算命学余話 #U93

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算命学余話 #U93 (page 1)

 余話#U87の「火母に従う」で取り上げたように、土性というのは地球そのものであり、木火土金水のうちでも特殊な性質を帯びています。地球には引力があり、これを人に置き換えれば魅力となるわけですが、魅力ある人物に結果的に何が集まるかといえば、愛情や関心という答えは子供向けです。大人を相手とする算命学はずばりカネであると定義し、愛情は金銭に変換可能というミもフタもない前提で宇宙を読み解きます。
 愛情を金銭で量るなんて中国らしい即物的発想だと思われるかもしれませんが、日本にだって鋭い格言があります。「カネの切れ目が縁の切れ目」。全くみもふたもない言い草ですが、真実を表しています。昨今珍しくもなくなっている離婚を見て下さい。結局何で解決しているか。納得いく手切れ金で夫婦関係は清算されるのです。もめるのは手切れ金の額が妥当でないと当事者が思うからです。これが隠しようのない事実なのです。
 
 さて離婚訴訟に限らず、相続をめぐっても世の中に争いは絶えません。金銭訴訟のほとんどが身内で生じている現実を見ても判るとおり、算命学もまた金銭が骨肉の争いを招く元凶だと考えています。金銭は土性のテリトリーですから、言い換えれば土性の引力が親族間の熾烈な争いを招いているというわけです。宇宙に置き換えれば、強力な引力を持つ巨大天体に無数の小天体が引き寄せられ、互いに衝突し合っている状態です。引力さえなければ天体衝突はなかった。カネさえなければ親族は集結することもなく、互いに離れて仲良く暮らせた。そういうことです。
 というわけで、今回のテーマは骨肉の争いについてです。骨肉の争いを引き起こす典型的な命式というのがあるので、それを紹介しますが、上述のとおり骨肉の争いには必ず金銭が噛んでおり、それはとりもなおさず土性の影響ということです。今回とりあげる典型的な命式以外にも骨肉の争いを起こす命式や後天運はあるので、あくまでどういうメカニズムでトラブルが生じ、或いは回避の手立てはあるかという点について、考えてみます。
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