もまた算命学理解の助けになることでしょう。
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