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完結

悪魔の手引き

貴村のりこ
500円
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 これらの4作品は、人間の二面性や欠落したイメージ力についてハッと何かを気付かせてくれるもの。
 「悪魔の手引き」は、人生の途中で、普段は意識されていない〝潜在意識世界〟が、或る時突然表に現れることがある。
 しかし、通常はバランスが保たれているため具現化することはないが、なにかのはずみでアンバランスになった時果たしてどういう行動に……?
 この微妙な心理状態を描いたショートストーリー。
★《天使の使命》
 世間を騒がせた悪魔と、次に現れた「天使」の存在理由が明かされるシーンです。
 ここでは、人間の弱さ、集団心理など、人間意識が如何に脆弱かを示唆する。
★《乱夢抄》
 小さな脳細胞を駆使して、今や大自然を制覇したような思考回路を備えてしまった現代人の群れ。そんな小さな且つ傲慢な人間に対し大自然は容赦なく襲いかかってくる。
 刹那的な「文明開化」でイメージ力が鈍化し、結果として、のぼせ上がってしまった。これが、如何に滑稽であるかを見せつけている。
★《時空ドーム》
 近い将来、文明が飽和状態を迎え、数々の欲望の産物が地球上に造られ、結果として人間本来の五感が衰退してしまう。その結果、人類総白痴化現象が蔓延。知能を蝕む電子機器 により、豊かな自然が崩壊を迎えた。
 地球人たちは慌てふためき、数々の自然災害から逃れるため巨大なドームを建設。その中で、カイコのような生活を余儀なくされることになった。果たしてその結末は?
 

目次 - 全60P

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